大型のポップアップテントは広げるのは簡単でも、たたむときに手間取ることが多いものです。この記事では、誰でも迷わず片づけられるように、短時間で終わらせるコツや事前チェック、トラブル時の対処法までをわかりやすくまとめました。家族やグループでの撤収がスムーズになり、次回も気持ちよく使えるようになります。
ポップアップテントの大型のたたみ方をたった3ステップでマスター
必要な人数と所要時間の目安
大型のポップアップテントをたたむときは、基本的に2〜3人いると作業が早く、安全に行えます。1人でも可能なモデルはありますが、生地やフレームのテンションが高いと力が必要になるため、無理をしないほうが安心です。人数が多ければ、持ち上げや角の整え役、空気抜き役に分かれて効率よく進められます。
所要時間はテントの大きさや濡れ具合によりますが、乾いた状態であれば2人で5〜15分が目安です。濡れている場合や砂が多い場合はさらに時間がかかります。初めてたたむときはもう少し時間を見ておくと慌てずに行えます。
安全面としては、急にポップするフレームの反動で手を挟まないように注意してください。風の強い場所では風に煽られないよう片側を押さえる人を付けると安心です。
たたむ前の素早い準備チェック
まず周囲の安全を確認しましょう。風が強ければ風下側に倒れないよう抑える人を配置します。破れや異常がないか軽く点検すると、たたむ途中で問題が見つかって作業が止まる事態を避けられます。
次にテント内の荷物やゴミをすべて出し、砂や泥はブラシや手で落とします。濡れている箇所は拭き取りできる範囲で水気を取っておくと、収納中のカビや匂いを防げます。ジッパーやベルトはすべて開けておき、空気を逃がしやすくしておくのが基本です。
最後に周囲に十分なスペースを確保してください。広げたり回転させる余裕がないとたたみにくく、生地を傷めることがあります。人員を配置して役割を決めておくとスムーズに進みます。
3ステップの手順を端的に説明
大まかな流れは、(1)平らに広げて形を整える、(2)フレームを寄せて頂点を折り込む、(3)輪を作って重ねて小さくする、の3つです。まず地面に均等に広げ、端のしわや生地の噛み込みを直します。
次にポールやフレームを中心に寄せ、テントの頂点を内側に折りこむことで厚みを均一にします。このとき無理に押し込まず、空気を抜きながら少しずつたたむのがコツです。
最後にリング状に折り畳み、手で押さえながら重ねて直径を小さくします。落ち着いて力を抜き、形が安定したら収納袋に滑らせるように入れて完了です。
短時間で済ませる小さなコツ
作業前に役割を決めておくと段取りが良くなります。一人が空気抜き、もう一人が折り目を整えるようにするとスムーズです。折りたたむ際は体全体を使って押さえると手だけの力を使わずに済みます。
強い風がある場合は風上側を先に倒して抑え、風下側に向けて折ると煽られにくくなります。生地のしわは広げた段階でなるべく伸ばしておくと、たたむ時間が短縮できます。
収納袋に無理やり押し込まず、ゆっくり滑らせるように入れると傷みを防げます。頻繁に使うときはたたみ方を写真で残しておくと、次回も同じ手順で早く片づけられます。
収納袋に収める最後の仕上げ
テントを収納袋に入れるときは、口を大きく開けて角度を合わせながらゆっくり入れます。急ぐと生地に無理がかかり、フレームに負担がかかることがあります。入れるときに余分な空気が残っていると袋が膨らみやすいので、できるだけ押し出してから口を閉じると良いです。
収納袋のファスナーやベルトは締めすぎないように注意します。中のフレームが必要以上に圧迫されると、曲がりや金属疲労の原因になります。最後に乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気対策になり保管期間中のカビ防止につながります。
たたむ前に必ずやっておきたいチェック
テント内のゴミと砂を取り除く
テントをたたむ前にまず内部のゴミや砂を取り除くことが大切です。小石や砂が生地やファスナーに残っていると、たたむ時に擦れて穴や摩耗の原因になります。大きなゴミは手で拾い、小さな砂は払うか軽くはたいて落としてください。
砂や土が入りやすい出入口付近は特に念入りに確認しましょう。濡れた砂は生地に張り付きやすいので、乾いた布で拭き取るか、落ちやすい位置に運んでから処理します。ごみは近くの袋にまとめておくと撤収が速くなります。
清掃はたたむ前の最優先作業です。これを怠ると後片付けが面倒になるだけでなく、次回の使用時に問題を引き起こすことがあるため、丁寧に行ってください。
フライやインナーの裏側まで乾かす
湿ったままたたむとカビや嫌なにおいの原因になります。可能であれば、フライシートやインナーテントの裏側まで触って湿り具合を確認し、乾いていることを確認してからたたんでください。短時間しか乾燥できない場合は、できるだけ水気を拭き取ってから収納します。
木陰でも風通しが良い場所に広げ、直射日光で生地が傷むのを避けつつ乾かす方法が有効です。夜露や予想外の雨に備えて、濡れた部分をすぐに見つけられるように色の濃淡でチェックすると安心です。
乾燥が不十分な場合は、家に帰ってから広げて再度乾かす計画を立てておくと、長持ちに繋がります。
ジッパーとベルトをすべて開けて空気を抜く
ジッパーやベルトを閉めたままでは内部に空気が残り、きれいにたたみづらくなります。すべてのジッパーや留め具を開け、空気を抜きながらたたむことで嵩が減り、収納も楽になります。特にインナーとフライの間に空気が滞留しやすいので注意してください。
空気を抜くときは、ゆっくり押し出すようにして生地や縫い目に負担をかけないようにします。留め具を開けたまま作業すると、必要なときにすぐ締め直せるので手間も減ります。
この手順を習慣にすると、たたみ方が安定しやすくなります。
濡れている場合の簡単な応急処置
雨や露で濡れているときは、可能な範囲で水分を拭き取ってからたたんでください。吸水性のあるタオルで押さえるようにして水を取ると、生地を傷めずに乾燥時間を短くできます。濡れがひどい部分はビニール袋に包むなどして一部を別に保管する方法もあります。
強い汚れや泥が付いている場合は、水で軽く洗い流してから拭き取り、拭いた後に日陰で乾かしておくとカビの発生を抑えられます。応急処置は完璧である必要はありませんが、帰宅後の本格的な手入れを前提に行ってください。
風向きや設置面の安全確認
撤収時の風向きや周辺の安全も重要です。強風下ではテントが跳ね返って怪我をすることがあるため、風向きを見て風上側を先に抑えるなど対策を取りましょう。周囲に割れ物や危険な突起物がないかも確認します。
地面が濡れて滑りやすい場合や斜面での作業は避け、平らで安全な場所に移動してたたむ方が良い結果になります。安全第一で行動すれば、撤収作業がスムーズになります。
大型テントの基本的なたたみ手順を写真と動画で学ぶ
テントを完全に平らに広げて形を整える
まず地面にテントを完全に広げ、形を整えます。しわや巻き込みがないように手で生地を伸ばし、入口や角の位置を確認しておきます。生地がかぶさっている部分は丁寧に広げておくと後の作業が楽になります。
隅々まで平らにすることで、ポールやフレームを寄せたときに均等にたためます。写真や動画で形を確認しながら行うと、どの位置を中心に折ればよいかが直感的にわかります。視覚的に手順を追うのが早くたためるコツです。
ポールをまとめて一点に寄せる方法
ポールやフレームは一箇所に寄せることで折りたたみが簡単になります。端から順に持ち上げて中心に寄せるか、複数人で角を集めて一点にまとめます。フレームのテンションが強い場合はゆっくりと力を抜きながら寄せることが重要です。
ポール同士が絡まないように、途中で向きを調整しながらまとめると後の工程がスムーズになります。動画を見て動きの流れを掴むと手際がよくなります。
頂点を内側に折り込むやり方
フレームを寄せたら、テントの頂点部分を内側へ折り込んで厚みを均一にします。頂点を折り込むことで形が安定し、輪にしたときに無理な力がかかりにくくなります。力任せに押さえつけず、空気を抜きながら少しずつ折るのが安全なやり方です。
この折り方は生地への負担を減らす効果もあります。写真やスローモーション動画で折り込み方を確認すると真似しやすくなります。
輪を重ねて小さくたたむ手順
頂点を折り込んだら、テントを左右に折りたたんでリング状にまとめます。手で押さえながら輪を重ね、直径が小さくなるまで繰り返します。途中で生地がずれないように注意し、均等に重ねることを意識すると形が崩れにくくなります。
必要に応じて紐やベルトで縛れば形が保てます。動画で途切れずに動作を見ると、タイミングや力加減がつかみやすくなります。
力を抜いて形を整えるコツ
たたむときは力を入れすぎないことが大切です。力を抜くことで生地やフレームに均等に力がかかり、傷みを防げます。深呼吸して作業のテンポを落とすと、無駄な力が入りにくくなります。
また、腰や腕の負担を減らすために、膝を使って押す、体重をかけるなど体全体で作業するのが負担軽減につながります。動画で見本を確認して、力加減を真似すると上達が早くなります。
動画を見ながら動きをまねすると早い
実際の動きを見ることで、手の位置や折り込みのタイミングがつかめます。スマホで短い動画を撮っておくと、自分の動きを振り返って改善できます。メーカーやモデルごとのコツを動画で確認すると、より安全に早くたためます。
動作を分解してゆっくり再生すれば、複雑な動きも覚えやすくなります。初めはゆっくり試し、慣れてきたらスピードを上げると良いでしょう。
メーカー別に押さえておきたいたたみ方の違い
コールマンで気をつけるポイント
コールマン製は生地がしっかりしているモデルが多く、フレームのテンションが強めなことがあります。折りたたむ際はフレームを無理にねじらず、ゆっくり中心に寄せることを心がけてください。
入口周りのファスナーやベルトは留める順序があるので、説明書どおりに開閉すると戻しやすくなります。収納袋に入れるときは角を合わせてゆっくり押し込むと傷みを防げます。
ケシュアのリング重ねのコツ
ケシュア(Quechua)のリング構造は素早くたためる反面、ねじれが起きやすい特徴があります。リングを重ねるときは同じ方向に回して揃えるとねじれを防げます。
片側ずつ少しずつ重ねていき、中央で形を整えるとスムーズです。最初は動画を見ながら手順を確認すると失敗が少なくなります。
ロゴスは生地を傷めない折り方
ロゴスの生地は摩耗に注意が必要な場合があるため、角を強く折り込まずにゆったりと折ることをおすすめします。鋭利な砂や小石が付着していると傷が付きやすいので、清掃を念入りに行ってからたたんでください。
生地を擦らせないように、収納時も急激な力をかけないよう意識すると長持ちします。
チャムスは軽量タイプの扱い方
チャムスなどの軽量モデルはフレームが柔らかめの場合があり、たたむときに形が崩れやすい特徴があります。複数人で角を押さえつつ、ゆっくりと輪を作ると安定します。
軽い分、風で飛ばされやすいので撤収時は周囲を押さえる人を付けておくと安心です。収納袋はぴったりサイズを使うと収まりが良くなります。
大型モデル共通の注意点
どのメーカーでも共通するのは、無理に力を入れないことと濡れや汚れを残さないことです。また、フレームの接続部や縫い目は痛みやすいので、たたむ際にその部分を強く擦らないように注意してください。
大型モデルは収納時にスペースを取るため、収納袋の扱いにも気を配り、ベルトやファスナーを適切に締めることが重要です。
取扱説明書の図を先に確認する
各メーカーの説明書にはたたみ方の図が掲載されていることが多く、事前に確認しておくと迷いが減ります。図はモデルごとのクセを示しているので、特に初めて扱うテントでは一度目を通しておくと安心です。
図を見ながら実際に手を動かすと、理解が早まり効率も上がります。
ねじれや破れが起きた時の対処と乾燥保管の方法
フレームのねじれを戻す手順
フレームがねじれた場合は、無理に引っ張らずに一度フレームを緩めてから角度を調整します。ねじれ箇所を目で確認し、反対方向にゆっくりと曲げ戻すことで元の形に戻ることがあります。
硬くて戻らない場合はプロに見てもらうか、メーカーのサポートに相談してください。無理に力を加えると破損が進むため、慎重に行うことが重要です。
濡れたテントの速い乾かし方
濡れたテントは可能な限り広げて風通しの良い場所に置き、直射日光を避けて乾かします。扇風機や車のブロワーを使うと乾燥が早くなりますが、熱風は避けてください。
裏側や縫い目など水分が残りやすい箇所はタオルで押し拭きし、その後風通しを良くして完全に乾かします。帰宅後に再度点検してから収納するのが大切です。
裂け目の簡易補修方法
小さな裂け目やほつれは、ガムテープやテント用リペアテープで応急処置ができます。傷口の周囲を清潔にしてから貼ると密着性が高まります。裏側から補強すると強度が上がります。
大きな裂けや縫い目の損傷は専門の修理業者かメーカーの修理サービスを利用することを検討してください。応急処置はあくまで一時的な対応です。
生地の負担を減らす折り方の工夫
折りたたむ際は同じ場所に繰り返しストレスがかからないよう、折り目を少し変える方法が有効です。長期間同じ折り目で収納すると生地が劣化しやすいため、時々向きを変えて収納してください。
角や縫い目に余分な力がかからないよう、ゆるめにたたむ習慣をつけると生地の寿命が伸びます。
収納袋に入れる際の注意点
収納袋に入れる前に完全に乾かし、砂やゴミがないか最終確認を行います。袋の内側に濡れたまま入れるとカビや悪臭の原因になりますので必ず乾燥させてください。
入れ方はゆっくり滑らせるように行い、ファスナーやベルトを均等に締めて保管します。収納袋自体も湿気を吸うことがあるので、定期的に点検すると安心です。
長期保管時の湿気対策
長期保管する場合は、乾燥剤やシリカゲルを袋の中に入れて湿気対策を行ってください。直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管すると劣化を抑えられます。
また、半年に一度は取り出して点検・換気をすることでカビや虫食いを防げます。折り目を変えることで生地の同一箇所への負担を減らすこともおすすめです。
次回も楽にたためる大型テントのチェックリスト
- たたむ前にゴミ・砂を除去しておく
- フライ・インナーの裏側まで触って乾燥確認
- ジッパー・ベルトをすべて開けて空気を抜く
- 必要な人数を確保し役割分担を決める
- フレームや縫い目の損傷を点検する
- 濡れている場合はタオルで押さえて水分を取る
- ねじれや破れがあれば応急処置を行う
- 収納袋に入れる前に完全に乾かす
- 収納袋には乾燥剤を入れて湿気対策をする
- 次回のためにたたみ方を写真や動画で保存しておく
以上をチェックすれば、次回も安心してスムーズに撤収できるはずです。

