キャンプ好きの間で「一人一台」と言われるほど普及している小型LEDランタンの代名詞、ゴールゼロ。特に人気の高い「Lighthouse Micro」シリーズには、フラッシュ機能の有無や充電方式の違いなど、いくつかのバリエーションが存在します。初めて購入する方にとっては、見た目が似ているためどれを選べば良いか迷うポイントです。この記事では、ゴールゼロとフラッシュ機能付きモデルの具体的な違いを徹底的に比較し、納得の一台を選ぶためのヒントをお届けします。
ゴールゼロとフラッシュの違いは何か ざっくり結論から整理する
ゴールゼロの「Lighthouse Micro(ライトハウスマイクロ)」シリーズにおいて、最も大きな違いは「本体上部に懐中電灯(フラッシュライト)機能が付いているかどうか」です。名前に「Flash(フラッシュ)」と付くモデルは、ランタンとして周囲を照らすだけでなく、スポットライトのように遠くを照らすことができます。一方、フラッシュが付かないノーマルモデルは、その分だけ構造がシンプルで価格が抑えられているのが特徴です。
違いの中心は明るさとランタイムのバランス
フラッシュ機能付きの「Lighthouse Micro Flash」は、ランタンモードとフラッシュモードを切り替えて使用します。ランタンとしての明るさは最大150ルーメンで、フラッシュモード(懐中電灯)でも最大120ルーメンの明るさを確保しています。これに対し、フラッシュ機能のないノーマルモデルは、ランタン機能に特化しており、周囲を均一に照らす能力に優れています。
ランタイム(連続点灯時間)については、どちらのモデルも最小輝度で最大170時間という驚異的なスタミナを誇ります。しかし、フラッシュモードを多用すると電池の消耗は早くなるため、移動時はフラッシュ、停滞時はランタンというように使い分けることが想定されています。キャンプ場での夜間のトイレ移動など、移動を伴うシーンが多い場合はフラッシュ機能付きが圧倒的に便利です。
充電方法と電池容量で使い勝手が変わる
多くのゴールゼロ製品は本体底面にUSB-Aポートが内蔵されており、ケーブルなしで直接USBポートに差し込んで充電できるのが大きな特徴です。しかし、最新の「Charge(チャージ)」モデルでは、入力だけでなく「出力」機能も備えています。これは、ゴールゼロ本体をモバイルバッテリーとして使い、スマートフォンなどを充電できる機能です。
電池容量については、標準的なモデルで9.62Wh(2,600mAh)のリチウムイオン電池を搭載しています。非常にコンパクトなサイズながら、数泊のキャンプであれば余裕でこなせる容量です。フラッシュ付きモデルとノーマルモデルで電池容量自体に大きな差はありませんが、出力機能を持つChargeモデルは、緊急時のバックアップ電源としても機能するため、安心感が一段階高まります。
光の色味とモードで雰囲気が変わる
ゴールゼロの人気を支えている理由の一つに、暖色系の優しい光があります。多くのキャンパーが好むキャンプサイトの雰囲気を壊さない電球色が採用されており、癒やしの空間を演出してくれます。モード切り替えについても、ボタンを長押しすることで無段階に明るさを調節(ディミング機能)できるため、その時の気分や必要性に合わせて光量を細かくコントロール可能です。
フラッシュ付きモデルの場合、ボタンを押す回数によって「フラッシュ点灯→ランタン点灯(全面)→ランタン点灯(片面)」といった順序で切り替わります。片面点灯モードは、テントの壁際に吊るして自分の方だけを照らしたい時など、光を無駄にせず電池を節約したい場面で非常に重宝します。こうした細かな配慮が、プロから初心者まで愛される理由です。
互換パーツは口金形状と外径で選び分ける
ゴールゼロは世界的にヒットしているため、サードパーティ製のカスタムパーツが非常に充実しています。シェードやカバー、三脚アダプターなど多岐にわたりますが、パーツ選びで注意すべきは「上部の形状」です。フラッシュ付きモデルは上部にレンズがあるため、一部の被せるタイプのシェードでは干渉したり、フラッシュの光を遮ったりすることがあります。
外径についてはシリーズを通してほぼ共通しているため、本体を覆うレザーカバーやシリコンカバーなどは、フラッシュの有無に関係なく使えるものが多いです。しかし、上部のリング(ハンガー)部分を利用するパーツを購入する際は、フラッシュのレンズ部分を塞がない設計になっているか、自分のモデルに対応しているかを事前に確認することが失敗を防ぐポイントです。
ゴールゼロ系ライトおすすめモデルと定番カスタム
現在入手可能なゴールゼロの主要モデルと、併せて手に入れたい人気のカスタムアイテムを整理しました。
Goal Zero Lighthouse Micro Flash
シリーズで最も人気が高い、フラッシュ機能付きの定番モデルです。懐中電灯としても使える汎用性の高さが魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 明るさ | 最大150ルーメン |
| 重量 | 約68g |
| 公式サイト | Goal Zero Lighthouse Micro Flash |
Goal Zero Lighthouse Micro Charge
USB出力機能を備えた上位モデルです。スマホへの給電が可能で、防災用としても非常に優秀な一台です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 明るさ | 最大150ルーメン |
| 特徴 | モバイルバッテリー機能搭載 |
| 公式サイト | Goal Zero Lighthouse Micro Charge |
Goal Zero Torch系 フラッシュライト兼用タイプ
より強力な懐中電灯機能や、ソーラーパネルを搭載した大型モデルです。本格的な冒険や災害への備えに適しています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 特徴 | ソーラー充電対応・大容量バッテリー |
| おすすめ用途 | 長期遠征、車中泊、防災備蓄 |
| 公式サイト | Goal Zero Torch 500 |
38explore 38灯 ゴールゼロ代替の人気枠
ゴールゼロのカスタムパーツを展開していたブランドが開発した、非常にコンパクトなLEDランタンです。ゴールゼロとは違った魅力があります。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 特徴 | 拡張性が高く、カメラの三脚ネジに直接固定可能 |
| おすすめ用途 | こだわりのカスタムサイト作り |
| 公式サイト | 38explore 公式 |
シェード各種 光を柔らかくする定番カスタム
ゴールゼロの強い光を和らげ、下方へ効率よく反射させるための必須アイテムです。木製や真鍮製など種類も豊富です。
三脚アダプターやフック 吊り下げ運用の定番
本体底面のUSB端子を保護しつつ、カメラ三脚に取り付けられるようにするパーツです。テーブル上での安定感が劇的に向上します。
充電ケーブルと予備バッテリー 充電切れ対策
本体にUSB端子は付いていますが、延長ケーブルがあれば狭い場所でも充電しやすくなります。連泊の際は予備の電源も検討しましょう。
自分に合う選び方とよくある疑問の整理
スペックの違いは分かっても、実際に自分のキャンプスタイルにどれが合うのかは悩ましいものです。ここでは、用途に合わせた最適な選び方と、購入前に解決しておきたいよくある疑問についてお答えします。
サイトの主灯か手元灯かで最適解が変わる
ゴールゼロは非常に明るいですが、これ一台で大きなテント全体を隅々まで照らすのは限界があります。基本的には「手元灯」や「サブランタン」として、テーブルの上やテント内の吊り下げ用として使うのがベストです。主灯として使うなら、明るい大型ランタンを用意し、ゴールゼロは複数個配置して陰を消すような使い方がおすすめです。
フラッシュ機能が必要かどうかは、夜間の歩行機会で判断しましょう。トイレが遠いキャンプ場や、夜釣りを伴うキャンプではフラッシュ付きが便利ですが、基本的にテーブルから動かないスタイルであれば、価格の安いフラッシュなしモデルを2台揃える方が、サイトの光量を稼げるため効率的です。
充電しながら使うならCharge系が向く
「キャンプ中にライトが切れるのが不安」という方は、モバイルバッテリー機能を持つChargeモデルが安心です。また、逆にChargeモデルをモバイルバッテリーに繋いだまま点灯させることも可能です。ただし、リチウムイオン電池の特性上、充電しながらの常時点灯はバッテリーの劣化を早める可能性があるため、基本的には日中に充電を済ませておく運用が理想です。
また、スマートフォンをフル充電するにはゴールゼロの容量(2,600mAh)は少し心許ないですが、緊急時に「連絡手段を確保する程度の数%を回復させる」用途には十分役立ちます。装備を極限まで減らしたいソロキャンパーにとっては、ライトとモバイルバッテリーが兼用できるメリットは大きいです。
連泊なら低照度運用と予備電源が効く
2泊以上の連泊キャンプでは、電池の管理が重要になります。ゴールゼロは最大光量で使うと約7時間で切れてしまいますが、少し光量を落とすだけで点灯時間は飛躍的に伸びます。食事の時だけ明るくし、談笑時や就寝前は最小輝度にする工夫をするだけで、数日間無充電で過ごすことが可能です。
もし天候が悪く太陽光充電が期待できない場合は、100均などの収納ケースに予備のゴールゼロをもう一台忍ばせておくか、大容量のモバイルバッテリーを一台持参しましょう。ゴールゼロは非常に軽量なので、予備として複数持っても荷物にならないのが最大の強みです。
偽物対策は購入先と外観チェックで避ける
ゴールゼロの人気ゆえに、ネット通販では非常に精巧な「偽物」や「コピー品」が出回っています。見た目はそっくりですが、防水性能がなかったり、電池の持ちが極端に悪かったり、最悪の場合は発火のリスクもあります。対策としては、極端に安い価格設定のショップを避け、国内正規代理店(株式会社アスクなど)のシールが貼ってあるものを購入するのが確実です。
本物はボタンの押し心地や、USB端子部分の作りが非常にしっかりしています。また、デモモード(購入時の点灯制限)の解除方法などが説明書通りに動作するかどうかもチェックポイントです。せっかくのキャンプでトラブルに見舞われないよう、信頼できるアウトドアショップや正規オンラインサイトでの購入を強く推奨します。
ゴールゼロとフラッシュの違いまとめ
ゴールゼロのLighthouse Microシリーズにおける「フラッシュ」の違いは、単なる機能の有無以上に、キャンプでの過ごし方に直結する選択です。懐中電灯としても使える利便性を取るか、ランタン機能に絞ってコストパフォーマンスを追求するか、あるいはモバイルバッテリー機能を備えた安心感を選ぶか。
どれを選んでも、その驚異的なスタミナと美しく暖かい光は、あなたのキャンプの夜をより快適に、より上質なものに変えてくれるはずです。自分のスタイルにぴったりの一台、あるいは相棒となるカスタムパーツを見つけて、次のフィールドへ連れ出してみてください。きっと、ゴールゼロがないキャンプには戻れなくなるほどの満足感を得られるでしょう。

