ファミリーキャンプにおいて、「いらないもの」をいかに減らすかは永遠の課題です。荷物が増えすぎると移動や設営が大きな負担になり、せっかくの休日が疲労だけで終わってしまうことも少なくありません。
本記事では、賢くギアを厳選し、身軽で快適なキャンプを実現するための選び方のポイントと、今すぐチェックすべき厳選アイテムをご紹介します。無駄を省いて、家族との時間を最大限に楽しみましょう。
ファミリーキャンプでいらないものを減らす選び方
荷物の多機能性を重視する
ファミリーキャンプで荷物を減らすための最大の秘訣は、一つの道具に複数の役割を持たせる「多機能性」に注目することです。初心者の方は特に、用途ごとに専用の道具を揃えてしまいがちですが、それが「いらないもの」を増やす原因になります。
例えば、調理用のバーナーを「カセットコンロ」としてだけでなく、五徳を畳んでコンパクトに収納できるタイプにすれば、収納スペースを大幅に節約できます。また、収納ボックスをそのままサイドテーブルとして活用できるものを選べば、わざわざ専用のテーブルを持ち運ぶ必要がなくなります。
このように「これがあれば、あの道具は持っていかなくて済む」という視点でギアを選ぶことが重要です。多機能なアイテムは一つあたりの価格が高めに設定されていることもありますが、トータルで買い揃えるアイテム数が減るため、結果としてコストパフォーマンスも良くなります。
ギア選びの際は、常に「1台2役以上」をこなせるかどうかを確認してみてください。専用品を減らすことで、車への積載ストレスや家での保管場所の問題も劇的に改善されます。
設営の簡便さを基準にする
「いらないもの」とは、物理的な荷物だけでなく、現場での「無駄な時間と労力」も含みます。どんなに高性能なテントやタープでも、設営に1時間以上かかるような複雑な構造のものは、ファミリーキャンプでは次第に使わなくなってしまいます。
特に小さなお子さんがいる家庭では、親が設営に追われている間、子供から目を離す時間が長くなるのは避けたいところです。直感的に組み立てられるシンプルな構造のものや、パーツが一体化しているギアを選ぶことで、設営・撤収のストレスを最小限に抑えられます。
設営が簡単なギアは、構造がシンプルであるため、故障のリスクが低いというメリットもあります。また、パーツを紛失する心配も少なくなり、結果として長く愛用できる「一軍の道具」として残り続けます。
反対に、説明書を何度も読み返さないと組み立てられないような道具は、次第に持っていくのが億劫になり、結局は物置に眠る「いらないもの」になってしまいます。購入前に設営動画などを確認し、自分一人でもスムーズに扱えるかをシミュレーションすることが大切です。
収納時のサイズを確認する
キャンプ道具を選ぶ際、多くの人が「使用時のサイズ」を重視しますが、本当にチェックすべきは「収納時のサイズ(積載サイズ)」です。お店で広げてある状態では魅力的に見えても、畳んだ時に予想以上に場所を取るアイテムは積載の大きな壁となります。
ファミリーキャンプでは人数分のシュラフ、チェア、着替えなどが積み重なるため、車のリヤゲートが閉まらないというトラブルが頻発します。そこで、できるだけ「薄くなる」「細くなる」「スタッキング(積み重ね)できる」という要素を重視して選んでください。
最近では、厚手のクッション性がありながら驚くほど小さく丸められるマットや、脚を折りたたんで板状に収納できるテーブルなどが多く登場しています。これらのコンパクトなギアを優先的に揃えることで、物理的に「いらないもの」を持ち込む余地をなくし、車内を快適に保つことができます。
また、家での保管も考慮しなければなりません。日本の住宅事情では、キャンプ道具を置けるスペースは限られています。オフシーズンに場所を取らずにしまっておけるサイズ感であることは、継続してキャンプを楽しむための必須条件と言えるでしょう。
家族の人数に適したものを選ぶ
「大は小を兼ねる」という言葉はキャンプ道具選びでは必ずしも正解ではありません。例えば、4人家族なのに6〜8人用の超大型テントを選ぶと、設営が大変なだけでなく、キャンプサイトのサイズ制限に引っかかってしまうリスクがあります。
調理器具についても同様です。必要以上に大きなダッチオーブンやクッカーセットは、重くて洗うのも大変なため、結局使わなくなることが多いです。家族の人数にぴったり、あるいは「+1名分」程度の余裕があるサイズを選ぶのが、最も効率的で無駄がありません。
適切なサイズの道具は、火の通りが早かったり、スペースを効率的に使えたりと、実際の使用シーンでも多くのメリットを生みます。また、子供が成長した後に「これ、大きすぎて邪魔だな」と感じないよう、将来の家族構成の変化も少しだけ考慮しつつ、現在の最適解を見つけることがポイントです。
自分の家族にとって「本当に必要な容量」を冷静に見極めることで、無駄に重い思いをしたり、スペースを圧迫したりすることを防げます。ジャストサイズのギアこそが、ファミリーキャンプを最も快適にしてくれるのです。
荷物を減らせるおすすめキャンプギア6選
スノーピーク HOME&CAMP バーナー|五徳を収納可能
家でもキャンプでも使える画期的なバーナーです。五徳を本体の中に完全に収納できる円筒形のデザインで、キッチンスペースを圧迫しません。ファミリーキャンプでの「カセットコンロはかさばる」という悩みを解決してくれます。
| 商品名 | スノーピーク HOME&CAMP バーナー |
|---|---|
| 価格帯 | 約13,000円 |
| 特徴 | 五徳が収納できる斬新な構造、安定感抜群 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
CLAYMORE Fan V600+|扇風機とサーキュレーターの1台2役
夏は扇風機として、冬は暖気を循環させるサーキュレーターとして通年活躍します。コードレスでどこにでも置けるため、電源サイトに縛られる必要もありません。これ一台で季節ごとの空調対策が完結します。
| 商品名 | CLAYMORE Fan V600+ |
|---|---|
| 価格帯 | 約10,000円 |
| 特徴 | 充電式でパワフル、三脚を取り外し可能 |
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コールマン ハンギングドライネット|食器乾燥のスペース削減
洗った後の食器をテーブルに置くと場所を取りますが、これがあれば吊るして乾燥できます。虫の付着も防げるため衛生的です。ポップアップ式で収納時は非常に薄くなるため、荷物の隙間に滑り込ませることができます。
| 商品名 | コールマン ハンギングドライネットⅡ |
|---|---|
| 価格帯 | 約2,500円 |
| 特徴 | 吊り下げ式で場所を取らない、ポップアップ収納 |
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ロゴス ピラミッドTAKIBI L|焚き火と料理をこれ1台で
焚き火台とバーベキューグリルを別々に持っていく必要がなくなります。堅牢な構造で、重いダッチオーブンを置いても安定します。4つのパーツを重ねるだけで設営でき、収納もフラットになるのが魅力です。
| 商品名 | ロゴス LOGOS the ピラミッドTAKIBI L |
|---|---|
| 価格帯 | 約12,000円 |
| 特徴 | 焚き火と料理の2WAY、10秒設営 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
THOR コンテナ 53L|天板追加でテーブルとしても活躍
キャンプ道具の収納はもちろん、頑丈な作りなのでスタッキングも可能です。別売りの天板を載せれば立派なサイドテーブルに早変わり。一つで「収納」と「家具」の役割を果たすため、余計な持ち物を減らせます。
| 商品名 | THOR Large Totes With Lid 53L |
|---|---|
| 価格帯 | 約6,000円 |
| 特徴 | 高耐久なポリエチレン製、多目的に使用可能 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャプテンスタッグ アルミロールテーブル|軽量コンパクトな名作
ソロキャンプの定番ですが、ファミリーでも「ちょっとした物置き」として非常に重宝します。地面に直置きしたくない荷物を載せるのに最適。非常にコンパクトに畳めるため、車に積みっぱなしでも邪魔になりません。
| 商品名 | キャプテンスタッグ アルミロールテーブル〈コンパクト〉 |
|---|---|
| 価格帯 | 約3,000円 |
| 特徴 | 超軽量、パタパタと畳める高い携帯性 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャンプ道具を比較する際の重要なポイント
重さと持ち運びのしやすさ
ファミリーキャンプでは、車からサイトまでの往復回数をいかに減らすかが重要です。そのため、個々のギアがいかに軽量であるか、または持ちやすいハンドルや収納ケースが付いているかを比較基準にしてください。
特に、タープのポールや大型のチェアなど、長さがあるものは重さが偏ると運搬時にストレスを感じます。カタログスペックの「総重量」だけでなく、実際に持った時のバランスや、女性や高学年の子供でも手伝いができる重さかどうかを考慮するのが賢明です。
また、キャリーワゴンを使用する場合でも、一つ一つのアイテムが重すぎるとワゴン自体の操作性が悪くなります。ギアを軽量化することは、結果として設営のスピードアップにも繋がり、キャンプ全体の疲労度を大きく下げてくれます。
比較する際は、素材にも注目してみましょう。例えば、スチール製のポールをアルミ製に変えるだけで、驚くほど全体の重量を削ることができます。「軽いことは正義」という考え方は、荷物が多くなりがちなファミリーキャンプにおいて非常に有効です。
設営にかかる時間の違い
キャンプ場に到着してからの時間は限られています。特に夕方に到着する場合や天候が不安定な時は、設営スピードがその後の快適さを左右します。ギア同士を比較する際は、設営の手数(ステップ数)を必ずチェックしましょう。
例えば、ロープを何本も張る必要があるタープと、広げるだけで自立するシェードでは、設営にかかる時間は雲泥の差です。多機能なギアであっても、その準備に時間がかかりすぎるようでは本末転倒と言わざるを得ません。
また、暗い中で設営しなければならないシーンも想定してください。複雑なジョイント部分があるギアよりも、カチッとはめるだけのシンプルな構造のものの方がミスも少なく安心です。設営時間の短縮は、そのまま家族で遊ぶ時間や料理を楽しむ時間に直結します。
最近はYouTubeなどで「設営動画」を公開しているメーカーも多いです。それらを見て、自分たちが無理なくスピーディーに扱えそうかを比較検討の材料に加えることで、購入後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。
耐久性と素材の質を確認する
ファミリーキャンプの道具は、想像以上に過酷な環境で使用されます。子供が走り回ってぶつかったり、不意に飲み物をこぼしたりすることもあるでしょう。そのため、長く使い続けるためには「壊れにくさ」と「素材の強さ」が不可欠です。
安価なギアの中には、一度の強風でフレームが曲がってしまったり、火の粉ですぐに穴が開いてしまったりするものもあります。結局すぐに買い換えることになれば、それは一時的な「いらないもの」を増やしているに過ぎません。
例えば、焚き火台なら熱変形に強い厚手のステンレスを採用しているか、テントなら撥水性能を維持できる引き裂き強度の高い生地を使っているかを確認しましょう。信頼できるメーカーの製品は、こうした素材選びにこだわっており、結果として「買い替え不要」な一生モノになります。
また、修理体制が整っているブランドを選ぶのも一つの手です。万が一壊れてもパーツ交換や修理ができるギアは、家族の歴史を刻む大切な相棒となってくれるはずです。初期投資は少し高くなっても、長期間の視点で比較すれば高い満足度を得られます。
手入れのしやすさを比較する
意外と見落としがちなのが、キャンプから帰ってきた後の「メンテナンス」のしやすさです。どんなに便利な道具でも、洗うのが大変だったり、乾燥させるのが難しかったりするものは、次第に持っていくのが面倒になってしまいます。
調理器具であれば、焦げ付きにくい加工がされているか、パーツを細かく分解して洗えるかを確認しましょう。また、焚き火台などは灰を捨てやすい構造になっているかどうかが、撤収時のストレスを大きく左右します。
布製品であれば、汚れた部分を取り外して洗濯機で洗えるか、あるいは水拭きだけで汚れが落ちる素材かどうかがポイントです。キャンプ後の疲れた状態で、何時間も道具の手入れに追われるのは避けたいものです。
手入れが簡単なギアは、常に清潔な状態を保ちやすく、結果として製品の寿命を延ばすことにも繋がります。「使い終わった後まで楽ができるか」という視点は、忙しいファミリーキャンパーにとって極めて実用的な比較ポイントとなります。
キャンプ用品を購入する際の注意点と活用法
車の積載スペースの確認
キャンプ用品を購入する前に、必ず「自分の車のトランク容量」を正確に把握しておく必要があります。特にSUVやミニバンであっても、3列目シートを使用している場合は積載スペースが大幅に制限されるため注意が必要です。
理想的なのは、一度車の中を空にして、メジャーで奥行き、幅、高さを測っておくことです。これを知らずに大型のテーブルやボックスを購入してしまうと、パズルのように組み合わせてもどうしても載りきらないという事態に陥ります。
また、後方視界を確保するために「荷物を積み上げすぎない」ことも安全運転の上で重要です。積載に自信がない場合は、ルーフキャリアの導入を検討するか、あるいは徹底的に「薄く畳めるギア」に絞って購入を検討してください。
キャンプ当日の朝、積みきれなかった荷物を玄関に残していくのは非常に切ないものです。事前に積載シミュレーションを行い、スペースに余裕を持たせたギア選びを心がけることが、快適な旅の第一歩となります。
自宅での収納場所を確保
キャンプ道具は、一年を通じてキャンプ場にいるわけではありません。大半の時間は自宅で保管されることになります。そのため、購入前に「どこにしまうか」のデッドスペースを明確にしておくことが、家の中を散らかさないコツです。
特に大型のテントや寝袋、クーラーボックスは、クローゼットや物置の場所を占領します。湿気がたまりやすい場所に保管すると、カビが発生して使えなくなってしまうこともあるため、通気性の確保も考慮した保管場所が必要です。
活用法としておすすめなのは、キャンプ道具を「日常使い」することです。例えば、丈夫な収納コンテナは家の備蓄品入れとして使い、キャンプ用のチェアはベランダでのリラックスタイムに活用します。こうすることで、保管場所の問題が解消されるだけでなく、道具の活用頻度も上がります。
「キャンプ専用」としてしまい込むのではなく、普段の生活に溶け込ませることで、万が一の災害時にも迷わず使えるようになります。家での居場所を作ってあげることも、道具を大切に使い続けるための重要なポイントです。
代用できる道具の有無
新しいギアが欲しくなったとき、一度立ち止まって「家にあるもので代用できないか」を考えてみることは、いらないものを増やさないための優れた習慣です。キャンプ専用品は魅力的ですが、意外と家庭用品で十分なケースも多いのです。
例えば、初めのうちはキッチンペーパーホルダーや特別な調味料入れを買わなくても、家で使っているものをそのまま持ち出せば事足ります。また、専用のランタンスタンドがなくても、丈夫な木の枝や既存のタープポールにフックをかければ代用可能です。
「代用する」という工夫自体がキャンプの醍醐味でもあります。不便さを楽しみ、最小限の道具でいかに快適に過ごすかを考えることで、キャンプスキルも向上します。どうしても代用が効かず、不便を感じてから専用品を購入しても遅くはありません。
余計な買い物を控えることで、その分のお金を「本当にこだわりたい高品質な一点物」に回すことができます。自分たちのスタイルが固まるまでは、家にあるものを最大限活用し、必要なものだけを少しずつ足していくスタイルがおすすめです。
消耗品の互換性をチェック
キャンプ道具を購入する際に意外と盲点なのが、ガス缶や電池などの「消耗品」の互換性です。例えば、バーナーは岩谷産業のCB缶(カセットガス)仕様なのに、ランタンはアウトドア専用のOD缶仕様だと、2種類の燃料を持ち運ぶ必要が生じます。
燃料や電源を統一することで、予備の荷物を大幅に減らすことができます。カセットガス仕様に統一すれば、万が一燃料が切れても途中のコンビニやスーパーで容易に買い足すことができ、ファミリーキャンプでの安心感が格段に増します。
また、LEDランタンを購入する際も、充電式なのか乾電池式なのか、あるいは両方使えるのかを確認しましょう。最近はスマートフォンの充電器と共通のUSB-Cケーブルで充電できるタイプが増えており、ケーブルの種類を減らすことも「いらないもの」削減に繋がります。
道具単体の性能だけでなく、システムとしての「つながり」を意識して選ぶことで、忘れ物を防ぎ、荷物の管理もずっと楽になります。購入ボタンを押す前に、今持っている道具との相性を一度確認してみてください。
厳選した道具で快適なファミリーキャンプを
ファミリーキャンプの荷物を減らすことは、単に車を軽くするだけではなく、家族と過ごす「心のゆとり」を作ることでもあります。今回ご紹介した選び方のポイントや厳選されたギアたちは、どれも「無駄を省きつつ、快適さを損なわない」という視点で評価が高いものばかりです。
「いらないもの」に囲まれた騒がしい設営から解放されれば、子供たちと一緒に焚き火を眺めたり、ゆっくりと朝のコーヒーを味わったりする時間が生まれます。その時間こそが、キャンプで得られる最も価値のある思い出になるはずです。まずは一つ、自分のキャンプスタイルに合った多機能でコンパクトなギアを取り入れることから始めてみてください。あなたのファミリーキャンプが、より軽やかで、笑顔あふれるものになることを心から願っています。

