テントのお座敷スタイルを快適にする選び方の4つの基準とおすすめ6選

キャンプの楽しみ方は多様化していますが、今最も注目されているのが「テントでお座敷スタイル」を楽しむスタイルです。靴を脱いで広々とした空間でくつろぐこのスタイルは、まるで自宅のリビングが自然の中に現れたような開放感と安心感をもたらしてくれます。

特にお子様連れのファミリーや、冬の寒さ対策を重視するキャンパーにとって、地面の冷気を遮断しつつ足を伸ばせるメリットは非常に大きいものです。今回は、失敗しないアイテム選びからおすすめの商品、そして快適に過ごすためのコツまで、専門家の視点で詳しく解説していきます。

床で過ごすお座敷スタイル!椅子を使わないから荷物が減らせるのでキャンプにおすすめ

目次

テントでお座敷スタイルを楽しむための選び方

シートの縁の高さで選ぶ

お座敷スタイルを導入する上で、最も重要な要素の一つがシートの「縁(エッジ)」の高さです。一般的なレジャーシートとは異なり、お座敷スタイル専用のフロアシートには、四辺が立ち上がる構造になっているものが多く存在します。この縁の高さが、キャンプの快適性を左右するといっても過言ではありません。

まず、縁が高いことの最大のメリットは、砂や土、虫の侵入を物理的に防げる点です。キャンプ場では風が吹くと想像以上に細かい砂が舞い込みますが、10cm〜15cm程度の立ち上がりがあるだけで、シート内部を清潔に保つことができます。特にお子様がシートの上で寝転がったり、食事をしたりする場合、この数センチの壁が衛生面での大きな安心材料となります。

また、雨天時の浸水対策としても縁の高さは重要です。テントの入り口付近に雨水が溜まった際、フラットなシートでは簡単に水が流れ込んでしまいますが、縁が自立しているタイプであれば、少々の水の侵入はブロック可能です。ただし、縁が高すぎると出入りの際に足を引っ掛けやすくなるため、自分のキャンプスタイルに合わせた最適なバランスを見極める必要があります。

設営場所のサイズを優先する

次に考慮すべきは、使用するテントのリビングスペースに対する「サイズ感」です。お座敷スタイルを成功させるコツは、シートを敷くスペースと、靴を脱ぎ履きする「土間」のスペースをいかにバランスよく配置するかにあります。テントのフロア全面をシートで覆ってしまうと、雨の日に靴を置く場所がなくなり、結果としてシートの上が汚れてしまう原因になります。

理想的なのは、テント内の2/3から3/4程度をお座敷にし、残りを土間として活用する構成です。そのためには、ご自身が所有しているテントの有効面積を正確に把握する必要があります。

特に2ルームテントやシェルターの場合、ポールや構造によって四隅がデッドスペースになりやすいため、記載されている最大寸法よりも一回り小さいシートを選ぶ方が、設営時にシワが寄らず綺麗に収まります。

また、複数のシートを組み合わせて使う場合は、重なり部分からの浸水やズレに注意が必要です。最初から専用のサイズが用意されているメーカー品を選ぶか、あるいは汎用性の高いスクエア型のシートを、テントの形状に合わせて折り曲げて使用するテクニックも有効です。いずれにせよ、事前のシミュレーションが「お座敷の完成度」を左右します。

防水性と断熱性の高さを重視

お座敷スタイルにおける最大の敵は、地面からの「湿気」と「冷気」です。どれほどデザインが優れていても、座っている間にお尻が湿ってきたり、底冷えしてしまっては台無しです。そこで重要になるのが、素材の耐水圧と断熱性能です。特に地面が湿っている場合、人間の体重がかかることで水分がシートを通り抜けてくることがあり、これを防ぐには高い耐水圧(目安として1,500mm〜2,000mm以上)が求められます。

また、断熱性についても妥協は禁物です。秋から春にかけてのキャンプでは、地面の温度は想像以上に低くなります。薄いシート一枚では冷気がダイレクトに体に伝わり、体力を消耗させてしまいます。

厚みのあるPE(ポリエチレン)素材や、裏面にアルミ加工が施されたもの、あるいはクッション性の高い発泡素材がラミネートされたシートを選ぶことで、座り心地と保温性を同時に確保できます。

さらに、防水性が高いシートは汚れが落ちやすいという副次的メリットもあります。飲み物をこぼしたり、泥がついたりした際も、表面が撥水加工されていればサッと拭き取るだけでメンテナンスが完了します。長時間の滞在を前提とするお座敷スタイルだからこそ、目に見えない「機能性」に投資することが、最終的な満足度につながります。

メンテナンスのしやすさで選ぶ

最後に忘れてはならないのが、キャンプ終了後の「メンテナンス」のしやすさです。お座敷スタイルは地面に直接広範囲のシートを敷くため、撤収時には裏面が泥や草、湿気で汚れていることがほとんどです。この汚れをいかに効率よく落とし、乾燥させられるかが、次回のキャンプへのモチベーションを左右します。

具体的には、裏面が滑らかなPVC加工や撥水コーティングされているものを選ぶと、雑巾で拭くだけで汚れが落ちやすいためおすすめです。逆に布製や起毛素材が露出しているタイプは、肌触りは良いものの、汚れを吸着しやすく洗濯や乾燥に手間がかかるというデメリットがあります。使用シーンに合わせて、耐久性と手入れのしやすさのバランスを考慮しましょう。

また、収納サイズと重量も重要なチェックポイントです。機能性を求めて厚手のものを選びすぎると、積載スペースを圧迫し、持ち運びが苦痛になることもあります。最近では、高い断熱性を持ちながらもコンパクトに折り畳める高機能な素材も増えています。ご自身の移動手段や収納環境を考慮しつつ、無理なく扱えるアイテムを選ぶことが、お座敷スタイルを長く楽しむための秘訣です。

お座敷スタイルに最適なテント用品6選

【コールマン】リビングフロアシート300W

お座敷スタイルの代名詞とも言える、コールマンのロングセラー商品です。四隅が立ち上がる「縁」の構造が非常にしっかりしており、砂や虫の侵入を強力にガードします。300cm四方の広々としたサイズは、ファミリーキャンプのメインリビングに最適です。

商品名リビングフロアシート/300W
価格帯12,000円〜15,000円
特徴縁の立ち上がり機能、コーナーループ付き
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【ロゴス】お座敷スタイル用リビングプラス

テント内のリビングスペースに「プラス」することで、快適な土足厳禁エリアを作り出せるアイテムです。ロゴスらしい耐久性の高い素材を使用しており、地面からの湿気をしっかりシャットアウト。落ち着いたカラーリングで、どんなテントとも相性が良いのが特徴です。

商品名お座敷スタイル・リビングプラス
価格帯8,000円〜10,000円
特徴連結可能なシステム、高い防水性能
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【オガワ】PVCマルチシート|完全防水仕様

「絶対に浸水させたくない」というプロ志向のキャンパーから支持されているのが、オガワのPVCマルチシートです。非常に厚手で重厚感のあるPVC素材は、岩場のようなゴツゴツした地面でも破れにくく、完全防水に近い性能を誇ります。一生モノのシートを探している方に最適です。

商品名PVCマルチシート
価格帯10,000円〜20,000円(サイズ別)
特徴圧倒的な耐久性と防水性、専用設計の豊富さ
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【DOD】カマボコテント用マットシートセット

DODの人気テント「カマボコテント」シリーズにジャストフィットする専用設計のセットです。グランドシートと、お座敷で使うためのインナーマットがセットになっており、これ一つで最高に快適な寝床とリビングが完成します。サイズ選びに迷いたくない初心者の方にもおすすめです。

商品名カマボコテント用マットシートセット
価格帯15,000円〜18,000円
特徴テント別専用サイズ、厚手のクッション性
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【キャプテンスタッグ】キャンピングマット

コストパフォーマンスを最優先するなら、キャプテンスタッグのマットが優秀です。お座敷スタイルのベースとして敷くだけでなく、その上にラグを重ねることで、格安で高断熱なフロアを作り出すことができます。軽くて持ち運びが楽なのも大きなメリットです。

商品名キャンピングマット(フォールディングマット)
価格帯2,000円〜4,000円
特徴抜群のコスパ、軽量コンパクト収納
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【フィールドア】リビングフロアシート|縁自立タイプ

手頃な価格ながら、しっかりとした縁の自立機能を備えたフィールドアのシートです。バスタブ構造を安価に導入したい方に人気で、サイズバリエーションも豊富なため、ソロキャンプから大型シェルターまで幅広く対応可能です。汚れを気にせずガンガン使えます。

商品名リビングフロアシート(バスタブ型)
価格帯5,000円〜7,000円
特徴縁が自立する構造、豊富なサイズ展開
公式サイト公式サイトはこちら

テントのお座敷スタイルを比較する際の基準

壁面の立ち上がり機能の有無

お座敷スタイル用のシートを比較する際、まずチェックすべきは「バスタブ構造」と呼ばれる壁面の立ち上がり機能の有無です。これは、シートの四辺が数センチから十数センチほど上向きに固定できる仕組みを指します。この機能があるかないかで、キャンプの快適性は劇的に変わります。特に風が強い日や、ペットと一緒にキャンプを楽しむ場合、壁面があることで外からのゴミの混入を最小限に抑えることができます。

立ち上がり機能の方式もメーカーによって異なります。四隅のボタンで留めるタイプ、内蔵されたワイヤーや芯材で自立するタイプ、あるいはペグダウンによってテンションをかけて立ち上げるタイプなどがあります。設営のしやすさを重視するなら、芯材が入った自立タイプが便利ですが、収納時にかさばる傾向があります。逆に、ボタンやペグで調整するタイプはコンパクトに収納できる反面、綺麗に立ち上げるには少しコツが必要です。

また、立ち上がりの「高さ」にも注目してください。10cm程度あれば一般的な砂の侵入は防げますが、豪雨時の跳ね返りや、よりプライベート感を高めたい場合は15cm以上の高さがあるモデルが有利です。ただし、壁が高くなるほど出入りの際に「またぐ」動作が大きくなり、小さなお子様が躓くリスクも考慮しなければなりません。ご家族の構成や、よく行くキャンプ場の環境に合わせて選択するのが賢明です。

地面からの冷気遮断性能

お座敷スタイルにおける快適さの核心は「足元の温度」にあります。地面からの冷気は、私たちが想像する以上に体温を奪い、特にお座敷スタイルでは床面に接する面積が広いため、冷気遮断性能(断熱性)が生命線となります。比較の際は、素材の厚みだけでなく、その構造や加工をしっかりと確認しましょう。

最も基本的なのは、ポリエチレン(PE)やポリエステルにPVC加工を施したシートですが、これら一枚では冬場の冷気を完全に遮ることは困難です。そこで、アルミ蒸着加工が施されているか、あるいは素材内部に発泡ウレタンなどの空気層を含んでいるかが大きなポイントになります。空気の層が多ければ多いほど断熱効果は高まり、冬場でも足元の冷えを感じにくくなります。

また、「R値」という断熱指標が示されていることは稀ですが、実質的な判断材料として「シートの厚さ(mm)」を比較するのが分かりやすいでしょう。3mm以上の厚みがあれば、ある程度の断熱とクッション性が期待できます。もし購入を検討しているシートが薄手の場合は、単体で使うのではなく、銀マットやラグ、ホットカーペットなどを「重ね敷き」することを前提に、コストと収納性を天秤にかけることが重要です。

表面生地の肌触りと質感

お座敷スタイルは、靴を脱いで直接シートに座ったり寝転んだりするスタイルです。そのため、表面の「肌触り」や「質感」は、滞在中のリラックス度に直結します。比較の基準として、防水性重視のツルツルした素材か、快適性重視の起毛・布素材かを見極める必要があります。

防水性を重視したPVCやポリエチレン素材は、飲み物をこぼしても拭き取りやすく、清潔に保ちやすいという実利があります。一方で、夏場は肌に張り付くような感覚があり、冬場はヒンヤリと冷たく感じることがあります。このタイプのシートを選ぶ場合は、上に一枚お気に入りのラグやブランケットを敷くことで、メンテナンス性と快適性を両立させる工夫が一般的です。

最初から表面にフリースや起毛素材を採用しているシートは、座った瞬間の温かみや柔らかさが魅力です。特に秋・冬のキャンプでは、その素材感だけで心理的な暖かさも増します。ただし、枯れ葉や砂が絡みつきやすく、撤収時の掃除に時間がかかるという側面もあります。見た目のおしゃれさだけでなく、「掃除の手間をどこまで許容できるか」という自分のスタイルに照らし合わせて、最適な質感を選びましょう。

収納サイズと重量のバランス

最後に、実用的な比較基準として「収納サイズ」と「重量」が挙げられます。お座敷スタイルは快適な反面、必要なアイテムが増え、荷物が大型化しがちです。特に厚手のクッションシートや大型のバスタブ型シートは、折り畳んでもかなりのボリュームになることがあります。ご自身の車の積載スペースや、家での保管場所をイメージしながら比較してください。

一般的に、断熱性や耐久性が高いものほど、重く、かさばる傾向にあります。例えば、オガワのような重厚なPVC素材は非常に頑丈ですが、その分重みがあり、畳む際も力が必要です。一方で、キャプテンスタッグのような発泡ポリエチレン素材は、非常に軽量で扱いやすいですが、ボリュームがあるため積載時に場所を取ります。これらを「車からサイトまでの距離」や「設営撤収の頻度」を考慮して選ぶ必要があります。

最近では、高密度な断熱材を使用することで、薄くても高い性能を発揮する製品も登場しています。また、収納ケースが圧縮機能を備えていたり、肩掛けストラップが付いていたりと、持ち運びをサポートする工夫があるかどうかもチェックポイントです。スペック表の数値だけでなく、実際に畳んだ時の形状(四角くなるのか、ロール状になるのか)が、他のキャンプギアとのパッキング相性にどう影響するかまで考えると、より失敗のない買い物ができます。

お座敷スタイル導入時の注意点と活用法

インナーテントとのサイズ干渉

お座敷スタイルを導入する際、意外と見落としがちなのが、テント内にすでに設置されている「インナーテント」との干渉です。特に2ルームテントや大型シェルターの場合、お座敷用のシートを敷こうとすると、インナーテントの端と重なってしまったり、ポールの脚に当たってしまったりすることがあります。これが起きると、シートが波打ってしまい、せっかくのバスタブ構造が機能しなくなるだけでなく、見栄えも悪くなってしまいます。

これを防ぐためには、まずテント内の「有効な平地面積」を測ることが不可欠です。インナーテントを吊り下げた状態で、残りのスペースの奥行きと幅を正確に把握しましょう。もし既製品のシートが大きすぎる場合は、端を綺麗に折り曲げて、クリップや洗濯バサミで固定するテクニックが有効です。無理に敷き詰めようとせず、周囲に少し余裕を持たせることで、結露がシートに滴るのを防ぐ効果も期待できます。

また、インナーテントの入り口とお座敷シートの接続部分には、あえて小さな「隙間」を設けるのが使い勝手を良くするコツです。この隙間をスリッパやサンダルの置き場所にすることで、インナーテントとお座敷の間を移動する際、足の裏を汚さずに済みます。設営時には、まずインナーテントをセットし、その後にバランスを見ながらシートを配置するという順番を徹底しましょう。

砂や泥の侵入を防ぐ対策

お座敷スタイルの最大の天敵は、外から持ち込まれる「砂」や「泥」です。一度シートの中に砂が入り込んでしまうと、座るたびにザラザラして不快ですし、寝袋や衣類にも付着してしまいます。これを防ぐためには、シートの性能に頼るだけでなく、運用面での工夫が不可欠です。まず基本となるのは、シートの入り口に必ず「玄関(土間)」を作ることです。

玄関スペースには、100円ショップなどで手に入る人工芝や、小さめの防水マットを敷くと非常に効果的です。ここで一度靴を脱ぎ、砂を落としてからシートに上がるというルーティンを家族全員で共有しましょう。また、脱いだ靴はそのままにせず、靴箱や専用のトレーに入れることで、風で飛ばされた砂が靴の中に溜まるのを防げます。特にお子様がいる場合は、この「玄関」を分かりやすく視覚化してあげることが、お座敷を清潔に保つ近道です。

さらに、万が一砂が入ってしまった時のために、小さな手箒(ほうき)とちり取りをセットで用意しておくことをおすすめします。気づいた時にサッと掃き出すだけで、快適さは格段に維持されます。また、シートの縁を常にピンと立たせておくことも重要です。出入りの際に縁を足で踏んで倒したままにしておくと、そこから砂が流れ込んでしまいます。ペグダウンやクリップを駆使して、壁を高く保つ意識を持ちましょう。

結露を防ぐための換気方法

お座敷スタイルは、地面を広範囲に覆うため、テント内の空気の流れが変わり、結露が発生しやすくなるという側面があります。特に冬場にストーブを使用したり、多人数で過ごしたりする場合、呼気や調理の蒸気がシートの上で冷やされ、地面からの湿気と相まってテントの壁面やシートの裏側に大量の結露が生じることがあります。これを放置すると、撤収時にシートがびしょ濡れになり、カビの原因にもなります。

対策の基本は、やはり徹底した「換気」です。テントの上部にあるベンチレーション(通気口)を全開にするのはもちろん、可能であれば入り口の下部を少しだけ開けて、空気の通り道を作ってあげましょう。また、お座敷シートとテントの壁面を密着させすぎず、数センチの隙間を空けることで、壁を伝って落ちてきた結露がシートの上に溜まるのを防ぐことができます。壁面の結露は雑巾でこまめに拭き取る習慣をつけましょう。

また、シートの下に敷く「グランドシート」選びも重要です。お座敷シートよりも一回り小さいグランドシートを下に敷くことで、雨水がシートの裏側に回り込むのを防ぎ、結果として裏面の湿気を軽減できます。さらに、サーキュレーターを活用してテント内の空気を循環させることも非常に有効です。暖かい空気が上に溜まり、冷たい空気がお座敷付近に停滞するのを防ぐことで、結露の発生条件を緩和できます。

厚手のマットを併用するコツ

市販のお座敷シート単体では、クッション性が不足していることが少なくありません。長時間座っているとお尻が痛くなったり、地面の凹凸を感じてストレスになったりすることがあります。そこで、お座敷スタイルを真に極めるためには「厚手のマット」をいかに併用するかが鍵となります。単に厚くするのではなく、役割の異なる素材をレイヤー(層)にすることで、究極の座り心地が手に入ります。

まず、一番下に防水性の高いバスタブ型シートを敷き、その上に「銀マット」や「発泡ポリエチレンマット」を敷き詰めます。この層が主に断熱と凹凸の吸収を担います。さらにその上に、綿やフリース素材の「キャンプ用ラグ」や「キルトマット」を重ねます。この三層構造にすることで、地面の硬さを感じさせない柔らかさと、冬でもぬくもりを感じる断熱性が完成します。特に座る時間が長いリビング中心部には、追加でクッションや座椅子を配置すると完璧です。

マットを併用する際の注意点は、あまりに厚くしすぎると、シートの「縁」の高さが相対的に低くなってしまうことです。マットの厚みで縁が隠れてしまうと、砂の侵入を防げなくなります。そのため、マットは縁の内側に収まるサイズのものを選ぶか、あるいは縁が高いタイプのシートを選択するようにしましょう。また、複数のマットを敷く場合は、ズレ防止のために裏面に滑り止めネットを挟むなどの工夫をすると、子供が走り回っても安心です。

理想のテントお座敷スタイルでキャンプを楽しもう

テント内をお座敷スタイルにすることは、単に靴を脱ぐという行為以上の価値をキャンプにもたらしてくれます。それは、自然の静寂と自宅のような安心感が融合した、究極のリラックス空間を手に入れるということです。今回ご紹介した選び方のポイントや、厳選したアイテムたちを参考に、ぜひあなたにとっての「理想の空間」を作り上げてみてください。

お座敷スタイルの導入には、確かにサイズの計測や結露対策、メンテナンスの手間など、少しだけ注意すべき点もあります。しかし、その手間を補って余りあるほどの快適さが、そこには待っています。冬は冷気を遮りぬくぬくと、夏は足を伸ばして開放的に。季節を問わず、テントの中が「ただの寝床」から「最高のリビング」へと変わる瞬間を、ぜひ体験していただきたいと思います。

まずは、自分のテントに合うサイズのシートを手に入れることから始めてみましょう。最初は手持ちのラグを組み合わせるだけでも構いません。実際に過ごしてみる中で、「もっとこうしたい」という理想が見えてくるはずです。その過程もキャンプの醍醐味の一つ。今回お届けした情報が、あなたのキャンプライフをより豊かで、笑顔あふれるものにする一助となれば幸いです。次の休日、お気に入りのテントをお座敷仕様にして、至福のひとときを過ごしに出かけませんか。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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