ゼインアーツから登場した「トードテーブル」は、キャンプサイトのシステム化を一段階引き上げる革新的なアイテムです。洗練されたデザインはもちろん、スノーピークのフラットバーナーを組み込める拡張性の高さが最大の魅力です。
キッチンとダイニングをシームレスにつなぎ、雑多になりがちなテーブル周りを劇的に整理してくれます。今回は、このトードテーブルの機能と魅力を深掘りします。
ゼインアーツのトードテーブルに非常に近いコンセプトを持つIGT互換のかっこいいテーブル
フラットバーナーなどのビルトインができ、バーナーデッキの高さ調節も可能で使いやすい!
ゼインアーツのトードテーブルはキャンプの作業台をどう変える?
トードテーブルは、単なる食事用のテーブルではなく、調理から団らんまでを一気通貫でこなす「司令塔」のような役割を果たします。従来のキャンプでは調理台と食卓を別々に用意することが多かったですが、このテーブルはそれらを一つに統合できます。
アルミとスチールの堅牢なフレームに、必要なパーツを自在に組み替えることで、自分にとって最も使いやすい理想のワークスペースを構築できるのが特徴です。
フラットバーナーと組める設計が強み
トードテーブルの最も大きな特徴は、天板の一部を取り外してスノーピークの「フラットバーナー」をぴったりと収められる点にあります。いわゆる「IGT規格(アイアングリルテーブル)」に準拠した設計になっており、バーナーをセットしても天板が完全にフラットな状態を保てます。
これにより、調理しながらそのまま同じテーブルで食事を楽しむという、無駄のない動線が完成します。
バーナーを組み込めることで、カセットコンロをテーブルの上に置く際に生じる「段差」や「デッドスペース」が解消されます。鍋料理や焼肉なども、食卓と同じ高さで調理できるため、座ったままの姿勢で楽に作業が進められます。
また、ガス缶をフレームサイドに吊り下げられる設計も配慮されており、足元が煩雑にならない点も非常に優秀です。システマチックなキッチンを求めるキャンパーにとって、この一体感は大きな感動を与えてくれます。
天板の使い勝手と拡張しやすさ
トードテーブルの天板は、取り外し可能な複数のパネルで構成されています。標準のアルミ天板だけでなく、オプションのウッドボードを組み合わせることで、無機質なメタル感に温かみをプラスするなど、好みのスタイルにカスタム可能です。
パネルを抜いた場所にはバーナーだけでなく、専用の「スライドボックス」を設置して調味料やカトラリーを収納することもできます。
さらに、フレームのサイドにはハンガーレールが備わっており、シェラカップやトングなどを直接掛けておくことが可能です。別売りの「ツールラック」を装着すれば、よく使う調理器具を目の届く場所に吊るして、まるでお店のキッチンのような機能美を実現できます。
使う人数や料理の内容に合わせて、その場でレイアウトを自由に変更できる柔軟性こそが、トードテーブルが「作業台」として高く評価される理由です。
サイズ感と積載の相性を見ておく
トードテーブルの展開サイズは、横幅が約86cm、奥行きが約44cmとなっており、デュオキャンプ(2人)ならメインテーブルとして、グループならサイドキッチンとして最適な大きさです。
高さは約66cmの通常モデルと、ロースタイルに特化した「ロートードテーブル(高さ約40cm)」の2種類が展開されています。自分の持っているチェアの座面高に合わせて選ぶことで、より快適な作業環境が整います。
積載面に関しては、天板とフレームが分離する方式を採用しているため、収納時は非常にフラットになります。厚みが抑えられるため、車のトランクの隙間に差し込むような積み方が可能です。
ただし、アルミとスチールの複合素材を使用しているため、総重量は約5kg〜6kg程度あります。超軽量というわけではありませんが、その分設営時の安定感は抜群で、調理中の揺れや不安感が少ないのも、道具としての信頼感に繋がっています。
合う人・合わない人の分かれ目
このテーブルが向いているのは、「サイトの整理整頓にこだわりたい人」や「調理と食事を一つの場所で完結させたい人」です。
特に、すでにフラットバーナーを愛用している方にとっては、これ以上ない選択肢になります。また、ゼインアーツらしいミニマルで洗練されたデザインは、どんなテントサイトにも馴染み、一気にプロっぽい雰囲気を演出してくれます。
一方で、とにかく軽量・コンパクトを最優先にするバックパッカーや、設営に1分もかけたくないという超簡易スタイルを求める方には、少し工程が多く感じられるかもしれません。
トードテーブルは、じっくりと腰を据えてキャンプを楽しむための「拠点」を作る道具です。自分のキャンプスタイルが「居住性の追求」にあるのか、それとも「機動力の追求」にあるのかを照らし合わせることで、このテーブルの真の価値が見えてくるはずです。
ゼインアーツ トードテーブルのポテンシャルを引き出す!おすすめ拡張アイテム5選
ゼインアーツの「トードテーブル」は、そのままでも美しいデザインですが、IGT(アイアングリルテーブル)規格との互換性を活かすことで真価を発揮します。
特にスノーピークのフラットバーナーとの組み合わせは「システムキッチン」のような利便性を生み出し、キャンプでの調理効率を劇的に向上させてくれます。
スノーピーク(snow peak) フラットバーナー GS-450R
トードテーブルの天板を1ユニット分取り外してセットできる、相性抜群のシングルバーナーです。
天板とフラットに収まるため、調理スペースを広く活用でき、シンプルながらも強力な火力でメインの熱源として活躍します。
| メーカー/リンク | スノーピーク (snow peak) 公式サイト |
| 規格 | IGT 1ユニットサイズ |
| 出力 | 3,000kcal/h |
| 重量 | 1.9kg(収納ケースを除く) |
| 特徴 | ゴトクが低く設計されており、風の影響を受けにくく安定した調理が可能。 |
ラーテルワークス (RATEL WORKS) IGT 互換 天板 ウッドパネル
トードテーブルの天板デザインを損なわず、1ユニット分を分割して使用できるウッドパネルです。
天然木を使用した高級感のある仕上がりで、スノーピークのフラットバーナーなどと組み合わせた際の隙間を埋めるのに最適です。
| 商品名 | ラーテルワークス (RATEL WORKS) IGT 互換 天板 ウッドパネル |
|---|---|
| 特徴 | トードテーブルの雰囲気に馴染む天然木。1ユニットサイズで自由に配置可能。 |
| メーカーリンク | ラーテルワークスの公式サイト |
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ Range ST-340
ゼインアーツ純正オプションの「バーナーデッキ」を使用することで、トードテーブルにビルトイン可能になる定番バーナーです。
フラットバーナーよりもさらにコンパクトで設営が早いため、朝食やコーヒータイムなど、手軽に火を使いたい時のサブ機としても非常に優秀です。
| メーカー/リンク | SOTO(新富士バーナー) 公式サイト |
| 火口径 | 66mm(大型火口) |
| 出力 | 2,800kcal/h |
| 特徴 | マイクロレギュレーター搭載で、冬場でも火力が安定しやすい。 |
| 備考 | トードテーブルへの埋め込みには別途「バーナーデッキ」が必要。 |
スノーピーク(snow peak) IGTトレー 1ユニット
トードテーブルのわずかな隙間(1ユニット)を埋めるのに最適な、ステンレス製の純正トレーです。
小物の整理や調味料置き場として重宝し、1ユニットという絶妙なサイズ感により、デッドスペースを機能的な収納場所へと変えてくれます。
| メーカー/リンク | スノーピーク (snow peak) 公式サイト |
| 規格 | IGT 1ユニットサイズ |
| 材質 | ステンレス |
| サイズ | W125×D360×H15mm 350g |
| 特徴 | 信頼の国内メーカー品質。フラットバーナーと並べても隙間なく美しく収まる。 |
PRIMUS(プリムス) ガスカートリッジホルダー レッド PCHR
ガス缶(OD缶)の底部に取り付けて、バーナー使用時の安定性を飛躍的に高める折りたたみ式のスタンドです。
不整地での調理はもちろん、フラットバーナーなどのビルトイン時にもガス缶を自立させて安定させたい場合に役立ち、軽量かつコンパクトなので持ち運びも苦になりません。
| メーカー/リンク | イワタニ・プリムス (PRIMUS) 公式サイト |
| 対応サイズ | 110 / 250 / 500タイプのOD缶 |
| 材質 | プラスチック |
| 重量 | 約29.5g |
| 特徴 | 三本脚の先端に滑り止めラバー付き。コンパクトに折りたたみ可能。 |
ゼインアーツのトードテーブル周りで揃えたいおすすめアイテム
トードテーブルはそのままでも優秀ですが、オプションパーツを組み合わせることで真価を発揮します。ゼインアーツ純正の拡張アイテムを中心に、揃えておきたいラインナップをまとめました。
| 商品名 | 特徴 | 役割 | 公式リンク |
|---|---|---|---|
| TOAD TABLE | メインとなるシステムテーブル | ベースユニット | ゼインアーツ公式 |
| LOW TOAD TABLE | 高さを抑えたロースタイル版 | ローベース | ゼインアーツ公式 |
| TOOL RACK | フレームに装着するハンガー | 調理器具吊り下げ | ゼインアーツ公式 |
| SHELF | 下段に設置する棚板 | 収納スペース拡張 | ゼインアーツ公式 |
| WOOD TOP BOARD | 質感の良い天然木天板 | デザイン・耐熱 | ゼインアーツ公式 |
| SLIDE BOX | 天板下に収まる収納箱 | 小物・カトラリー入れ | ゼインアーツ公式 |
TOAD TABLE トードテーブル
全てのベースとなるメインモデルです。高さ66cmのハイスタイル設定は、立ち作業もしやすく、一般的なアウトドアチェアと合わせても「食事のしやすさ」が際立ちます。天板を6枚のパネルで構成しており、そのうち2枚を外すとフラットバーナーが1ユニット分収まります。アルミ製天板は熱いものを置いても変形しにくく、タフに使い倒せるのが魅力です。
LOW TOAD TABLE ロートードテーブル
最近のキャンプシーンで主流となっているロースタイル(高さ40cm)に特化したモデルです。焚き火を囲むような低い視線でのキャンプにぴったりで、ヘリノックスなどのローチェアとの相性が抜群です。機能は通常モデルと共通ですが、足元がよりコンパクトにまとまるため、ソロキャンプのメインテーブルとしても非常に人気があります。
TOAD TABLE TOOL RACK トードテーブルツールラック
テーブルのサイドフレームに差し込んで使用する専用ラックです。トング、レードル、シェラカップなどを目の高さに近い位置に吊るしておけるため、調理中の「あれどこだっけ?」がなくなります。縦の空間を有効活用できるため、天板の上が常にすっきりと片付いた状態をキープでき、作業効率が格段にアップします。
TOAD TABLE SHELF トードテーブル シェルフ
脚フレームの間に設置する下段棚です。ここによく使うクッカーや食器を置いておけば、食事中に席を立つ回数が減ります。また、地面に直接置きたくない荷物の一時置き場としても重宝します。テーブル全体の剛性を高める役割も果たしており、これがあるだけでキャンプサイトの「生活感」を隠しつつ、収納力を倍増させることができます。
TOAD TABLE WOOD TOP BOARD 2pcs トードテーブル ウッドトップボード 2pcs
標準のアルミ天板と入れ替えて使用する木製の天板です。金属のクールな印象に、木の温かみが加わることで、サイト全体の雰囲気が一気に柔らかくなります。2枚セットになっており、サイドに配置したり、バーナーの隣に置いたりとレイアウトを楽しめます。上質な木材を使用しているため、使い込むほどに風合いが増していくのも楽しみの一つです。
TOAD TABLE SLIDE BOX トードテーブル スライドボックス
天板の一部をこのボックスに入れ替えることで、テーブル一体型の引き出しが完成します。迷子になりがちなライター、カトラリー、調味料などを収納しておくのに最適です。蓋をすればそのまま天板としても機能するため、収納を増やしながらもフラットな作業スペースを維持できます。システマチックなキャンプを目指すなら外せないアイテムです。
トードテーブルを使いやすくする配置とカスタムのコツ
トードテーブルは非常に自由度が高い反面、どう配置すれば最も効率的なのか迷うこともあります。特に火気を扱うバーナーとの組み合わせや、限られたスペースを最大限に活かすレイアウトには、ちょっとしたコツが必要です。使い勝手をさらに向上させ、長く綺麗に使い続けるための実践的なアイデアをご紹介します。
フラットバーナーを組むときの注意点
フラットバーナーをセットする際は、ガス缶(OD缶)の配置に気を配りましょう。トードテーブルのフレームにはガス缶を引っ掛けるための専用穴やレールがありますが、調理中に足が当たらない位置、かつ交換がしやすい場所を選ぶのがポイントです。
また、バーナー周辺は熱を持つため、隣接する天板にウッドボードを置く場合は、火力が直接当たらないよう少し余裕を持たせると安心です。
設営時には、必ず地面の水平を確認してください。テーブルが傾いていると、バーナーに乗せた鍋が滑ったり、油が一方に偏ったりして危険です。
トードテーブルには脚の微調整機能はありませんが、地面を少し整えるか、厚板などを挟んで調整することで、安全な調理環境が整います。バーナーを組み込んだ「システムキッチン」としての快適さを、まずは安全第一で構築しましょう。
手元が散らからないレイアウト例
おすすめのレイアウトは、中央または片側の端にバーナーを配置し、そのすぐ隣を作業スペースにする構成です。例えば、右側にバーナーを置き、左側の天板をウッドボードにすれば、右で加熱し、左で盛り付けるというスムーズな流れができます。
ツールラックはバーナーの反対側に設置すると、吊るした道具が火の熱に晒されず、汚れも付きにくくなります。
さらに、天板下のシェラカップレールには「今すぐ使うもの」を掛け、下段のシェルフには「後で使う予備の食器」を置くといったように、使用頻度による階層分けを行うと、テーブルの上が常に美しく保たれます。
スライドボックスをカトラリー専用にしておけば、食事の準備も一瞬で完了します。自分の利き手や調理の癖に合わせて、パネルの1枚単位から最適解を探るのがトードテーブルを使いこなす醍醐味です。
キズ・汚れ対策とメンテの要点
トードテーブルのフレームは塗装が美しく施されていますが、金属同士が擦れると傷がつきやすい側面もあります。特にツールラックなどの装着時は、優しく差し込むようにしましょう。
汚れについては、アルミ天板であれば調理後に中性洗剤を含ませた布で拭き取るだけで簡単に綺麗になります。油汚れを放置すると塗装にダメージを与える可能性があるため、撤収前のひと拭きが重要です。
ウッドボードについては、天然木のため定期的にオリーブオイルや専用のワックスでメンテナンスをすると、乾燥による割れを防ぎ、風合いがより深まります。
もしアルミ天板に頑固な焦げ付きができた場合は、金属たわしなどは使わず、重曹水などで浮かせてから柔らかいスポンジで落とすようにしましょう。丁寧なメンテナンスが、ゼインアーツ製品の持つ高級感を長く維持する秘訣です。
収納サイズと持ち運びの工夫
トードテーブルは分解して収納するため、パーツが多くなりがちです。紛失を防ぐために、専用の収納ケース(別売りや付属のもの)を活用し、パズルを解くように決まった順序でパッキングする癖をつけましょう。
特に天板同士が直接重なると移動中の振動で傷がつくことがあるため、薄い布や緩衝材を1枚挟むだけで、美しい質感を守ることができます。
持ち運ぶ際は、フレームの重量バランスに注意してください。片手で持つよりも、両手でしっかりと抱えるか、肩掛けができるバッグに入れると負担が少なくなります。
車載時は、重いアルミコンテナなどの下敷きにならないよう、トランクの上部や側面に立てて積むのが理想的です。コンパクトになる特性を活かしつつ、繊細なパーツを守るような積み込みを心がけることで、キャンプ場に到着してすぐに気持ちよく設営を始められます。
ゼインアーツのトードテーブルを後悔なく選ぶポイント
トードテーブルは、これからのキャンプスタイルをよりスマートで豊かにしてくれる最高の投資になります。単なる「台」としてではなく、自分のキャンプ時間をデザインするための「システム」として捉えることで、その魅力はさらに増していきます。
ハイスタイルかロースタイルか、どのオプションを足すのか。自分の理想とするキャンプの風景を想像しながら、じっくりと選んでみてください。
高品質な素材と計算し尽くされた機能美は、手にするたびに、そして使うたびに「買って良かった」と思わせてくれる満足感を与えてくれます。
ゼインアーツの哲学が詰まったこのテーブルを迎え入れ、次のキャンプでは一段と洗練された、心地よいキッチンダイニングを完成させてみませんか。きっと、アウトドアでの料理や食事が、今まで以上に楽しく、特別な体験へと変わるはずです。

