キャンプ飯の主役として爆発的な人気を誇るマルチグリドル。焼く、炒める、煮る、そしてそのまま食卓に出せる万能さが魅力ですが、いざ選ぼうとするとサイズや深さ、ブランドの違いに迷ってしまうことも少なくありません。自分にぴったりの一枚を見つけるために、まずは失敗しないための比較ポイントを整理しましょう。用途に合った最適なモデルを選べば、キャンプの料理がもっと楽しく、快適になります。
マルチグリドルを比較して選ぶときの結論
マルチグリドル選びで後悔しないための結論は、まず「誰と、どんな料理を作りたいか」を明確にすることです。一見どれも同じように見える丸い鉄板ですが、細かなスペックの違いが現場での使い勝手に直結します。サイズ、熱源、コーティングの質という3つの軸を基準に、自分のキャンプスタイルに最もフィットするものを見極めることが、満足度の高い買い物への近道です。
人数と用途でベストなサイズが決まる
マルチグリドル選びで最初に直面するのがサイズ選びです。主流は直径29cmと33cmの2パターンですが、この数センチの差が調理のしやすさを大きく左右します。ソロやデュオキャンプがメインであれば、軽くて取り回しの良い29cmが最適です。コンパクトなバーナーの上でも安定しやすく、パッキングもしやすいため機動力に優れています。
一方で、3人以上のファミリーやグループキャンプ、あるいはパエリアやステーキなどの豪快な料理を楽しみたいなら33cm一択です。面積が広いため食材を一度にたくさん焼け、肉の横で野菜を焼くといった同時調理もスムーズに行えます。ただし、サイズが大きくなると収納場所やバーナーの五徳との相性も変わってくるため、自分の持ち運びスタイルと相談して決めるのがポイントです。
熱源の相性で使い勝手が大きく変わる
キャンプだけでなく、自宅のキッチンでも使いたいと考えているなら、熱源の確認は必須です。マルチグリドルには「直火専用」と「直火・IH両対応」の2種類があります。直火専用モデルは軽量で安価な傾向にありますが、IHでは反応しません。将来的に引っ越しやキッチンのリフォームを予定している場合も、両対応モデルを選んでおいたほうが活用の幅が広がります。
また、カセットコンロやシングルバーナーで使用する場合は、輻射熱にも注意が必要です。33cmのような大型モデルをコンパクトなコンロで使うと、熱がガス缶(CB缶)に伝わりやすくなるため、遮熱板の併用を検討しなければなりません。自分が普段使っている熱源に安全に載せられるか、火が均一に通る底面の形状になっているかをしっかり比較しましょう。
くっつきにくさは手入れ方法まで含めて比べる
マルチグリドルの最大のメリットは「油を引かなくても食材がくっつきにくい」という点です。これは多くのモデルで特殊なフッ素樹脂コーティング(イノーブルコーティングなど)が施されているためですが、このコーティングの質によって耐久性が変わります。安価な類似品の中には、数回の使用でコーティングが剥げてしまうものもあるため、信頼できるブランドのものを比較検討することが大切です。
また、手入れのしやすさも重要な比較ポイントです。本物の鉄板のようにシーズニング(油慣らし)が必要なものは少なく、ほとんどが中性洗剤でサッと洗うだけで完了します。しかし、焦げ付きを放置してしまうとコーティングを傷める原因になります。「焦げ付いてもお湯をかけて拭くだけで落ちるか」といった実際の使用レビューを参考に、メンテナンスの負担が少ないモデルを選びましょう。
迷ったときの定番パターンを決めておく
情報が多くてどうしても決められないときは、自分のキャンプの「メインシーン」を一つ定めて、それに合う定番モデルを選ぶのが確実です。例えば「ソロでミニマムに楽しみたい」なら29cmの浅型、「家族で鍋料理も楽しみたい」なら33cmの深型、といった具合です。定番と言われるモデルは多くのユーザーに使われているため、オプションパーツも豊富で、トラブル時の情報も得やすいという利点があります。
最初から完璧な一枚を求めすぎず、まずは最も出番が多そうなスペックを優先してみてください。マルチグリドルは一枚持っていると、焼肉からアヒージョ、パンケーキまで何でもこなせるため、基準となるサイズが一枚あるだけで、キャンプ飯の質が劇的に向上します。
マルチグリドルのおすすめ比較で選ばれているモデル
多くのキャンパーに選ばれている、信頼性の高いマルチグリドルを比較表にまとめました。
| 商品名 | サイズ・形状 | 対応熱源 | 特徴 | リンク |
|---|---|---|---|---|
| JHQ 鉄板マルチグリドル 33cm | 33cm・浅型 | 直火・IH | 元祖マルチグリドル。高品質で超軽量 | 公式サイト |
| JHQ 鉄板マルチグリドル 29cm深型 | 29cm・深型 | 直火・IH | 汁物OK。1〜2人に最適な万能モデル | 公式サイト |
| FUTURE FOX マルチグリドル 32cm | 32cm・深型 | 直火・IH | 付属品が豪華。安定感抜群の深型 | 公式サイト |
| Far North GRIDDLE KING | 33.6cm・浅型 | 直火・IH | 独自の表面加工でさらにくっつきにくい | Amazon詳細 |
JHQ 鉄板 マルチグリドル 正規品 IH・直火 対応 軽量 グリドルパン
マルチグリドルブームの火付け役となった、JHQの定番モデルです。33cmのサイズがありながら約1kgという驚きの軽さを実現しており、パッキングの負担を最小限に抑えられます。特殊なコーティングにより、焦げ付きにくさはトップクラス。IH対応なので自宅でのホットプレート代わりとしても非常に優秀で、迷ったらこれと言われる信頼の一枚です。
JHQ 鉄板マルチグリドル 正規品 深型29cmシリーズ
人気のJHQから登場した「深型」の29cmモデルです。中心部が深く設計されているため、焼く・炒めるだけでなく、すき焼きやパスタなどの汁気が多い料理も楽にこなせます。29cmというサイズはソロやデュオのテーブルでも場所を取らず、適度な重厚感があるため安定して調理が可能です。
FUTURE FOX マルチグリドル 直径32cm 深型 4点セット FF1156
深さ約4cmという高いサイドウォールを持つFUTURE FOXのモデル。煮込み料理や揚げ物までこなせる汎用性の高さが魅力です。専用のケース、木製の取っ手、シリコン製の鍋敷きなどが最初からセットになっているため、別途買い足す必要がなく、コストパフォーマンスを重視する方に非常におすすめです。
Far North GRIDDLE KING 33.6cm マルチグリドルパン
耐久性にこだわった設計が特徴のモデルです。他のグリドルに比べてわずかに厚みを持たせており、熱伝導率の良さと蓄熱性を両立させています。肉を焼いた際の仕上がりが良く、表面のイノーブルコーティングも非常にタフ。キャンプでガシガシ使い込みたい、料理好きのキャンパーに支持されています。
サイズと仕様の違いで見るマルチグリドル比較ポイント
自分に合うモデルをさらに絞り込むために、スペック上の細かな違いがどのように調理に影響するかを理解しましょう。「大は小を兼ねる」とは限らないのが、マルチグリドル選びの面白いところです。
29cmと33cmの使い分けは調理量で決める
29cmは1〜2人の調理にぴったりなサイズです。目玉焼きとベーコンを焼くようなシンプルな朝食から、1人前のパスタまで無駄なくこなせます。一方、33cmは3人以上の料理を作る際にその真価を発揮します。焼きそばなら3玉程度まで一度に炒めることができ、周囲の余白がある分、食材を混ぜ合わせる際も外にこぼれにくいというメリットがあります。自分のキャンプの平均人数をベースに選びましょう。
深型と浅型の違いは汁気の多い料理で出る
浅型は焼きムラが少なく、ステーキや餃子などをパリッと焼き上げるのに適しています。見た目もフラットでスタイリッシュなため、そのままお皿として出したときに美しく映えます。深型は中央のくぼみが深くなっているため、アクアパッツァや煮込みハンバーグといった「水分を多めに使う料理」が得意です。キャンプで「何でも一品で済ませたい」という方は、深型を選んでおくと調理の幅がぐっと広がります。
IH対応と直火対応は自宅と外の両方で確認する
熱源の比較は重要です。IH対応モデルは底面に磁性体が含まれているため、直火専用よりもわずかに重くなる傾向がありますが、自宅のキッチンでも活用できる大きな強みがあります。キャンプに行けない週末に、ダイニングテーブルでサムギョプサルを楽しむといった使い方が可能です。もし「キャンプでしか絶対に使わない」と割り切れるなら、より軽量な直火専用を選ぶことで、登山やツーリングなどのパッキングを楽にできます。
ケースや取っ手やフタの有無で快適さが変わる
本体性能だけでなく、付属品の充実度も比較しましょう。マルチグリドルは本体が熱くなるため、木製やシリコン製の取っ手カバーがあるだけで使い勝手が劇的に向上します。また、専用ケースがあればコーティングの保護になり、他のギアと一緒に運搬しても傷がつきません。さらに、蒸し料理や炊飯に挑戦したいなら、別売りの「フタ」が用意されているモデルや、市販のフタが合うサイズのものを選ぶのが賢明です。
マルチグリドル比較は使う場面を先に決めると選びやすい
マルチグリドル選びに正解はありませんが、自分の「キャンプの風景」を具体的にイメージすることで、最適な答えが見つかります。
- ソロキャンプ中心: 29cmの軽量モデル、パッキング重視。
- ファミリー・グループ: 33cmの広々サイズ、一気に焼ける面積。
- 料理のバリエーション: 深型を選んで、煮込みや揚げ物も視野に。
- 自宅でも使いたい: 必ずIH対応モデルを選び、収納場所も確保。
一度手にすれば、その軽さと手入れの楽さ、そして料理の完成度の高さに驚くはずです。ぜひ今回の比較ポイントを参考に、あなたのキャンプライフをより美味しく彩ってくれる最高の一枚を選び抜いてください。

