スノーピークのフラットバーナーに合うテーブルは?IGT規格の選び方を解説

スノーピークの「フラットバーナー」は、その名の通り天板とフラットに設置できるデザインが魅力のガスバーナーです。このバーナーの性能を最大限に引き出すには、専用のシステムである「IGT(アイアングリルテーブル)」規格に対応したテーブルが欠かせません。しかし、自由度が高すぎるゆえに「どのパーツを揃えればいいのか分からない」と悩む方も多いはずです。そこで、失敗しないテーブルの選び方とおすすめの構成を分かりやすく解説します。

目次

スノーピークのフラットバーナーに合うテーブルはIGT規格が軸になる

フラットバーナーを快適に使うためには、スノーピークが提唱する「IGT(アイアングリルテーブル)」というシステムを理解することが近道です。この規格に沿ったテーブルを選ぶことで、バーナーを天板の一部として組み込み、見た目も使い勝手もスマートなキッチンを作り上げることができます。

使えるのはIGTユニット対応の天板・フレームが中心

フラットバーナーは「1ユニット」というサイズ規格で作られています。そのため、このバーナーをセットできるのは、IGT規格のフレームや、1ユニット分のスペースが開いているテーブルに限られます。スノーピーク純正のフレームであれば、バーナーの端にあるフックをフレームの溝に引っ掛けるだけで、誰でも簡単に、かつ安定した状態で設置が可能です。

最近ではスノーピーク以外のブランドからも「IGT互換」を謳うテーブルが数多く登場していますが、基本的にはこの「1ユニット」のサイズに適合しているかどうかが判断基準になります。フラットバーナーをテーブルに埋め込むことで、調理スペースと食卓が同じ高さで繋がり、お鍋を囲んだり家族と会話しながら料理を作ったりといった、キャンプならではの贅沢な時間を楽しめます。

一体型テーブルは基本的に載せ替えが難しい

キャンプでよく使われる一般的な折りたたみテーブルや、天板が繋がっている一体型のテーブルには、フラットバーナーをそのまま組み込むことはできません。無理に載せようとするとバーナーが安定せず、調理中に滑り落ちたり、火が天板に近すぎて焦がしてしまったりする危険性があります。

「どうしても手持ちのテーブルで使いたい」という場合は、テーブルの横に専用のスタンドを置くか、IGTフレームを連結させる必要があります。フラットバーナーを「埋め込んで使う」という独特のスタイルを楽しみたいのであれば、最初からユニットの組み替えができるシステムテーブルを選択することが、最もストレスのない近道になります。

ロースタイルとハイスタイルで必要パーツが変わる

IGTシステムの面白いところは、脚の長さを変えるだけで自分の好きなスタイルに合わせられる点です。フラットバーナーを組み込む際も、地面に近い位置でくつろぐ「ロースタイル」にするのか、立って調理をしやすい「ハイスタイル」にするのかによって、選ぶべき脚の長さやフレームが変わります。

ロースタイル(脚の長さ400mm程度)は、焚き火を囲むようなリラックスしたキャンプに最適です。一方でハイスタイル(脚の長さ660mm〜830mm)は、本格的なキッチンカウンターのような使い勝手を実現できます。フラットバーナーは五徳が低い位置にあるため、どの高さに設定しても調理がしやすいのが特徴ですが、まずは自分が「座って料理したいか、立ってしたいか」をイメージすることから始めましょう。

目的が調理メインか食卓メインかで選び方が変わる

テーブル選びのもう一つのポイントは、そのテーブルを「調理台」として使うのか、「食事の場所」として使うのかという点です。調理がメインであれば、バーナーの横にまな板を置けるスペースや、調味料を並べられる棚板が必要になります。そのため、少し長めのフレームや、作業台となるオプションパーツを追加するのがおすすめです。

逆に食卓がメインであれば、バーナーを端に寄せて、残りのスペースを広い天板で埋めることで、大人数で皿を並べられるスペースを確保できます。フラットバーナーは火力が安定しているため、テーブルの中央に置いてお鍋を楽しむのにも向いています。このように、誰とどのような食事を楽しみたいかによって、フレームのサイズや天板の組み合わせを自由にカスタマイズできるのが、IGTテーブルの醍醐味です。

フラットバーナー対応で選びやすいテーブルおすすめ

スノーピークのラインナップの中から、フラットバーナーを組み込むのに最適なテーブルとパーツを厳選して紹介します。

エントリーIGT

初めてIGTを導入する方に最適な、フレームと天板がセットになったモデルです。

項目内容
ユニット数3ユニット分
特徴脚が一体型で設営が簡単。フラットバーナーを1つ入れても残り2枠分使える。
公式リンクスノーピーク公式サイト

セパレートIGT(3ユニット系)

フレームと脚、天板を自由に選べる、カスタマイズの基本となるセットです。

項目内容
構成フレーム + 好みの長さの脚 + 天板ユニット
特徴自分のスタイルに合わせて高さを自由に変更可能。拡張性が非常に高い。

IGTフレーム ショート

ソロキャンプやデュオキャンプに最適な、コンパクトなサイズのフレームです。

項目内容
ユニット数2ユニット分
特徴フラットバーナーとハーフ天板2枚がジャスト。持ち運びも軽快。
公式リンクスノーピーク公式サイト

IGTフレーム ロング

大家族やグループキャンプで活躍する、最大サイズのフレームです。

項目内容
ユニット数4ユニット分
特徴バーナーを2つ並べても作業スペースを確保できる広さが魅力。
公式リンクスノーピーク公式サイト

IGTアイアングリルテーブル用の脚セット(400/660/830など)

フレームの高さを決める重要なパーツ。スタイルに合わせて2本1組で購入します。

長さスタイルの目安
400mmベンチやローチェアに座ってゆったり過ごす高さ
660mm一般的なダイニングチェアに座って食事をする高さ
830mm立って調理を行うキッチンカウンターの高さ

マルチファンクションテーブル(拡張用)

フレームに連結して、食事スペースを劇的に広げられる天板パーツです。

項目内容
形状長方形、竹素材など
特徴調理スペースと食事スペースをL字型や縦長に自由に繋げられる。
公式リンクスノーピーク公式サイト

スライドトップ(作業面を増やす天板)

フレームの外側に取り付けて、ちょっとした物置きスペースを増やせる便利な板です。

項目内容
サイズハーフ、ロングなど
特徴お皿やコップを置くスペースを手軽に拡張できる。

フラットバーナー用テーブル選びで失敗しないチェック項目

パーツを揃える前に、実際の使用シーンで困らないための確認ポイントを整理しておきましょう。

1ユニット設置の可否と固定方法

フラットバーナーは「1ユニット」のスペースがあればどこにでも入りますが、フレームのどの位置に配置するかが重要です。端に寄せるのか、中央にするのかで配管(ガス缶の取り付け位置)の取り回しが変わります。

スノーピークの純正フレームであれば、ガス缶を吊り下げるための専用レールが備わっていますが、他社製のテーブルを使う場合は、ガス缶をどこに固定するかを事前に確認してください。ガス缶がブラブラした状態での使用は危険ですので、しっかりと固定できる仕組みがあるかどうかが、安全面での大きなチェックポイントになります。

高さとチェアの組み合わせの相性

テーブルの高さが決まっても、手持ちのキャンプチェアと合っていなければ使い心地は半減してしまいます。例えば、座面が非常に低いローチェアに830mmの脚を合わせたキッチンテーブルは、座ったままでは手が届かず不便です。

逆に、400mmのロースタイルに背の高いチェアを合わせると、前かがみの姿勢になり腰を痛める原因になります。自分が今持っているチェアの座面高を確認し、それに最適な脚の長さを選ぶことで、フラットバーナーを使った調理がより一層快適なものになります。

収納サイズと持ち運びやすさ

IGTシステムは頑丈で安定感がある反面、パーツを揃えるほど総重量が重くなり、収納サイズも大きくなりがちです。特にロングフレームやマルチファンクションテーブルをフルセットで揃えると、車への積載スペースをかなり占有します。

ソロキャンプがメインならショートフレームにする、あるいは「エントリーIGT」のように脚が折りたためるタイプにするなど、自分の移動手段や積載能力に見合ったサイズを選ぶことが大切です。重すぎて持ち出すのが億劫になってしまわないよう、バランスを考えた構成を目指しましょう。

風対策と熱の逃がし方

フラットバーナーは天板に埋め込んで使うため、五徳が風の影響を受けにくいというメリットがあります。しかし、強風時にはバーナーの下側に熱がこもりやすくなることもあるため、適度に隙間があるレイアウトを心がけるのが理想です。

また、フラットバーナーの横にプラスチック製の小物を置くと、鍋からの輻射熱で溶けてしまう可能性があります。バーナーの隣にはステンレス製の天板ユニットを置くなど、熱に強い素材を配置することで、より安全に、かつ機能的にキッチンを運用できるようになります。

フラットバーナーの強みを活かすテーブル構成のまとめ

スノーピークのフラットバーナーは、IGT規格のテーブルと組み合わせることで、初めてその真価を発揮します。まずは基本となるフレームを選び、自分のキャンプスタイルに合った長さの脚を組み合わせることから始めましょう。

  • 初心者の方や手軽さ重視: エントリーIGTから始める
  • こだわりを形にしたい: 3ユニットフレームに自分好みの脚と天板を組み合わせる
  • ソロで身軽に楽しみたい: ショートフレームでミニマムなキッチンを作る

フラットバーナーを中心に自分だけの「理想のキッチン」を作り上げる過程は、キャンプ準備の中でも特に楽しい時間です。使い勝手と見た目の美しさを両立させた最高のテーブル構成を手に入れて、次のキャンプでの料理をより特別なものにしてください。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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