登山で着てはいけない色を回避する4つの基準で遭難リスクを減らす安全ウェア6選

これから登山を始めようとしている方や、新しいウェアを新調しようと考えている方にとって、「登山 着ては いけない 色」を知ることは安全を守るための第一歩です。山の環境は街中とは異なり、色の選択一つがリスク回避に直結します。今回は、避けるべき色と選ぶべき色の基準、そして今買うべき厳選ウェアをご紹介します。

目次

登山で着てはいけない色の回避策と選び方

黒色や紺色などの暗い色を避ける

登山において、黒色や紺色といった暗い色のウェアをメインに選ぶのは避けるべきです。その最大の理由は、山の背景に紛れ込んでしまう「視認性の低さ」にあります。

深い緑の森や、夕暮れ時の岩場において、黒い服は影と同化してしまい、同行者や他の登山客からあなたの存在を認識しづらくさせます。

また、暗い色は熱を吸収しやすいため、夏場の登山では直射日光による体温上昇を招き、熱中症のリスクを高める要因にもなります。おしゃれで引き締まって見える黒ですが、登山のメインウェアとしては慎重に判断しましょう。

スズメバチを刺激しない色を選ぶ

低山から本格的な縦走まで、山で最も恐ろしい害虫の一つがスズメバチです。ハチは「黒いもの」を攻撃対象として認識する習性があります。

これは、天敵であるクマやカラスが黒い色をしているためと言われています。頭髪や黒いウェアは、スズメバチにとって格好のターゲットになり、非常に危険です。

安全を確保するためには、白や黄色といった明るい色を意識的に取り入れることが有効です。特に頭部を守る帽子は、黒以外の膨張色を選ぶことで、不必要な攻撃を受けるリスクを大幅に下げることができます。

遭難時に発見されやすい視認性を重視

万が一、道に迷ったり滑落したりして遭難してしまった際、空からの捜索や地上からの発見を左右するのはウェアの「色」です。

自然界には少ない蛍光色のオレンジ、鮮やかなレッド、明るいイエローなどは、ヘリコプターからの視認性が非常に高く、救助効率を劇的に高めます。

逆に、迷彩柄やカーキ、ダークグリーンなどは自然に溶け込んでしまうため、救助隊がすぐそばを通っても気づかれない恐れがあります。自分の命を守るための「シグナル」として、ウェアの色を捉える視点を持つことが重要です。

防虫効果やUVカット機能を優先する

色の選択と合わせて、ウェアの機能性にも注目しましょう。最近の登山ウェアには、繊維に防虫成分を配合したものや、強力なUVカット機能を備えたものが増えています。

アブやブヨといった不快な虫を寄せ付けない機能は、長時間の行動を快適にします。また、高所では地上よりも紫外線が強いため、肌を守るUVカット機能は疲労軽減にも繋がります。

明るい色のウェアを選びつつ、これらの付加機能を確認することで、安全性と快適性を両立した最高の登山体験をサポートしてくれます。機能性の高い一枚は、あなたの山行をより豊かにする投資となるはずです。

おすすめの登山向け高視認性ウェア6選

【モンベル】ジオライン L.W. サイクルアンダーシャツ

驚異的な速乾性と保温性を兼ね備えたモンベルの定番ベースレイヤーです。薄手で軽量ながら、汗を素早く逃がすため汗冷えを防ぎます。シルバーなどの明るいカラー展開があり、視認性も確保できます。

項目内容
商品名モンベル ジオライン L.W. サイクルアンダーシャツ
価格帯3,500円〜4,500円前後
特徴驚異の速乾性と抗菌防臭機能を持つ高機能アンダー
公式サイト公式サイトはこちら

パタゴニア|メンズ・キャプリーン・クール・デイリー

トレイルから水辺まで多用途に使えるパタゴニアの人気製品です。鮮やかなカラーバリエーションが豊富で、山での視認性は抜群。伸縮性に優れ、肌触りが非常に柔らかいのが特徴です。

項目内容
商品名パタゴニア メンズ・キャプリーン・クール・デイリー
価格帯6,000円〜7,500円前後
特徴速乾性と伸縮性に優れた多機能型テクニカル・トップ
公式サイト公式サイトはこちら

【ミレー】ドライナミック メッシュ NS クルー

「網シャツ」として知られる、汗冷え対策の決定版です。ウェアの下に着用することで、肌を常にドライに保ちます。ライトグレーなどの色を選べば、上に重ねるウェアの色の邪魔をしません。

項目内容
商品名ミレー ドライナミック メッシュ NS クルー
価格帯5,000円〜6,500円前後
特徴究極のドライ感をもたらすメッシュ構造のインナー
公式サイト公式サイトはこちら

ザ・ノース・フェイス|ロングスリーブGTDロゴクルー

優れた吸汗速乾性を誇るランニング・登山兼用モデルです。胸元のロゴがアクセント。蛍光イエローやオレンジといった高視認カラーがラインナップされており、安全性を重視する方に最適です。

項目内容
商品名ザ・ノース・フェイス ロングスリーブGTDロゴクルー
価格帯6,000円〜8,000円前後
特徴ハニカム構造の立体的な生地で汗戻りを軽減
公式サイト公式サイトはこちら

【ファイントラック】ドライレイヤーベーシックT

撥水機能によって汗を透過させ、肌を濡らさない「ドライレイヤー」の先駆けです。薄く透け感があるため、明るい色のベースレイヤーと組み合わせることで、安全性を高めつつ快適さを維持できます。

項目内容
商品名ファイントラック ドライレイヤーベーシックT
価格帯4,000円〜5,500円前後
特徴圧倒的な撥水力で汗冷えを根本から防ぐ革命的インナー
公式サイト公式サイトはこちら

マムート|Performance Static T-Shirt

マムートらしい洗練されたデザインと高い機能性を両立した一枚です。軽量で通気性が良く、激しい動きにも追従します。ブランドカラーの鮮やかなレッドは山中での視認性が非常に高くおすすめです。

項目内容
商品名マムート Performance Static T-Shirt
価格帯7,500円〜9,500円前後
特徴高い透湿性と洗練されたデザインを両立したTシャツ
公式サイト公式サイトはこちら

登山の服装を比較する際の重要な基準

生地の吸汗速乾性と透湿性

登山ウェアを選ぶ際、最も重視すべき基本性能が「吸汗速乾性」と「透湿性」です。運動中に体から出る汗を素早く吸収し、生地の表面で拡散させて乾かす能力が求められます。

これが不十分だと、汗が肌に残って体温を奪う「汗冷え」を引き起こし、最悪の場合は低体温症に繋がる危険があります。綿(コットン)素材は乾きにくいため、登山では厳禁です。

ポリエステルやウールといった素材が適しています。また、ウェア内の蒸れを外に逃がす透湿性も、長時間の行動を快適に保つためには欠かせない要素です。スペック表を必ずチェックしましょう。

季節に合わせたレイヤリングのしやすさ

登山は「レイヤリング(重ね着)」が基本です。ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層を状況に応じて脱ぎ着することで体温を調節します。

そのため、個別のウェアがいかに重ね着しやすいデザインであるかが重要になります。厚みが適度で、重ねても動きを妨げないカッティングがなされているかを確認してください。

例えば、今回ご紹介したベースレイヤーは、どれも上にフリースやジャケットを羽織りやすいタイトすぎないフィット感を持っています。季節の変化に対応できる汎用性の高いものを選びましょう。

動きやすさを左右するストレッチ性

岩場を登ったり、急斜面を歩いたりする登山では、ウェアの「ストレッチ性」が快適さを大きく左右します。腕を上げた時や膝を曲げた時に、生地が突っ張らないことが理想です。

特にベースレイヤーやパンツにおいて、立体裁断(アーティキュレイテッド)が採用されているものや、ポリウレタン混紡で伸縮性が高いものを選ぶと、疲労の蓄積を抑えることができます。

試着の際は、実際に大きく体を動かしてみて、どこかにストレスを感じないか確認するのがポイントです。動きを制限しないウェアは、安全な足さばきにも貢献します。

長期間使用できる耐久性と耐摩耗性

登山ウェアは、バックパックのショルダーハーネスによる摩擦や、岩や枝との接触など、過酷な環境にさらされます。そのため、薄手であっても十分な「耐久性」が必要です。

特にナイロンを混紡した生地などは、軽量ながらも擦れに強く、長く愛用できる傾向にあります。安価なスポーツウェアでは、数回の登山で生地が毛羽立ってしまうことも珍しくありません。

登山専用ブランドのウェアは、こうした摩擦に対するテストを繰り返しており、信頼性が高いです。初期投資は少し高くなりますが、結果的に長く使えるためコストパフォーマンスに優れています。

登山ウェア購入時の注意点と安全な活用法

実際の着用感とサイズ感を確認

オンラインで購入する場合でも、できれば事前に店舗でサイズ感を確認することをおすすめします。メーカーによって「Mサイズ」の基準が大きく異なるためです。

特に海外ブランドは袖丈や着丈が長い傾向にあり、ジャストサイズでないと機能が十分に発揮されません。肌に直接触れるウェアは、適度な密着感があることで効率的に汗を吸い上げます。

ぶかぶかのウェアは汗冷えの原因になり、逆にきつすぎると血行を阻害してしまいます。自分の体のサイズを正確に把握し、サイズチャートを細かくチェックしてから注文しましょう。

重ね着による温度調節を考慮

ウェアを購入したら、手持ちの他のウェアと組み合わせた時の「温度調節のしやすさ」をシミュレーションしてください。山では立ち止まると急激に冷えます。

歩いている時は薄手の高視認性ウェア一枚で十分でも、休憩中や山頂では冷たい風にさらされます。その上に何を羽織るか、その組み合わせで色がどう見えるかも重要です。

例えば、アウターが暗い色の場合は、中のシャツを明るい色にして、暑くなった時に一枚になっても目立つようにするなどの工夫が可能です。全体のシステムとして安全を考えましょう。

洗濯表示に従った適切な手入れ

高機能な登山ウェアの性能を維持するためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。一般的な柔軟剤の使用は、繊維の吸汗速乾機能を損なう可能性があるため避けてください。

多くの登山ウェアは、専用の洗剤や、中性洗剤での洗濯が推奨されています。また、熱に弱い素材も多いため、乾燥機の使用が可能かどうかも洗濯表示で確認が必要です。

正しく洗うことで、生地の機能が復活し、清潔な状態を長く保つことができます。高価なギアだからこそ、大切に手入れをして、次の山行に備える習慣を身につけましょう。

予備の防寒着やレインウェアの準備

ウェアの色の選択と同様に重要なのが、不測の事態に備えた「予備の装備」です。天候が急変しやすい山では、常に最悪の事態を想定しなければなりません。

明るい色のウェアを着ていても、雨に濡れて体が冷え切ってしまっては意味がありません。必ず防水透湿性に優れたレインウェアと、軽量なダウンなどの防寒着を携行してください。

これらの予備装備も、赤やオレンジなどの目立つ色を選んでおけば、緊急時の防寒だけでなく捜索時の目印としても非常に役立ちます。ウェア選びは、装備全体を一つの安全装置として考えることが大切です。

安全な色のウェアを選んで登山を楽しもう

登山における「色」の選択は、単なるファッションの好みではなく、自分自身の命を守るための重要なリスクマネジメントです。黒や紺といった暗い色は都会的で魅力的ですが、山という非日常の環境においては、周囲に存在を知らせる「視認性」が何よりも優先されるべき価値となります。

今回ご紹介したモンベルやパタゴニア、ザ・ノース・フェイスといった一流ブランドのウェアは、どれも高い機能性を備えつつ、山での安全を考慮したカラーラインナップが充実しています。吸汗速乾性やストレッチ性といった基本性能をしっかり押さえた上で、スズメバチを刺激せず、遭難時にも見つけられやすい明るい色の一枚を選んでみてください。

適切なウェア選びは、あなたの登山をより快適に、そしてより安全なものへと変えてくれます。お気に入りの高機能ウェアを身にまとって、素晴らしい景色が待つ山頂を目指しましょう。安全を身にまとう安心感こそが、登山の楽しみを最大限に引き出す最高のスパイスになるはずです。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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