プロモンテVL26とVL27の違いと選び方4基準おすすめ6モデル

登山愛好家の間で信頼の厚いプロモンテのVLシリーズ。特に2人用モデルとして人気のVL-26とVL-27の違いについて、どちらを購入すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、プロモンテのvl26とvl27の違いを徹底的に比較し、あなたの登山スタイルに最適な一張りを見つけるお手伝いをします。軽量性と耐久性のバランス、そして素材がもたらすメンテナンス性の差まで詳しく解説していきます。

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目次

プロモンテのvl26とvl27の違いと選び方

フライシートの素材の違い

プロモンテのVLシリーズにおいて、VL-26とVL-27の最大かつ決定的な違いは、フライシートに使用されている素材の種類にあります。

VL-26には「10Dナイロンリップストップ」が採用されているのに対し、VL-27には「20Dポリエステルリップストップ」が採用されています。

ナイロンは一般的に引裂強度が非常に高く、薄くても丈夫であるという特性を持っており、登山用テントの軽量化には欠かせない素材です。

しかし、ナイロンには「吸湿すると伸びやすい」という弱点があり、雨に濡れるとフライシートが自重でたるみ、インナーテントと接触して結露を誘発することがあります。

一方、VL-27のポリエステル素材は、水分を吸収しにくいため、雨天時でも生地がたるみにくく、常にピンと張った状態を維持しやすいのが特徴です。

また、ポリエステルは紫外線による劣化に非常に強く、長期的な耐久性の面でもナイロンより優れているとされています。

標高の高い場所では紫外線の影響を強く受けるため、長く愛用したいユーザーにとっては、ポリエステル製のVL-27が非常に魅力的な選択肢となります。

逆に、1gでも荷物を軽くして過酷な縦走に挑みたいエキスパートにとっては、ナイロンの軽量性が武器になるVL-26が選ばれる傾向にあります。

どちらの素材が優れているかというよりも、山行のスタイルやメンテナンスの手間をどこまで許容できるかが、素材選びの重要な分かれ道となります。

自分の山行において「軽さ」を取るか、「安定したコンディション」を取るかを、この素材特性からじっくり検討してみてください。

本体の重量と収納サイズ

山岳テント選びにおいて、重量と収納サイズは、パッキングのしやすさや体力の消耗に直結する非常に重要なスペックです。

VL-26とVL-27を比較すると、フライシートの素材の厚みと比重の違いにより、総重量にわずかな差が生じています。

VL-26は約1.39kg(総重量約1.55kg)であるのに対し、VL-27は約1.49kg(総重量約1.67kg)と、約100g強の差があります。

この100g強の差を「わずか」と見るか「大きな負担」と見るかは、個人の体力や目的とするコースの難易度によって大きく変わります。

1泊2日のゆったりとしたテント泊であれば気にならない差ですが、数日間にわたる長期縦走では、この積み重ねが疲労に影響することもあります。

収納サイズについても、生地が薄いVL-26の方が、コンプレッションした際によりコンパクトにまとまるというメリットがあります。

パッキングスペースが限られている30Lから40L程度の小型ザックを使用する場合、この収納サイズのわずかな差が大きな意味を持ちます。

ただし、VL-27も山岳テント全体の中では十分に軽量かつコンパクトな部類に入り、持ち運びに苦労することはありません。

ポールなどのハードウェアは共通であるため、あくまで布地の厚みによるボリュームの差が、ザック内での収まり具合を左右する形になります。

雨天時の撤収を想定した場合、水を吸ったナイロン(VL-26)は重くなり嵩張るのに対し、ポリエステル(VL-27)は重さが変わりにくいため、実用上の重量感は逆転することもあります。

乾燥重量だけでなく、実際のフィールドで濡れた際の状態まで想像して、重量バランスを考えてみるのが賢い選び方と言えるでしょう。

耐久性と耐風性の比較

プロモンテのテントが長年支持されている理由の一つに、日本の厳しい山岳環境に適合した高い耐風性能と耐久性が挙げられます。

VLシリーズは吊り下げ式ではなく、スリーブ式を採用しているため、ポールに掛かる負荷が分散されやすく、強風下でも歪みが少ないのが強みです。

VL-26とVL-27の比較においても、この基本構造は共通しているため、耐風性能そのものに劇的な優劣はありません。

しかし、生地の「厚み」と「素材特性」がもたらす長期的な耐久性の観点では、いくつかの異なるポイントが見えてきます。

VL-27の20Dポリエステルは、VL-26の10Dナイロンに比べて物理的に厚みがあるため、岩場などでの擦れに対する安心感があります。

また、先述した通りポリエステルは光劣化に強いため、フライシートの強度が数年後に低下しにくいという長期的なメリットがあります。

対するVL-26の10Dナイロンは、驚異的な軽さを実現するために極限まで薄く作られており、取り扱いにはそれなりの慎重さが求められます。

強風で生地がバタついた際、ポリエステルの方が適度な腰の強さがあるため、音の発生を抑えられ、精神的な不安を和らげる効果もあります。

インナーテントのボトム素材については、両モデルとも共通して30Dポリエステルタフタを採用しており、地面からの浸水や突き刺しへの対策は万全です。

結論として、ラフに扱っても長持ちしやすい「タフさ」を求めるならVL-27、慎重に扱ってでも「軽快さ」を追求するならVL-26という図式になります。

どちらもプロモンテの誇る高品質な縫製技術で仕上げられており、国産ブランドならではの信頼性は折り紙付きです。

季節ごとの快適性の差

日本には四季があり、テント泊の環境は、春の残雪から夏の酷暑、秋の冷え込みまで劇的に変化します。

VL-26とVL-27は共に3シーズン用として設計されていますが、フライシートの素材特性により、微細な快適性の違いが生まれます。

夏の高温多湿な環境下では、VL-27のポリエステル生地の方が水分の透過を抑えつつも、生地のたるみが少ないため、換気効率を維持しやすいです。

フライシートとインナーテントの間にしっかりと隙間ができることで、空気が滞留せず、結露の発生を最小限に抑えることが可能になります。

一方、秋から初冬にかけての冷え込みが厳しい時期には、VL-26のナイロン生地がもたらす「しなやかさ」が密閉感を高めることもあります。

ただし、結露の処理についてはポリエステル素材の方が圧倒的に楽であり、翌朝にタオルでひと拭きするだけで乾き始める速乾性は大きなアドバンテージです。

ナイロンは水分を組織内に取り込んでしまうため、一度濡れるとなかなか乾かず、パッキング後も重いままになりがちです。

この「濡れによる快適性の低下」をいかに防ぐかが、登山におけるストレス軽減の大きな鍵となります。

また、プロモンテのVLシリーズにはオプションで冬用の外張りが用意されており、それを利用することで4シーズン対応も可能です。

長期的な視点で、年間を通じてテント泊を楽しむのであれば、手入れのしやすさと素材の安定感があるVL-27の方が、トータルの満足度は高いかもしれません。

自分の山行が「雨が多い時期」なのか「乾燥した時期」なのかを振り返り、より快適に過ごせるパートナーを選び出してください。

厳選した山岳テントとおすすめの6モデル

プロモンテ VL-27|速乾性に優れたポリエステル素材

現代の山岳テントのトレンドである「ポリエステル素材」を採用し、雨や紫外線への強さを追求したモデルです。
速乾性が高いため、連泊の縦走でもテントが重くならず、常に安定したパフォーマンスを発揮してくれます。

商品名プロモンテ VL-27
価格帯55,000円〜60,000円
特徴雨天時のたるみが少なく速乾性に優れる
素材20Dポリエステルリップストップ
公式サイト公式サイトはこちら

プロモンテ VL-26|軽量性を重視したナイロン素材

極薄の10Dナイロンを採用することで、2人用でありながら驚異的な軽量化を実現したスピードハイク向けのモデルです。
パッキングサイズを最小限に抑えたいミニマリストや、体力に不安がある方の心強い味方になります。

商品名プロモンテ VL-26
価格帯53,000円〜58,000円
特徴圧倒的な軽量性とコンパクトな収納性
素材10Dナイロンリップストップ
公式サイト公式サイトはこちら

プロモンテ VL-17|ソロ登山に最適な1人用テント

VLシリーズの機能性はそのままに、1人用として徹底的にサイズを最適化した軽量山岳テントです。
一人で広々と使える内部空間を確保しつつ、設営のしやすさと耐風性を高い次元で両立させています。

商品名プロモンテ VL-17
価格帯48,000円〜52,000円
特徴ソロに最適なサイズ感と素早い設営
素材20Dポリエステルリップストップ
公式サイト公式サイトはこちら

モンベル ステラリッジ2|山岳テントの代名詞

日本の山岳シーンで最も見かけると言っても過言ではない、圧倒的な普及率を誇るベストセラーモデルです。
豊富なオプションパーツと、全国どこでも受けられるアフターサービスの安心感は他ブランドの追随を許しません。

商品名モンベル ステラリッジ テント2
価格帯45,000円〜50,000円
特徴高い信頼性とパーツのカスタマイズ性
素材10D高強力ナイロン・リップストップ
公式サイト公式サイトはこちら

MSR ハバハバシールド2|居住性に優れた軽量モデル

独特のポール構造により、テント壁面をほぼ垂直に立ち上げることで、圧倒的な開放感と居住性を生み出しています。
欧米ブランドらしい洗練されたデザインと、最新のコーティング技術による長寿命化が図られた名作です。

商品名MSR ハバハバシールド2
価格帯70,000円〜85,000円
特徴広い内部空間と高いデザイン性
素材20Dリップストップナイロン
公式サイト公式サイトはこちら

ニーモ アトム2P|初心者でも扱いやすい自立式

山岳テントに求められる基本性能を備えつつ、リーズナブルな価格設定で初心者から絶大な支持を得ているモデルです。
設営が直感的で分かりやすく、内部空間もゆったりしているため、初めてのテント泊でもストレスなく過ごせます。

商品名NEMO アトム 2P
価格帯45,000円〜50,000円
特徴コストパフォーマンスと居住性のバランス
素材40Dナイロン/20Dポリエステル
公式サイト公式サイトはこちら

山岳テントを比較する際の具体的な基準

設営方式と手間の違い

山岳テントの設営方式には、主に「スリーブ式」と「吊り下げ式」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

プロモンテのVLシリーズに採用されているスリーブ式は、テント本体に縫い付けられた長い筒状の布にポールを通す方式です。

この方式の最大の利点は、ポールと生地が一体化するため、強風時にも特定の点に負荷が集中せず、テント全体の剛性が高まることです。

設営にはポールを押し込む力が必要になりますが、一度コツを掴んでしまえば、悪天候下でも素早く、かつ確実に立ち上げることができます。

対する吊り下げ式は、ポールを先に立ててからテントのフックを引っ掛ける方式で、軽い力で設営できるのが魅力です。

しかし、風に吹かれるとフック部分に負荷が集中しやすく、極限の環境下ではスリーブ式に一歩譲る場面もあります。

特に疲労が溜まっている時や、風が強い稜線上のキャンプサイトでは、設営の「しやすさ」と「確実性」のどちらを重視するかが重要になります。

日本のブランドであるプロモンテがスリーブ式にこだわり続けているのは、日本の山の気象条件がそれだけ厳しいことを物語っています。

初心者のうちは設営の手間を気にしがちですが、何度も山に行くようになると、この「構造上の安心感」が何物にも代えがたい価値になります。

自分の体力や、主に行く山の環境を想定して、どちらの設営スタイルが自分に合っているかをシミュレーションしてみてください。

内部の有効面積と高さ

テントの中で過ごす時間は、単に寝るだけではなく、着替えや食事、パッキングなど多岐にわたります。

そのため、スペック表に記載されている「底面サイズ」だけでなく、実際に使える「有効面積」と「天井の高さ」が快適性を左右します。

VLシリーズは比較的オーソドックスなX字型のポール構造ですが、ポールの曲げ加工などにより、壁面の立ち上がりが工夫されています。

特に2人用の場合、2人が横に並んだ際に肩が壁に当たらないか、頭上の空間にどれくらいの余裕があるかが、ストレスの有無を決定します。

また、前室(フライシートとインナーテントの間の空間)の広さも、靴やザックを置くスペースとして非常に重要です。

雨天時には前室で調理を行うことも想定されますが、この際のクリアランスが狭いと、不自由を感じるだけでなく火災のリスクも高まります。

VL-26やVL-27は、日本の山岳サイトの狭いテント場でも設営しやすいコンパクトな外寸を保ちつつ、内部を最大限広く取る設計になっています。

身長が高い方の場合は、長辺方向の長さもチェックし、シュラフに入った状態で頭や足が壁に触れないかを確認しておくのが良いでしょう。

数字上の「広さ」だけでなく、実際に座ってみた時の「圧迫感の少なさ」こそが、山での良質な睡眠と休息を支えてくれます。

快適な内部空間は、翌日の登山のパフォーマンスを最大化するための大切な要素であることを忘れないでください。

通気性とベンチレーター

山岳テントにおいて「結露」は永遠の課題であり、それを解消するために不可欠なのが通気システム(ベンチレーター)です。

プロモンテのテントは、空気の入り口と出口を計算した配置により、効率的な換気を実現する工夫が凝らされています。

特に、フライシートとインナーテントの間の隙間を適度に保つことで、煙突効果による空気の循環を促す設計がなされています。

VLシリーズのベンチレーターは、強風時にも形が崩れにくく、雨の侵入を防ぎながら外気を取り込めるようなフラップ構造になっています。

テント内部が蒸し暑くなる夏場はもちろん、結露が凍結して雪のように降ってくる冬場においても、通気性は死活問題です。

また、インナーテントのドアパネルがメッシュに切り替えられるか、あるいは一部をメッシュにできるかという点も確認が必要です。

プロモンテは、湿度の高い日本の気候に合わせて、通気性を確保しつつも保温性を損なわない絶妙なバランスを追求しています。

ポリエステル素材のVL-27は、ナイロン製のVL-26に比べて生地がたるみにくいため、ベンチレーターの機能を最大限に発揮しやすい傾向にあります。

結露をゼロにすることは不可能ですが、それをいかにコントロールして快適さを保つかが、メーカーの設計思想の見せ所です。

ベンチレーターの数や位置、そして操作のしやすさは、実際のキャンプサイトでの利便性に直結する大切なポイントです。

アフターサポートの有無

山岳テントは高価な買い物であり、一度購入すれば数年から、メンテナンス次第では10年以上使い続ける道具です。

そのため、破損した際の修理対応や、パーツの供給といった「アフターサポート」の充実は、ブランド選びの大きな基準になります。

プロモンテを製造・販売するHCS(旧ダンロップ)は日本の企業であり、修理受付の窓口が国内にしっかりと確立されています。

ポールの折れやフライシートの破れ、シームテープの剥がれなど、山で酷使すれば必ずと言っていいほど不具合が発生します。

その際、海外ブランドだとパーツの取り寄せに数ヶ月かかったり、修理費用が高額になったりすることが珍しくありません。

国内ブランドであれば、配送のやり取りもスムーズで、熟練の職人による精緻な修理を比較的短期間で受けることができます。

「一つのテントを長く大切に使いたい」というユーザーにとって、この安心感はスペック以上の価値があると言えます。

また、長く販売されている定番モデル(VLシリーズなど)であれば、廃盤になっても修理パーツが確保されているケースが多いです。

買い替えのサイクルを長くできることは、結果としてコストパフォーマンスを高めることにも繋がります。

修理のしやすさは、環境負荷を減らすという観点からも、現代の登山者に求められるエシカルな選択肢と言えるでしょう。

購入前に、そのブランドがどのような修理体制を持っているかを調べておくことは、後悔しないテント選びの秘訣です。

テントの寿命を延ばすための正しい保管法

グランドシートの重要性

テントの寿命を左右する最も過酷な部分は、地面と直接接するボトム(床面)であることは言うまでもありません。

どんなに丈夫な素材を使っていても、鋭利な岩や枝、砂利との摩擦によって、目に見えない小さな傷や穴が発生してしまいます。

そこで必須となるのが「グランドシート(フットプリント)」の使用です。これを敷くだけで、ボトム生地の損傷を劇的に防ぐことができます。

グランドシートはテント本体よりも厚手で丈夫な素材で作られており、地面からの湿気や冷気を遮断する役割も果たします。

また、撤収時にテントの底が泥で汚れるのを防いでくれるため、パッキング時の汚れ移りや、帰宅後の掃除の手間も大幅に軽減されます。

プロモンテのVLシリーズには専用のグランドシートが用意されていますが、サイズが合うものであれば汎用品でも代用は可能です。

ただし、専用品はテントの四隅と固定できるようになっており、設営中にシートがズレるストレスがないため、専用品の導入を強くお勧めします。

「重くなるから」と敬遠する方もいますが、テント本体の修理費用や寿命を考えれば、数百グラムの追加は安い投資と言えます。

大切なテントを長持ちさせ、防水性能を維持するためにも、グランドシートは必ずセットで運用するようにしましょう。

地面のコンディションに左右されず、常に安心して設営できる環境を整えることが、長く愛用するための第一歩です。

水分を拭き取る乾燥作業

テントの最大の敵は、使用中に付着した「水分」と、それに伴って発生する「加水分解」という劣化現象です。

多くの山岳テントの生地には防水コーティングが施されていますが、水分が残ったまま放置されると、コーティングが化学反応を起こして剥がれてしまいます。

ベタつきや異臭、防水性能の低下といったトラブルを防ぐためには、山から帰った後の「完全乾燥」が絶対に欠かせません。

キャンプサイトで撤収する際、可能な限り乾いたタオル等で水分を拭き取り、現地で少しでも乾かす努力をすることが重要です。

しかし、朝露や雨で濡れた状態での撤収も多いため、帰宅後は必ず風通しの良い日陰で広げて、隅々まで乾かしきってください。

ベランダでの陰干しが理想的ですが、スペースがない場合は、部屋の中でハンガーに掛けて除湿機を回すだけでも大きな効果があります。

特にフライシートのシームテープ付近や、インナーテントのボトムの裏側は湿気が残りやすいため、入念にチェックしてください。

完全に乾いたことを確認してから収納袋に入れるという、この一見地味な作業の積み重ねが、テントの寿命を数年単位で延ばします。

ポリエステル素材のVL-27は比較的乾きが早いですが、ナイロン素材のVL-26は繊維が水分を保持しやすいため、より丁寧な乾燥が必要です。

「次も快適に使うための儀式」だと思って、山行後のメンテナンスを楽しみながら行えるようになると、道具への愛着もより一層深まります。

フレームの腐食を防ぐコツ

テント本体の生地に注目しがちですが、テントの骨組みである「ポール(フレーム)」のメンテナンスも非常に重要です。

山岳テントのポールはアルミニウム合金(ジュラルミン)で作られていることが多く、軽量で頑丈ですが、水分や塩分によって酸化・腐食します。

特に海に近い山のテント場や、汗がついた手で設営・撤収を行った後は、ポールの表面やジョイント部分にダメージが蓄積されます。

ジョイント内部に水分が入り込んだまま放置すると、いざ次に使おうとした時にポールが抜けなくなったり、強度が低下して折れやすくなったりします。

帰宅後の乾燥作業の際には、ポールも一本ずつバラして内部まで乾燥させ、表面を乾いた布で拭き上げるのが理想です。

また、ポールの内部には各パーツを繋ぐショックコード(ゴム紐)が通っていますが、これも水分や熱で劣化して伸びてしまいます。

もしショックコードが伸びてしまった場合は、早めに交換パーツを取り寄せて自分でメンテナンスを行うか、メーカー修理に出しましょう。

ジョイント部分に薄くシリコンスプレーを塗布しておくと、抜き差しがスムーズになり、腐食の予防にも繋がります。

強風から命を守ってくれる支柱だからこそ、生地と同じくらい丁寧なケアを心がけてあげてください。

ポールのコンディションを常にベストに保っておくことは、過酷な状況下での確実な設営と、安全な登山を支える基盤となります。

収納袋への入れ方の工夫

テントを片付ける際、いつも同じ折り方をして収納袋に詰め込んでいないでしょうか。実は「決まった折り方をしない」ことこそが、生地を長持ちさせる秘訣です。

毎回同じ場所で生地を折っていると、その部分に「折り癖」がつき、防水コーティングや繊維がそのラインに沿って劣化しやすくなります。

特に、シームテープが貼られている箇所を何度もきつく折ってしまうと、テープが浮いたり剥がれたりする原因になります。

プロの登山家や長年テントを愛用している人の多くは、あえて「無造作に、ぐいぐいと」袋に押し込むスタイルを推奨しています。

こうすることで、生地の折れる箇所が毎回ランダムになり、特定の場所へのダメージの集中を防ぐことができるのです。

ただし、ジッパーやプラスチックパーツが生地を傷つけないよう、それらの硬い部品を内側に入れ込むなどの最低限の配慮は必要です。

また、付属の収納袋は非常にコンパクトに作られていますが、長期間自宅で保管する際には、大きなメッシュバッグなどに余裕を持って入れておくのがベストです。

生地を圧縮しすぎない状態で保管することで、コーティングのベタつきを防ぎ、通気性を確保することができます。

次に使う時に「テントが袋から出しにくい」「生地が張り付いている」というストレスを無くすためにも、保管時のゆとりは大切です。

パッキングの効率と、長期保管の丁寧さ。この二つを使い分けることが、プロモンテのような高品質なテントを一生モノにするコツです。

理想的なプロモンテのテントで山を楽しもう

ここまでプロモンテのVL-26とVL-27の違い、そして自分に合った山岳テントを選ぶための基準を詳しく解説してきました。

VL-26の圧倒的な軽量性は、長距離を歩く縦走や体力に自信のない方にとって、何物にも代えがたい「自由」を山で与えてくれます。

一方でVL-27のポリエステル素材がもたらす安定性とメンテナンスのしやすさは、変わりやすい山の天気の下で確かな「安心感」を約束してくれます。

どちらを選んだとしても、プロモンテが培ってきた日本の山岳環境への深い知見と、卓越した製造技術があなたの登山を強力にバックアップしてくれるはずです。

テント泊登山は、自然の一部になって過ごすという、最高に贅沢で特別な体験です。

重いザックを背負って辿り着いたキャンプサイトで、自分だけの一張りを設営し、夕陽を眺めながら温かい食事を摂る時間は、人生を豊かにしてくれます。

そんなかけがえのない時間を共にする道具だからこそ、スペックの数字だけでなく、自分のスタイルに寄り添ってくれる一張りを選んでください。

今回ご紹介したメンテナンス方法を実践すれば、あなたの選んだテントは長い間、最高のパートナーとして山行を支え続けてくれるでしょう。

新しいテントをザックに詰め込み、地図を広げて次の山行計画を立てるその瞬間から、あなたの冒険はすでに始まっています。

信頼できるプロモンテのテントと共に、まだ見ぬ絶景と、心震えるような山の空気を存分に味わってきてください。

あなたの登山ライフが、新しく手にするテントによって、より安全で、より深い感動に満ちたものになることを心から願っています。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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