エブリィバンをカスタムしてアウトドアを全力で楽しみたいと考えている方は多いはずです。軽バンならではの機動力と広さを活かし、自分だけの移動基地を作るためのポイントを厳選しました。エブリィバンをカスタムしてアウトドア仕様にする際の最適な選び方と、おすすめの商品を詳しくご紹介します。
車体に穴開けなどの加工をすることなく取り付け簡単!しっかりフレームで丈夫な作りなので安心して使える
エブリィバンをアウトドア向けにカスタムする基準
車中泊の快適性で選ぶ
エブリィバンをアウトドア仕様にカスタムする際、最も重視すべきは「車中泊の快適性」です。軽バンは室内空間が限られているため、いかにしてフラットな寝床を確保するかが鍵となります。
純正のシートのままでは、どうしても段差や隙間が生じてしまい、長時間の睡眠には適しません。専用のベッドキットを導入することで、完全にフラットな空間を作り出し、自宅のベッドに近い環境を構築できます。
また、断熱性や遮光性も無視できません。車内は外気温の影響を非常に受けやすいため、窓からの熱気や冷気を遮断する工夫が必要です。
厚手のサンシェードを使用することで、外からの視線を遮るプライバシー保護と同時に、冷暖房効率の向上も期待できます。これにより、夏は涼しく冬は暖かい、一年中快適なキャンプが可能になります。
快適な睡眠は翌日のアクティビティの質に直結するため、まずは「寝る」環境を整えることから始めましょう。ベースとなる寝床が安定していれば、その他のカスタムもスムーズに進めることができます。
最後に、車内の高さも考慮してください。ベッドキットの高さが高すぎると、天井に頭をぶつけてしまい、居住性が損なわれる場合があります。
自分の座高や、車内で過ごすスタイルに合わせて、適切な高さ調節ができるパーツを選ぶのが賢明です。これにより、寝るだけでなく、車内での食事や読書も快適に楽しめるようになります。
積載容量の拡大を重視する
アウトドア活動では、キャンプギアや釣り具、自転車など、どうしても荷物が多くなりがちです。エブリィバンの積載能力を最大限に引き出すためには、空間を立体的に活用するカスタムが不可欠です。
室内空間を圧迫せずに荷物を運ぶなら、ルーフキャリアの導入が最も効果的な手段となります。屋根の上に大型のコンテナや長尺物を載せられるようになれば、車内をゆったりとした居住スペースとして確保できます。
また、車内のデッドスペースを活用するサイドバーやインナーラックも非常に有効なアイテムです。窓際の上部空間にバーを設置することで、ランタンを吊るしたり、小物を整理したりする収納場所が生まれます。
床面だけに荷物を置くと、奥にあるものを取り出すのが困難になりますが、ラックを併用すれば整理整頓が容易になります。必要な時に必要な道具をサッと取り出せる環境は、キャンプのストレスを大幅に軽減してくれます。
積載容量を増やす際は、ただ荷物を載せる場所を増やすだけでなく、荷崩れを防ぐ工夫も同時に行いましょう。ネットやベルトを併用して固定できるシステムを構築することが、安全な移動の基本となります。
重い荷物は低い位置に、軽い荷物は高い位置に配置するのが、走行安定性を保つための鉄則です。ルーフキャリアを活用する場合も、載せる物の重量バランスには常に気を配る必要があります。
機能的な収納カスタムは、見た目のプロフェッショナル感を演出するだけでなく、実用面でも大きなメリットをもたらします。自分の趣味に合わせた最適な積載プランを練ってみてください。
耐久性の高い素材を選ぶ
アウトドアでの使用は、街乗りとは比較にならないほど車内が過酷な環境にさらされます。泥汚れや水濡れ、さらにはキャンプ道具の出し入れによる摩擦などから車体を守るため、素材選びは妥協できません。
シートカバーやフロアマットには、防水・防汚加工が施された耐久性の高い素材を選ぶべきです。合成皮革(PVCレザー)やラバー素材であれば、飲み物をこぼしたり泥が付着したりしても、拭き取るだけでメンテナンスが完了します。
特にエブリィバンは商用車ベースのため、純正のシートは摩耗に強いものの、汚れが染み込みやすい傾向があります。専用設計のストロングレザーカバーなどを装着することで、内装の劣化を最小限に抑え、リセールバリューの維持にも繋がります。
また、外装パーツについても、サビに強いステンレス製やアルマイト加工されたアルミ製を選ぶのが基本です。雨天時や潮風が吹く海辺での使用を想定し、長期的に品質を保てる素材かどうかを見極めてください。
安価なパーツの中には、短期間で色あせや亀裂が生じるものも少なくありません。多少コストがかかっても、信頼できるメーカーの堅牢な素材を使用したパーツを選ぶことが、結果的に安上がりになります。
耐久性の高いカスタムは、長年の相棒としてエブリィバンを使い倒すための最低条件と言えます。タフな素材に囲まれた室内は、安心感を与えてくれるだけでなく、道具としての美しさも感じさせてくれます。
設営の簡単さを基準にする
アウトドアの現場では、いかに素早く拠点を構築できるかが満足度を大きく左右します。カスタムパーツを選ぶ際は、そのパーツの「設営・撤収のしやすさ」を重要な判断基準にしてください。
例えば、ベッドキットであれば、工具を使わずに数分で組み立てや展開ができるものが理想的です。現場に到着してから寝床を作るのに30分もかかっていては、貴重なリラックスタイムが削られてしまいます。
サンシェードについても、吸盤式でワンタッチで装着できるものや、磁石で固定できるタイプが便利です。夜間に到着して暗い中で作業する場合でも、迷わず直感的に扱えるアイテムが重宝されます。
また、バックドアに装着する防虫ネットなどは、一度取り付ければファスナーの開閉だけで済むタイプがおすすめです。夏場のキャンプでは、虫の侵入を防ぎつつ風を通すことが不可欠ですが、その準備に手間取ると不快感が増してしまいます。
「多機能であること」よりも「使い勝手がシンプルであること」の方が、実際のフィールドでは役立つ場合が多いです。複雑な仕組みのパーツは故障のリスクも高く、メンテナンスにも時間がかかります。
設営時間を短縮できれば、その分、焚き火を楽しんだり景色を眺めたりする時間を増やすことができます。自分の動作をシミュレーションし、流れるように準備が整うカスタムを目指しましょう。
シンプルな操作性は、初心者からベテランまで誰にとっても大きなメリットとなります。ストレスフリーなアウトドア体験を実現するために、設営の簡便さを徹底的に追求してみてください。
エブリィバンのアウトドアカスタムを格上げするおすすめアイテム8選
エブリィバンの利便性を最大限に引き出し、キャンプや車中泊をより快適にするカスタムパーツを厳選しました。デザイン性と実用性を兼ね備えた、評価の高い人気アイテムを紹介します。
TERZO ルーフバスケットラック スリム EA311
アウトドアカスタムの定番ともいえる、スリムタイプのルーフバスケットです。エブリィの全幅に収まりやすく、空いたスペースにサイクルキャリアなどを併設できる自由度が魅力です。
| 特徴 | 防錆加工済みのスチール製で耐久性抜群のスリムモデル |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 積載量を増やしつつ、スタイリッシュにまとめたい方 |
| サイズ/容量 | 外寸:120×92.5×15cm |
| 価格帯 | 30,000円〜35,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
MGR Customs エブリィ DA17V専用 ベッドキット
車中泊カスタムにおいて欠かせないのが、フルフラット空間を実現する高品質なベッドキットです。工具なしで組み立てが可能で、フレームの強度も高く、大人が2人寝てもびくともしない安定感を誇ります。
| 特徴 | 国内生産の高品質レザーを採用した専用設計モデル |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 本格的な車中泊を楽しみたい方、フラットな床面が欲しい方 |
| サイズ/容量 | エブリィ DA17V(バン)専用サイズ |
| 価格帯 | 65,000円〜75,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
TOYO TIRES OPEN COUNTRY R/T 145/80R12 80/78N
エブリィの足元をワイルドに演出する、オフロード対応のハイブリッドタイヤです。マッドテレーンとオールテレーンの特性を兼ね備えており、舗装路での静粛性と悪路でのトラクションを両立しています。
| 特徴 | オフロード性能と街乗りでの快適性を両立した人気タイヤ |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 軽バンでも「アゲ系」のワイルドなルックスにしたい方 |
| サイズ/容量 | 145/80R12 80/78N(純正同等サイズ) |
| 価格帯 | 35,000円〜40,000円前後(4本セット目安) |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
趣味職人 プライバシーサンシェード(フロント・リアセット)
車中泊時のプライバシー確保と温度管理に最適な、車種専用設計のサンシェードです。吸盤で簡単に取り付け可能で、外からの光を完全に遮断し、エアコンの効率も大幅に向上させます。
| 特徴 | 隙間なく窓を覆える車種専用設計の国内生産品 |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 車中泊でぐっすり眠りたい方、車内の着替えを頻繁にする方 |
| サイズ/容量 | エブリィ DA17V 全窓対応セットなど |
| 価格帯 | 13,000円〜25,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
INNO ルーフキャリア ベースフット K717(ハイハイルーフ専用)
ルーフキャリアやボックスを装着するための必須ベースパーツです。エブリィの高いルーフに最適化された設計で、確実な固定力と耐久性を持ち、キャンプギアの運搬を支えます。
| 特徴 | 取り付けが簡単で信頼性の高い国産キャリアベース |
|---|---|
| こんな人におすすめ | ルーフバスケットやキャリアを取り付けたい方 |
| サイズ/容量 | エブリィ DA17V ハイハイルーフ専用 |
| 価格帯 | 15,000円〜18,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
CARMATE カーゴネット Lサイズ IN831
ルーフキャリアに積んだ荷物をしっかり固定するための高弾性ネットです。編み目が細かく、小さな荷物もこぼれにくい設計になっており、走行中の荷崩れを強力に防止します。
| 特徴 | 伸び率200%のゴムで多様な荷物をしっかりホールド |
|---|---|
| こんな人におすすめ | キャンプ道具をルーフに積む際の安全性を高めたい方 |
| サイズ/容量 | 90cm×90cm(伸長時最大180cm) |
| 価格帯 | 3,000円〜4,500円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
TERZO リアラダー ブラック EA32LR
ルーフへのアクセスを容易にするだけでなく、バックスタイルを力強く演出するスチール製のリアラダーです。ハイルーフのエブリィでも、これがあれば重い荷物の積み下ろしが劇的に楽になります。
| 特徴 | 防錆加工済みのブラック塗装で、無骨なデザインが特徴 |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 屋根に頻繁に荷物を載せる方、リアの見た目を強化したい方 |
| サイズ/容量 | エブリィ DA17V ハイルーフ専用モデル |
| 価格帯 | 38,000円〜45,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
HARD CARGO サイドオーニング
車両の側面に取り付けるロールアップ式のタープで、キャンプ地でのベースキャンプを数分で設営できます。専用のステーと組み合わせることで、エブリィのコンパクトなボディに完璧にフィットします。
| 特徴 | 引き出すだけで簡単に日除け・雨除けスペースを確保 |
|---|---|
| こんな人におすすめ | 設営の手間を省きたいキャンプ愛好家や釣り人の方 |
| サイズ/容量 | 幅2.0m × 出幅1.5mなど |
| 価格帯 | 60,000円〜70,000円前後 |
| メーカー公式・販売ページ | メーカー公式ページはこちら |
カスタムパーツを比較する際の具体的なチェック項目
取付作業の難易度を確認
カスタムパーツを選ぶ際に最初に見るべきは、自分のスキルで取り付けが可能かどうかという点です。エブリィバン用のパーツには、ボルトオンで簡単に装着できるものから、内装の加工が必要なものまで幅広く存在します。
特に電気系統のパーツや、大型のラックなどは、適切な工具と知識が必要です。自分で取り付ける場合は、事前にネットのレビューやメーカーの公開している取付説明書を読み、作業手順をシミュレーションすることをおすすめします。
DIYに不慣れな方が難易度の高いパーツを無理に取り付けようとすると、車体側を傷つけたり、走行中の脱落事故に繋がったりする恐れがあります。不安がある場合は、ディーラーやカスタムショップへの持ち込み工賃も予算に含めて検討すべきです。
逆に、アシストグリップの穴を利用するサイドバーなどは、特別な技術がなくても取り付けられます。まずはこうした「失敗の少ないパーツ」から始め、徐々にカスタムの範囲を広げていくのが、楽しみを長く続けるコツです。
取り付けやすさは、取り外しのしやすさでもあります。車検時や車両売却時に元に戻す必要がある場合、純正復帰が容易なパーツを選んでおくと、将来的な手間を大幅に省くことができます。
車検対応の有無を比較
どれだけ魅力的なカスタムであっても、日本の公道を走る以上、車検に通らなければ意味がありません。特にルーフキャリアや外装パーツ、窓に貼るフィルムなどは、道路運送車両法の基準を満たしているか確認が必要です。
例えば、ルーフキャリアの取り付けによって車両の全高が変わる場合、一定の範囲内であれば「指定部品」として構造変更手続きが不要なケースもありますが、厳格なディーラーでは入庫を断られる場合もあります。
サンシェードやカーテンについても、走行中の視界を妨げる位置にある場合は違反となります。停止中のみ使用することを前提としているパーツがほとんどですが、その取り扱いを誤るとトラブルの元になります。
購入前に商品ページを確認し、「車検対応」の表記があるかどうかを必ずチェックしてください。有名メーカーの専用設計品であれば、そのあたりの基準をクリアしていることが多いですが、海外製の汎用品は注意が必要です。
不明な点がある場合は、車検を依頼しているショップに事前に相談するのが最も確実です。「これくらいなら大丈夫だろう」という自己判断は、思わぬ出費や違反点数の加点に繋がる可能性があることを忘れないでください。
収納時のコンパクトさ
アウトドアカスタムでは「使っている時」の機能性に目が向きがちですが、実は「使っていない時」の収納性も同じくらい重要です。特に、普段使いも兼ねるエブリィバンの場合、キャンプに行かない時の積載性は無視できません。
例えば、折り畳み式のベッドキットや、空気を抜いて丸められる車中泊マットは、日常の買い物や仕事で大きな荷物を運ぶ際に邪魔になりません。展開は簡単でも、片付けた時に場所を取るアイテムは徐々に使わなくなってしまいます。
サンシェードについても、折り畳み傘のようにコンパクトになるものや、専用の収納ケースが付属しているものを選びましょう。車内のグローブボックスやドアポケットに収まるサイズであれば、紛失の心配もありません。
ルーフキャリアに関しても、使用しない時はベースキャリアだけ残して上部を外せるタイプや、風切り音を抑える形状のものを選ぶと、普段の走行時のストレスを軽減できます。
車内という限られたスペースを最大限に活用するためには、アイテムを「いかに小さくできるか」という視点が欠かせません。カスタムは足し算だけでなく、収納という引き算の視点も持つことで、より洗練されたものになります。
専用設計か汎用品かの違い
市場には「車種専用設計」のパーツと、多くの車に使える「汎用品」の2種類が溢れています。エブリィバンのように人気のある車種であれば、専用設計のパーツを選ぶメリットが非常に大きいです。
専用設計パーツの最大の利点は、ミリ単位でのフィッティングです。窓枠にピッタリ収まるシェードや、フロアの凹凸を完璧にカバーするマットは、見た目が美しいだけでなく、機能(遮光性や防水性)を100%発揮できます。
一方、汎用品は価格が安いという魅力がありますが、どうしても隙間ができたり、取り付けが不安定になったりするリスクがあります。隙間から冷気が入ってきたり、走行中にパーツがガタついたりするのは、想像以上にストレスを感じるものです。
特にベッドキットやラックなどの大型パーツは、専用設計のものを選ぶことを強く推奨します。車体の固定ポイント(既存のネジ穴など)をそのまま利用できるため、車体を傷つけずに強固な固定が可能だからです。
コストを抑えたい場合は、機能に直結しない小物類は汎用品で済ませ、車中泊の質や安全性に関わる根幹部分は専用設計品で固める、といった「メリハリ」をつけた選択をすると満足度が高まります。
エブリィバンのカスタムを長く楽しむための注意点
最大積載重量の遵守
エブリィバンは商用車として高い積載能力を誇りますが、無限に荷物を載せられるわけではありません。特に軽自動車の場合、最大積載重量(一般的に350kg)を厳守することは、安全走行において極めて重要です。
カスタムを重ねると、パーツ自体の重さが積み重なっていきます。鉄製のベッドキットや大型のルーフキャリア、満載のキャンプギアを合計すると、気づかないうちに制限重量に近づいていることがあります。
過積載の状態では、ブレーキの効きが悪くなったり、カーブでの横揺れが激しくなったりと、挙動が不安定になります。また、タイヤやサスペンションへの負担も増し、故障やパンクのリスクが飛躍的に高まります。
燃費の悪化も避けられません。重い車体を動かすにはそれだけエネルギーが必要になるため、不必要な荷物は降ろしておく、軽量なアルミ素材のパーツを選ぶといった工夫が必要です。
カスタムを計画する段階で、主要なパーツの重量を把握しておくと安心です。自分と同乗者の体重、そして荷物の重さを足して、余裕を持った積載を心がけることが、長くエブリィバンを愛用するための第一歩です。
定期的なボルトの増し締め
車両のカスタムパーツは、走行中の振動によって少しずつ緩んでくるものです。特にルーフキャリアや車内のサイドバー、ベッドキットのフレームなどは、定期的な「増し締め」が欠かせません。
軽バンはエンジンが座席の下にあり、振動が車体全体に伝わりやすい構造をしています。さらに未舗装のキャンプ場など、悪路を走行する機会が多いアウトドア仕様では、ネジやボルトの緩みは避けられない現象です。
緩みを放置しておくと、異音の原因になるだけでなく、最悪の場合はパーツが脱落して重大な事故を引き起こす可能性があります。自分だけでなく、周囲の車や歩行者を危険にさらすことになりかねません。
点検のタイミングとしては、パーツを取り付けてから100km走行した際と、その後は3ヶ月に一度、あるいはキャンプに出かける前の日常点検項目に加えるのが理想的です。
レンチやドライバーなどの基本的な工具を車内に常備しておき、気づいた時にサッと確認できる体制を整えましょう。こうした地道なメンテナンスが、パーツの寿命を延ばし、安全なアウトドアライフを支える基盤となります。
結露を防ぐ換気対策の実施
車中泊で多くの人が直面する問題が「結露」です。特に冬場や雨天時、狭い車内で大人が寝ると、呼気に含まれる水分が冷えた窓ガラスやボディに付着し、車内が水浸しになることがあります。
結露を放置すると、カスタムしたベッドのマットにカビが生えたり、車体の内部からサビが発生したりする原因になります。これを防ぐためには、物理的な換気対策をカスタムの一部として組み込むことが必須です。
具体的な対策としては、ドアバイザーを装着して窓をわずかに開けられるようにしたり、網戸(防虫ネット)を併用して空気の通り道を作ったりすることが挙げられます。車内の空気を循環させるための小型ファンも非常に有効です。
また、窓の断熱をしっかり行うことも結露軽減に寄与します。窓ガラスと室内の温度差を小さくすることで、水蒸気が水滴に変わるのを抑えることができます。
一度カビが発生してしまうと、その除去には多大な労力がかかり、最悪の場合は高価なパーツを買い直すことになります。快適に寝るための準備と同じくらい、湿気を逃がすための準備も入念に行ってください。
走行中の荷崩れ防止策
アウトドアでは多くの道具を運びますが、これらが走行中に崩れることは非常に危険です。特に後部座席を取り払ってフラットにしている場合、急ブレーキ時に荷物が運転席まで飛んでくるリスクがあります。
重いクーラーボックスや調理器具が飛んできたら、大きな怪我に繋がりかねません。荷物を積む際は、ただ置くだけでなく、カーゴネットやラッシングベルトを使用して確実に固定する仕組みを作ってください。
サイドバーに荷物を吊るす場合も同様です。ランタンやハンガーが走行中に揺れて窓ガラスを叩いたり、視界を遮ったりしないよう、固定用のカラビナやゴムバンドを活用しましょう。
また、荷物を積む順番も重要です。重いものや大きなものを下に、軽いものを上にするのは基本ですが、キャンプ場での設営順序を考慮しすぎるとバランスが崩れることがあります。安全性と利便性のバランスを常に意識してください。
車内収納ラックなどを自作・導入する場合は、そのラック自体の強度が荷物の重さに耐えられるか、またラックが車体にしっかり固定されているかも再確認が必要です。
整然とパッキングされた荷室は、美しいだけでなく安全性も高いものです。目的地に到着した際に、中身が散乱してガッカリすることがないよう、万全の荷崩れ対策を施しましょう。
理想のエブリィバンでアウトドアライフを満喫しよう
エブリィバンは、その四角い形状と広大な室内から「最高のキャンバス」とも呼ばれます。今回ご紹介した選び方やアイテムを参考に、自分だけの一台を作り上げるプロセスは、それ自体がアウトドアの醍醐味と言えるでしょう。
カスタムに正解はありませんが、失敗しないための王道は存在します。まずは「寝床」「積載」「耐久性」という基本をしっかりと固め、そこから自分の趣味に合わせた枝葉を広げていくのが、最も満足度の高い近道です。
エブリィバンと共に過ごす週末は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な時間になります。朝日と共に目覚め、淹れたてのコーヒーを車内で楽しむひとときは、何物にも代えがたい贅沢です。
一気にすべてを揃える必要はありません。実際にキャンプに出かけ、「ここがこうだったらもっと便利なのに」という実体験に基づいた改善を重ねることで、車はどんどん自分の体の一部のように馴染んでいきます。
安全と法規を遵守し、メンテナンスを怠らないことが、長く楽しむための秘訣です。タフで頼れるエブリィバンを最高の相棒に仕立て上げ、まだ見ぬ絶景や新しい発見を求めて、新しい旅の一歩を踏み出しましょう。
あなたが作り上げた世界に一つだけのアウトドア仕様エブリィバンが、これからの人生をより豊かで刺激的なものに変えてくれることを心から願っています。さあ、今すぐお気に入りのパーツを手に取って、カスタムを始めてみませんか。

