近年のアウトドアシーンでは、地面に近い位置で過ごすロースタイルが主流となってきました。しかし、あえて「ハイスタイル キャンプ」を選ぶ方が増えているのをご存知でしょうか。家の中と同じような高さで過ごすスタイルは、立ち座りがスムーズで体への負担が少なく、贅沢な時間を過ごすのに最適です。
今回は、ハイスタイルでのキャンプをより快適にするための選び方や、オンラインで購入できるおすすめのギアを厳選してご紹介します。これから道具を揃える方も、スタイル変更を検討中の方も、ぜひ参考にしてください。
ハイスタイルキャンプを楽しむための選び方
テーブルと椅子の高さを揃える
ハイスタイルのキャンプにおいて、最も重要なのはテーブルとチェアの高さのバランス、いわゆる「差尺(さしゃく)」を適切に保つことです。一般的に、自宅のダイニングテーブルと同様の高さである70cm前後のテーブルには、座面高が40cmから45cm程度のチェアを組み合わせるのが理想的とされています。このバランスが崩れてしまうと、食事の際に前かがみになりすぎたり、逆に腕が上がって肩が凝ったりする原因になります。
キャンプ場という不安定な屋外環境では、この「高さの相性」が直接的に居心地の良さを左右します。例えば、天板の高さが微妙に調整できるタイプのテーブルを選ぶと、地面の凹凸に合わせて微調整が可能になり、常にフラットな作業スペースを確保できます。また、チェアに関しても、沈み込みの少ない張りのある素材を選ぶことで、計算した通りの高さを維持しやすくなります。
さらに、家族や友人と囲む食卓において、全員の目線の高さが揃うこともハイスタイルの隠れたメリットです。同じ目線で会話を楽しむことで、心理的な距離も縮まり、キャンプ全体の満足度が向上します。購入前には必ず、検討しているテーブルの高さとチェアの座面高の数値を照らし合わせ、無理のない姿勢で過ごせる組み合わせかどうかを確認するようにしましょう。
立ち座りのしやすさを重視する
ハイスタイル キャンプが幅広い世代に支持される最大の理由は、圧倒的な「立ち座りのしやすさ」にあります。ロースタイルの場合、一度座ると立ち上がるのに大きなエネルギーを必要とし、腰や膝に負担がかかりがちです。一方で、座面が高いハイスタイルのチェアは、膝を深く曲げずに腰を下ろせるため、頻繁に動く必要があるキャンプ中の動作が劇的に楽になります。
特に、焚き火の準備をしたり、料理の様子を見に行ったり、子供の世話をしたりと、立ち動くことが多いアクティブなキャンパーにとって、この機動力は大きな武器となります。膝への負担が気になる方や、腰痛持ちの方にとっても、ハイスタイルは非常に優しい選択肢と言えるでしょう。チェアを選ぶ際は、立ち上がる際に支えとなる肘掛け(アームレスト)がしっかりしているものを選ぶと、より安定感が増します。
また、座った状態からの視野が広がることも特徴です。立ち上がる動作が億劫にならないため、キャンプサイト全体の整理整頓もこまめに行えるようになります。結果として、常に清潔で快適な空間を維持しやすくなるという副次的な効果も期待できます。「座りっぱなし」ではなく「軽やかに動く」ことを楽しみたいのであれば、座面の高さにこだわったギア選びが不可欠です。
調理作業が楽な高さを選ぶ
ハイスタイルのキャンプは、キッチン周りの利便性を追求したい方にとって最高の環境を提供してくれます。キャンプ料理を本格的に楽しむ場合、テーブルが低いと常に中腰での作業を強いられ、短時間でも腰に大きなダメージが蓄積します。家庭のキッチンカウンターが85cm前後であるのと同様に、キャンプでも70cmから80cm程度の高さで調理ができると、格段に作業効率が上がります。
天板が広いハイスタイルのテーブルであれば、食材のカットから下ごしらえ、そして盛り付けまでを一貫して立ったまま、あるいは姿勢を崩さずに座ったまま行えます。これにより、調理中のストレスが軽減され、より凝ったメニューに挑戦する余裕も生まれるはずです。また、バーナーやカセットコンロをテーブルに置いた際も、炎の様子が確認しやすく、安全に調理を進めることができるのも大きな利点です。
さらに、高い位置での調理は、地面からの埃や砂が入りにくいという衛生面のメリットもあります。小さな子供やペットが調理中の火元や刃物に手が届きにくいという安全性も、ハイスタイルならではの魅力です。キッチンスタンドを別途用意するのも良いですが、まずはメインのテーブルを調理に適した高さのものに統一することで、キャンプサイト全体の機能性を一気に高めることができます。
積載サイズと重量を確認する
ハイスタイルのギアを導入する際に唯一気をつけたいのが、そのサイズと重量です。快適さを重視する分、テーブルやチェアはロースタイルのものに比べて大きく、重くなる傾向があります。車への積み込み(パッキング)において、限られたスペースを有効活用するためには、収納時の形状が「ロール式」なのか「折りたたみ式」なのかを事前に把握しておくことが極めて重要です。
例えば、天板を丸めて収納できるウッドロールテーブルは、長細い形状になるため隙間に差し込みやすいですが、重量はそれなりに重くなります。一方で、二つ折りや三つ折りのアルミテーブルは軽量ですが、面積を取るため積載の順番を工夫する必要があります。自分の車のラゲッジルームの寸法を測り、他のギアとの兼ね合いを考えながら、無理なく運べるものを選びましょう。
また、キャンプサイトから駐車場が離れている場合、重量があるハイスタイルギアの運搬は重労働になります。専用の収納ケースが付属しているか、持ち手が付いているかといった細かな配慮も、実際に使ってみると大きな差となって現れます。「家での快適さ」を外に持ち出すスタイルだからこそ、その「移動」のフェーズで挫折しないよう、スペック表の収納サイズと重量には必ず目を通しておくことを強くおすすめします。
快適に過ごせるハイスタイルキャンプ用品6選
コールマン|マスターシリーズ コンフォートマスターテーブル
コールマンの最高峰「マスターシリーズ」のテーブルは、ハイスタイルを極めたい方に最適な一台です。美しい竹製天板を使用しており、キャンプサイトに高級感をもたらします。高さが調整可能なため、状況に合わせて最適な姿勢をキープできるのが魅力です。
| 商品名 | コールマン マスターシリーズ コンフォートマスターバタフライテーブル |
|---|---|
| 価格帯 | 20,000円〜25,000円前後 |
| 特徴 | 100cm幅の広々とした天板と抜群の安定感 |
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【スノーピーク】FDチェアワイド RD
スノーピークを象徴する赤いチェアは、ハイスタイルのド定番です。座面の張り加減が絶妙で、長時間座っていても疲れにくい設計になっています。食事や読書、団らんなど、あらゆるシーンで活躍する堅牢な作りが特徴です。
| 商品名 | スノーピーク FDチェアワイド RD |
|---|---|
| 価格帯 | 13,000円〜15,000円前後 |
| 特徴 | 折りたたみが簡単で収納性に優れた名作チェア |
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ogawa|ハイバックチェアII(安定感抜群)
日本の老舗ブランドogawaが作るこのチェアは、背もたれが高く、頭までしっかりと預けられる安心感が特徴です。ハイスタイルでありながら、リラックス効果を最大化したい方に選ばれています。アルミフレームによる軽量化も実現しています。
| 商品名 | ogawa ハイバックチェアII |
|---|---|
| 価格帯 | 15,000円〜18,000円前後 |
| 特徴 | 包み込まれるような座り心地と高い耐久性 |
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【DOD】キャナリーテーブルL|3段階の高さ調整
DODのキャナリーテーブルは、ハイスタイル、ミドルスタイル、ロースタイルの3段階に変更できる万能型です。天板の下にメッシュの収納スペースがあり、散らかりがちな小物を整理できる機能性も備えています。ウッドの風合いがキャンプによく馴染みます。
| 商品名 | DOD キャナリーテーブルL |
|---|---|
| 価格帯 | 15,000円〜17,000円前後 |
| 特徴 | スタイルに合わせて高さを変えられる柔軟性 |
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【コールマン】レイチェア|3段階リクライニング
ハイスタイルでありながら、リクライニング機能を楽しめるのがレイチェアの強みです。食事の時は背もたれを立て、食後はリクライニングさせて星空を眺めるといった贅沢な使い方が可能です。ハイバック仕様で首への負担も軽減されます。
| 商品名 | コールマン レイチェア |
|---|---|
| 価格帯 | 9,000円〜12,000円前後 |
| 特徴 | 3段階のリクライニング機能とコンパクト収納 |
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ロゴス|アイアンクワトロポッド(焚き火料理)
ハイスタイルでの焚き火料理を強力にバックアップするアイテムです。焚き火台の上に設置することで、ダッチオーブンなどの重い鍋を吊るして調理ができます。調理位置が高くなるため、立ったまま料理の確認ができるのが非常に便利です。
| 商品名 | ロゴス アイアンクワトロポッド |
|---|---|
| 価格帯 | 10,000円〜12,000円前後 |
| 特徴 | 4本脚による高い安定性とワイルドな外観 |
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ハイスタイルキャンプ用品を比較する際の基準
素材による雰囲気と耐久性
ハイスタイル ギアを選ぶ際、素材選びはサイト全体の雰囲気とメンテナンス性に直結します。主に「ウッド(天然木)」と「アルミ・ステンレス」の2種類に大別されますが、それぞれに明確な特徴があります。ウッド素材は、キャンプらしい温かみのある雰囲気を演出しやすく、使い込むほどに味が出るのが魅力です。天然の竹やブナ材を使用したテーブルは、どんな景色にも馴染み、写真映えも抜群です。ただし、湿気に弱く定期的な乾燥やオイルメンテナンスが必要になることも覚えておきましょう。
対してアルミ素材は、非常に軽量でありながら高い耐久性を誇ります。錆びに強く、雨に濡れてもサッと拭くだけで手入れが完了するため、機能性を重視するキャンパーに最適です。最近では、アルミに木目調のプリントを施した製品も増えており、「ウッドの見た目」と「アルミの扱いやすさ」を両立したい方の選択肢となっています。自分のキャンプスタイルが、雰囲気重視の「癒やし」なのか、機能重視の「実用性」なのかによって、選ぶべき素材は自ずと決まってきます。
また、チェアの生地素材も重要です。ポリエステルは耐久性が高く汚れにくいですが、焚き火の火の粉には弱いです。一方で、コットン(綿)素材は火の粉に強く、ハイスタイルでの焚き火を楽しみたい方に適しています。ギアを長く愛用するためには、自分がどのような環境で、どのような頻度で使用するのかを想像し、ライフスタイルに合った素材選びを心がけることが大切です。
収納時の形状と持ち運びやすさ
ハイスタイル用品は展開時のサイズが大きいため、収納時の「コンパクトさ」が選定の重要な指標になります。同じ70cm高のテーブルでも、収納方式によって車の積載難易度は劇的に変わります。例えば「ロールトップ式」は天板をバラバラにして筒状にまとめられるため、細長いスペースに収納可能です。一方で「フォールディング(二つ折り)式」は、厚みは抑えられますが面積が大きくなるため、荷物の下敷きにするなどの積み方の工夫が必要になります。
チェアに関しても同様です。収束型のチェアは傘のように細長く畳めるため、車の隙間を埋めるのに便利です。しかし、折り畳み型のチェアは座面の張りが強い一方で、薄い板状になるため、積載順序を最後にしなければならないといった制約が出ることがあります。自分の車がSUVなのか、軽自動車なのか、積載容量にどれくらいの余裕があるのかを数値で把握し、カタログスペックの「収納サイズ」を必ずチェックしてください。
また、持ち運びやすさを左右する「重量」も見逃せません。アルミ製なら3〜4kgで済むテーブルも、天然木製になると10kgを超えることがあります。キャンプ場によっては車をサイトに横付けできない場合もあり、重いギアを何度も運ぶのは大変な苦労になります。ショルダーストラップ付きの収納袋が付属しているか、片手でバランスよく持てる設計かなど、フィールドでの移動を想定した視点で比較を行うことが、購入後の後悔を防ぐ鍵となります。
家族構成に合わせた天板の広さ
テーブルの天板サイズを選ぶ際は、使用する人数とテーブルの上に載せる物の量をシミュレーションしましょう。一般的に、大人1人が食事をするのに必要なスペースは幅60cm、奥行き40cmと言われています。デュオ(2人)キャンプであれば幅90cm程度のテーブルで十分ですが、4人家族でゆったりと食事を楽しみたいのであれば、幅120cm以上のサイズが欲しくなるところです。ハイスタイルは皿やカトラリーもしっかり並べるスタイルが多いため、少し余裕を持ったサイズ選びが推奨されます。
さらに、調理スペースと食事スペースを分けるのか、ひとつのテーブルで全てを完結させるのかによっても最適なサイズは変わります。もし1台のテーブルで調理も行う場合は、バーナーを置くスペースを考慮して、ワンサイズ大きいものを選ぶか、サブテーブルを併用することを検討しましょう。最近のハイスタイルテーブルには、サイドにハンガーが付いていてシェラカップを吊るせるものや、天板の下にネットを張れるものもあり、これらを活用することで実質的な作業面積を広げることも可能です。
子供がいる家庭では、天板の角が丸く処理されているか、安定感がしっかりしているかも確認すべきポイントです。広すぎるテーブルは便利ですが、その分重くなり、設営の負担も増えます。自分たちのキャンプでの過ごし方を振り返り、「メイン料理を中央に置いて、みんなで取り分ける」のか「各自が個別のプレートで食べる」のかといった具体的な食事シーンを思い浮かべながら、過不足のないサイズを見極めることが重要です。
ブランドごとのデザイン性
キャンプは「自分の好きな空間」を作る楽しみが大きく、ブランドごとのデザインフィロソフィーを理解してギアを揃えると、サイト全体の統一感が格段に向上します。例えば、スノーピークは洗練されたミニマルなデザインと、金属加工の美しさが特徴です。コールマンは、アメリカンなカジュアルさと質実剛健なイメージがあり、初心者からベテランまで安心感を与えてくれます。ハイスタイルはギアの存在感が大きいため、ブランドの個性がサイトの雰囲気を支配します。
近年人気のDODなどは、遊び心のあるネーミングと、他にはないユニークな形状やカラーリングが魅力です。自分の好みが「無骨で男らしいスタイル」なのか、「ナチュラルで北欧テイストなスタイル」なのか、あるいは「ポップで賑やかなスタイル」なのか。これを決めることで、選ぶべきブランドが絞られてきます。チェアとテーブルを同じブランドで揃えるのは最も簡単な統一方法ですが、あえて異なるブランドをミックスして自分だけのコーディネートを楽しむのもキャンプの醍醐味です。
また、ブランド選びは「所有欲」を満たすだけでなく、アフターサービスの安心感にも繋がります。有名ブランドであれば、万が一パーツを紛失したり、故障したりした際も修理対応が可能なケースが多いです。長く使い続け、愛着のあるギアに育てていくためには、そのブランドが掲げるコンセプトに共感できるかどうかを大切にしましょう。店頭やSNSで実際の使用例をたくさん見て、自分の理想のキャンプサイトに馴染むデザインをじっくりと探してみてください。
ハイスタイルキャンプを安全に楽しむ注意点
足場の安定した場所で設置する
ハイスタイルのギアは、ロースタイルに比べて重心が高い位置にあります。そのため、設置場所の地面の状態には細心の注意を払う必要があります。傾斜がある場所や、砂利が浮いていて滑りやすい場所にテーブルやチェアを設置すると、少しの衝撃でバランスを崩し、転倒や破損の原因になります。特に、重い料理や熱い飲み物を載せているテーブルが倒れると、大怪我に繋がりかねません。
設営を開始する前に、サイト内の地面をよく観察し、できるだけ平坦で硬い場所を選びましょう。芝生サイトは比較的安定しやすいですが、雨上がりなどで地面が緩んでいる場合は、脚が地面に深く沈み込んでしまうことがあります。脚の先端が細いタイプのギアを使用する場合は、沈み込み防止のコースターを敷くなどの工夫が効果的です。また、設置後には必ず手で軽く揺らしてみて、ガタつきがないかを確認する習慣をつけましょう。
もし、どうしても平坦な場所が見つからない場合は、テーブルの脚の長さを個別に調整できる機能を持つ製品が非常に役立ちます。片方の脚だけを数センチ伸ばすことで、傾斜地でも天板を水平に保つことができ、安全性が飛躍的に向上します。ハイスタイルを楽しむための第一歩は、まず「足元」を固めること。この基本を徹底するだけで、キャンプ中の安心感が大きく変わります。
風の影響を受けやすい点に注意
ハイスタイルのキャンプサイトにおいて、見落としがちな天敵が「風」です。テーブルやチェアの高さがある分、横からの風を受ける面積(受風面積)が大きくなり、強風時にはギアが飛ばされたり、なぎ倒されたりするリスクが高まります。特にアルミ製の軽量なテーブルや、背もたれの高いハイバックチェアは、人が座っていない状態だと驚くほど簡単に風に煽られてしまいます。
風が強い日や、天候が急変する可能性がある場合は、ギアを風上に向けないように配置を工夫したり、風除けとなるタープや車を活用したりすることが重要です。また、使用していない時間はチェアを畳んでおくか、重石を置くなどの対策を講じましょう。テーブルの上も、風で飛ばされやすい軽い容器や小物は出しっぱなしにせず、収納ケースに片付ける癖をつけることが安全への近道です。
また、パラソルを立てられるタイプのテーブルを使用する場合、パラソルが受ける風の力は相当なものになります。必ず専用のベースで固定し、風が強まったらすぐに閉じる判断をしてください。「これくらいの風なら大丈夫」という油断が、大切なギアの破損や周囲への迷惑に繋がります。ハイスタイルという開放的な空間を楽しむからこそ、自然の力に対して常に謙虚であり、適切な対策を怠らないようにしましょう。
重心が高くなるため転倒を防ぐ
ハイスタイルのチェアに座る際、特に注意したいのが「後ろへの転倒」です。リラックスするために背もたれに深く寄りかかった際、あるいは立ち上がろうとして座面の前方に荷重がかかった際、バランスを崩してチェアごと倒れてしまう事故が散見されます。ハイスタイルは脚が長いため、荷重の移動による影響を受けやすく、一度バランスを崩すと立て直すのが難しいのが特徴です。
特にお子様が使用する場合、チェアの上で立ち上がったり、ふざけて揺らしたりしないよう十分に言い聞かせる必要があります。大人であっても、お酒を飲んでリラックスしすぎている時は注意が必要です。対策としては、できるだけ脚の幅(トレッド)が広く、低重心に設計されているモデルを選ぶことが挙げられます。また、アームレストを持ってゆっくりと腰を下ろす、といった所作を意識するだけでも転倒リスクを大幅に減らすことができます。
さらに、テーブルの上に置く重いキャンプギア、例えば大型のランタンやダッチオーブンなども、できるだけ中央付近に配置するようにしましょう。端の方に重いものを置くと、天板に手をついた拍子にテーブル全体が傾く恐れがあります。重心の高さを常に意識し、「安定感」を最優先したギアの配置と使いこなしを徹底することで、ハイスタイルのメリットである快適さを存分に享受できるようになります。
定期的なネジの緩みを点検する
ハイスタイルのギアは、折りたたみや伸縮といった複雑な可動部を持つものが多く、使用を重ねるうちに振動や摩擦でネジやボルトが緩んでくることがあります。キャンプは屋外で使用するため、気温の変化による素材の伸縮や、移動時の車の振動など、ギアには想像以上の負荷がかかっています。一見頑丈そうに見えるテーブルでも、ネジ一つが緩んでいるだけで、ある日突然崩落するという危険性を孕んでいます。
キャンプに出発する前、あるいは撤収して自宅で手入れをする際に、可動部のネジに緩みがないか、フレームに歪みや亀裂が生じていないかを定期的にチェックしましょう。特にチェアの接合部は、人の体重を支える最も重要な部分です。ガタつきを感じたらすぐに使用を中止し、必要であれば増し締めを行ってください。多くのキャンプメーカーでは交換用のパーツ販売も行っているため、異常を感じたら早めに対処することが長持ちの秘訣です。
また、木製ギアの場合は、乾燥による割れや接合部の緩みにも注意が必要です。シーズンオフには専用のワックスやオイルで保湿し、コンディションを整えてあげましょう。定期的なメンテナンスは、安全性を確保するだけでなく、ギアへの愛着を深める大切な時間でもあります。自分の命や家族の安全を預ける道具だからこそ、日頃からの点検を怠らず、常にベストな状態でフィールドへ持ち出すようにしてください。
お気に入りのギアでハイスタイルを満喫しよう
ハイスタイル キャンプの魅力、そして自分にぴったりのギアを見つけるためのポイントを詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。地面に近いロースタイルも素敵ですが、自宅のリビングで過ごすような安心感と、調理や移動がスムーズな機能性を兼ね備えたハイスタイルには、一度体験すると戻れないほどの快適さが詰まっています。腰を据えてゆっくりと景色を眺め、最高の目線で美味しい料理を味わう時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる至福のひとときになるはずです。
この記事でご紹介した選び方の基準——テーブルとチェアの高さのバランス、立ち座りのしやすさ、調理のしやすさ、そして積載の計画——を意識するだけで、あなたのキャンプ体験はより豊かでストレスのないものへと変わります。また、厳選した6つのアイテムは、どれも多くのキャンパーから信頼を集める逸品ばかりです。素材の質感やブランドのデザイン性など、あなたが「これだ!」と感じる直感を大切にしながら、長く寄り添える相棒を選んでみてください。
最後に、ハイスタイルを安全に楽しむための注意点もお忘れなく。重心が高いからこそ、足場選びや風対策、定期的なメンテナンスといった基本的な配慮が、より自由で楽しいキャンプを支えてくれます。しっかりとした準備と、お気に入りのこだわりのギアがあれば、フィールドでの時間はさらに輝きを増すことでしょう。次の週末は、ぜひハイスタイルな装備を積み込んで、新しい視点から自然を味わうキャンプに出かけてみませんか。あなたのキャンプライフが、より一層素晴らしいものになることを心から願っています。

