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バンドックソロベースを冬に快適に使うコツは?選び方4ポイントと関連アイテム6選

冬の静寂の中で楽しむソロキャンプは、他の季節では味わえない格別な魅力がありますが、寒さ対策が成否を分けます。特に無骨なスタイルで人気の「バンドック ソロベース」を冬に活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、厳しい寒さの中でも快適に過ごすための選び方や必須アイテム、そして失敗しないための活用術を詳しく解説します。

目次

バンドックソロベースを冬に使うための選び方

スカート付きのEXモデルを選ぶ

冬のソロキャンプにおいて、最も避けなければならないのが、地面とテントの隙間から入り込む冷たい隙間風です。パップテントはその構造上、地面との間にわずかな隙間が生じやすいのですが、冬場はこの隙間が死活問題となります。そこで重要になるのが、裾部分に泥除けのような布がついた「スカート」の有無です。バンドックのソロベースには標準モデルと「EX」モデルが存在しますが、冬の使用を前提とするならば、迷わずスカートを装備した「ソロベースEX」を選択すべきです。

スカートがあることで、外からの冷気の侵入を物理的に遮断できるだけでなく、テント内部で温まった空気が逃げるのを防ぐ効果があります。特に風が強い夜などは、この布一枚があるかないかで体感温度が数度変わると言っても過言ではありません。EXモデルは、このスカート以外にもサイドウォールが追加されており、横からの風も防げるため、まさに冬の軍幕スタイルを完成させるための正統進化版といえます。冬キャンプを安全かつ快適に楽しむための最初の、そして最大の投資はこの「EXモデル」を選ぶことから始まります。

また、スカートをペグダウンしたり、重石となる石や雪を置いたりすることで、密閉性をさらに高めることが可能です。冬の冷え込みは足元からじわじわと体温を奪っていきます。寝袋の性能を過信せず、まずはテント自体の気密性を高める工夫を凝らしてください。EXモデルであれば、そのための下地が最初から整っているため、初心者からベテランまで冬のソロキャンプをより確実に成功へと導いてくれるはずです。

居住空間を広げる前幕の有無

ソロベースはそのコンパクトさが魅力の一つですが、冬場は荷物が増えるため、居住空間の確保が大きな課題となります。厚手のシュラフ、防寒着、暖房器具、そして焚き火道具。これらをすべて幕内に収めようとすると、標準の状態ではかなり窮屈に感じてしまうでしょう。そこで検討したいのが、別売りの「フロントウォール(前幕)」の導入です。これを使用することで、本来は外であるはずのキャノピー(跳ね上げ)下のスペースを、完全に閉じた室内空間へと変貌させることができます。

前幕を導入する最大のメリットは、就寝時や悪天候時に荷物を外に出しっぱなしにする必要がなくなる点です。冬の夜露や霜は非常に強力で、外に置いた道具は翌朝には凍りついていることも珍しくありません。前幕によって拡張された空間にギアをすべて避難させれば、盗難防止にもなり、安心して深い眠りにつくことができます。また、前幕があることでテント内部の容積が増え、薪ストーブや反射式ストーブを設置した際のレイアウトにも余裕が生まれます。空間にゆとりがあることは、精神的な余裕にも繋がり、冬の長い夜をより贅沢な時間に変えてくれます。

もちろん、前幕を使わないスタイルも「無骨さ」を追求する上では一つの正解です。しかし、氷点下を下回るような過酷な環境下では、いかに風を遮り、プライベートな空間を暖かく保つかが重要になります。前幕はジッパーで簡単に着脱できるものが多いため、その日の気温や天候に合わせて柔軟にスタイルを変えられるのも魅力です。冬のソロベースを「ただの寝床」から「快適なリビング」へとアップグレードさせたいのであれば、前幕の追加は非常に賢い選択肢となるでしょう。

薪ストーブの設置可否を確認

冬のソロキャンプにおいて、憧れの装備筆頭といえば「薪ストーブ」ではないでしょうか。ソロベースはそのワイルドな外観から薪ストーブとの相性が抜群ですが、導入にあたってはいくつかの重要な確認事項があります。まず、ソロベースの素材はポリエステルとコットンの混紡である「TC(テクニカルコットン)」素材で作られています。これは火の粉に強く、穴が開きにくいという特徴を持っていますが、決して「燃えない」わけではありません。薪ストーブの煙突から出る熱は非常に高温になるため、幕体と接触する部分には必ず適切な熱対策が必要です。

具体的には、煙突ガードの使用や、幕体の一部を保護する「ストーブジャック」の加工、あるいは隙間から煙突を出すための工夫が求められます。ソロベースEXの場合、サイドのジッパーを利用して煙突を出すレイアウトが一般的ですが、その際にジッパーが熱で溶けないよう注意しなければなりません。最近では専用の二又ポールを利用して、内部の支柱をなくすことで薪ストーブの配置をより自由にするユーザーも増えています。設置の際は、ストーブ本体が地面の芝生や落ち葉を焼かないよう、スパッタシート(防炎シート)を敷くことも忘れないでください。

また、薪ストーブは強力な暖房器具である反面、一酸化炭素中毒のリスクも伴います。特に密閉性の高いソロベース内で使用する場合は、吸気と排気のバランスを考え、常に新鮮な空気が取り込める状態を保つ必要があります。後述する換気対策とセットで考えることが、薪ストーブを楽しむための絶対条件です。適切な準備と知識を持って設置すれば、ソロベースの内部は冬とは思えないほどの極上空間に変わります。揺らめく炎を眺めながら過ごす冬の夜は、まさにソロキャンパーにとって至福のひとときとなるでしょう。

冷気を遮断するシートを重視

冬の寒さ対策で見落とされがちなのが、地面からの「底冷え」です。どれほど高性能なシュラフを使っていても、地面から伝わってくる冷気を遮断できていなければ、体温は容赦なく奪われていきます。ソロベースで冬を越すためには、グラウンドシート(グランドシート)の質に徹底的にこだわることが重要です。単に地面の汚れを防ぐための薄いシートではなく、防水性が高く、かつ厚みのある素材、あるいはアルミ蒸着加工が施された断熱性の高いシートを選ぶようにしましょう。

理想的な構成は、まず地面に厚手のグラウンドシートを敷き、その上にコット(キャンプ用ベッド)を設置することです。コットを使用することで、冷え切った地面から物理的に体を離すことができ、断熱効果を劇的に高めることができます。もしコットを使わずに地べたスタイル(お座敷スタイル)を楽しむ場合は、さらに銀マットやクローズドセルマットを重ね、層を作ることで断熱の壁を厚くする必要があります。冬の地面は想像以上に冷たく、夜が深まるにつれてその冷気は鋭さを増していきます。

また、グラウンドシートはテントの底面よりも一回り小さいサイズを選ぶのが基本ですが、ソロベースのようなパップテントでは、あえて全面に敷くのではなく、居住スペースのみに敷いて土間を作るスタイルも人気です。この場合でも、寝る場所だけは完璧に断熱することを徹底してください。足元を暖かく保つことが、安眠への最短距離です。シート選びを疎かにせず、しっかりとした断熱レイアウトを構築することで、朝まで一度も寒さで目が覚めることなく、快適な冬の朝を迎えることができるはずです。

冬キャンプにおすすめの関連アイテム6選

BUNDOK ソロベースEX BDK-79EX|冬対応の軍幕

冬のソロキャンプを始めるなら、まずはこの「EX」モデルが基本です。スカート付きで風の侵入を防ぎ、サイドウォールがプライバシーと防風性を両立させます。TC素材の風合いも良く、使い込むほどに味が出る一生モノのテントです。

商品名BUNDOK ソロベースEX BDK-79EX
価格帯約25,000円〜30,000円
特徴スカート・サイドウォール標準装備の冬対応モデル
公式サイト公式サイトはこちら

BUNDOK ソロベースEX用フロントウォール BDK-79EXW

居住空間を劇的に広げてくれる専用の前幕です。これがあれば、キャノピー下に荷物を置いたままフルクローズできるため、冬の夜露や防犯対策に最適です。テントと同じTC素材なので、見た目の一体感も完璧です。

商品名BUNDOK ソロベースEX用フロントウォール BDK-79EXW
価格帯約12,000円〜15,000円
特徴ソロベースEXの空間を拡張する専用オプション
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BUNDOK グランドシート BD-543|専用設計の保護シート

ソロベースにぴったりのサイズで設計された専用グラウンドシートです。バスタブ型になっているため、雨水や泥の侵入だけでなく、冬の冷たい風の巻き込みも軽減してくれます。設営も簡単で、テントとの相性は抜群です。

商品名BUNDOK グランドシート BD-543
価格帯約4,000円〜5,000円
特徴縁が立ち上がるバスタブ構造で冷気と汚れを遮断
公式サイト公式サイトはこちら

Winnerwell Nomad View Sサイズ|窓付き薪ストーブ

ソロベースのサイズ感に最適な、高品質なステンレス製薪ストーブです。サイドのガラス窓から炎を眺めることができ、視覚的にも暖かさを楽しめます。錆びにくく、メンテナンスもしやすいため、長く愛用できる名機です。

商品名Winnerwell Nomad View S-Size
価格帯約45,000円〜55,000円
特徴ガラス窓付きで炎を楽しめるコンパクトな高品質ストーブ
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BUNDOK アルミ反射板 BD-523|焚き火の熱を反射する

焚き火の熱を前方に反射させ、背後からの冷気を遮断するリフレクターです。これがあるだけで、焚き火の暖かさが劇的に向上します。ソロベースの前で焚き火をする際の必須アイテムと言えるでしょう。

商品名BUNDOK アルミ反射板 BD-523
価格帯約3,000円〜4,500円
特徴焚き火の熱を効率よく反射し暖かさをブースト
公式サイト公式サイトはこちら

OneTigris テント用ストーブジャック|薪ストーブ穴の自作

テントに薪ストーブの煙突を通すための耐熱パッチです。既存のテントに穴を開けて取り付けることで、安全に薪ストーブを導入できるようになります。DIY派のソロキャンパーに支持されている信頼のアイテムです。

商品名OneTigris テント用ストーブジャック
価格帯約2,000円〜3,000円
特徴耐熱シリコン素材でテントを煙突の熱から保護
公式サイト公式サイトはこちら

冬用キャンプギアを比較する際の重要な基準

素材の耐熱性と遮光性

冬キャンプの装備を選ぶ際、最も注視すべきなのは「素材」の特性です。特にソロベースのようなパップテントやその周辺機器を比較する場合、ポリエステル100%のものか、それともTC素材(コットン混紡)であるかは、使用感に決定的な違いをもたらします。TC素材はポリエステルに比べて火の粉に強く、近くで焚き火をしても穴が開きにくいという圧倒的なメリットがあります。また、素材自体に厚みがあるため、遮光性が高く、内部の暖まった空気を逃しにくいという断熱効果も期待できます。

一方で、TC素材は水分を含むと重くなり、乾燥に時間がかかるという側面もあります。しかし、冬場は焚き火や薪ストーブがメインの暖房手段となるため、耐熱性の高さは安全面に直結します。安価なポリエステル製ギアは軽量で扱いやすいですが、火の粉一粒で簡単に穴が開いてしまうため、冬の過酷な環境ではTC素材の方が結果的に長く、安心して使えることが多いです。比較検討する際は、スペック表の「素材」の欄を必ずチェックし、自分のキャンプスタイルに合った耐久性を備えているかを見極めてください。

さらに、遮光性が高い素材は、朝日の眩しさを軽減してくれるだけでなく、幕内の結露を抑える効果もあります。冬は外気と室温の差が激しいため、結露を完全に防ぐことは難しいですが、通気性と吸湿性を併せ持つTC素材であれば、ポリエステル製よりも快適な室内環境を保ちやすいです。価格だけで判断せず、素材が持つ「熱への強さ」と「空気の保持力」を基準に選ぶことが、冬キャンプの質を一段階引き上げるポイントになります。

設営のしやすさと撤収時間

冬のフィールドは想像以上に過酷です。氷点下の寒さの中、かじかんだ手で複雑な設営作業を行うのは苦痛以外の何物でもありません。そのため、冬用のギア選びでは「いかに短時間で、シンプルに設営できるか」という基準が極めて重要になります。ソロベース自体は2本のポールを立てるだけのシンプルな構造ですが、そこに前幕や追加のペグ打ち、薪ストーブの設置が加わると、作業時間は大幅に延びてしまいます。各アイテムを比較する際は、構造の単純さやパーツの少なさを重視しましょう。

例えば、ペグ一本にしても、冬の凍てついた地面に刺さりやすい頑丈な鍛造ペグを選んでいるか、設営ガイドが付いていて位置決めが簡単か、といった細かい工夫が作業効率を大きく左右します。また、撤収時のことも考慮しなければなりません。冬は結露や霜でギアが濡れていることが多く、それを素早く拭き取り、コンパクトに収納できるかどうかは重要です。収納袋に余裕がある設計のものは、指先が動かしにくい冬場でもストレスなく片付けを進めることができます。

設営・撤収がスムーズであれば、その分、焚き火を楽しんだり温かい食事を摂ったりする時間に充てることができます。逆に、設営に手間取って体が冷え切ってしまうと、その後のキャンプ体験そのものが辛いものになってしまいます。カタログスペックのサイズや機能だけでなく、実際の設営動画や口コミを参考にし、「冬の寒さの中でも自分一人で容易に扱えるか」という視点を常に持って比較を行うようにしてください。シンプルさこそ、冬のソロキャンプにおける最大の武器です。

重さとパッキングサイズ

冬キャンプは、防寒着や暖房器具などの影響でどうしても荷物が重く、かさばりがちになります。車での移動であれば多少の重さは許容できますが、駐車場からサイトまで距離がある場合や、積載スペースに限りがある場合は、「重さと収納サイズ」が非常に重要な比較基準となります。TC素材のテントや薪ストーブは、その性質上、軽量なソロキャンプ向けギアの中では比較的重い部類に入ります。そのため、その他のアイテムでいかに軽量化を図るかがパッキングの鍵を握ります。

例えば、寝袋(シュラフ)を選ぶ際には、化学繊維のものよりもダウン(羽毛)の方が圧倒的に軽量でコンパクトになります。価格は高くなりますが、収納スペースを大幅に節約できるため、冬のパッキングにおいては強力な味方となります。また、テーブルやチェアも、冬の厚着をした状態で使いやすく、かつ折りたたんだ際に極限まで小さくなるものを選ぶのがセオリーです。ソロベースのバッグにすべてを収めるのは難しいかもしれませんが、いかにスマートにまとめられるかを追求するのもソロキャンプの楽しみの一つです。

ただし、安易に軽量化だけを追い求めると、耐久性や断熱性が犠牲になることもあります。特に地面からの冷気を防ぐマットやシート類は、ある程度の厚みと重さが必要になるケースが多いです。何を優先し、どこで妥協するか。自分の移動手段と相談しながら、全体の重量バランスを考えることが大切です。軽量コンパクトながらも冬の寒さに耐えうる「質実剛健」なギアを厳選していく過程こそが、キャンプスキルの向上にも繋がります。

純正品と代用品の互換性

ソロベースのような人気テントには、メーカーが提供する「純正オプション」の他に、サードパーティ製や他ブランドの「代用品」が数多く存在します。これらを比較する際、最も注意すべきなのは互換性とフィッティングの精度です。純正品であるフロントウォールやグランドシートは、ソロベースの形状に合わせてミリ単位で設計されているため、隙間なく完璧にフィットし、冬の冷気を遮断する性能を最大限に引き出すことができます。迷ったら純正品を選ぶのが、最も失敗の少ない道です。

一方で、代用品や100円ショップのアイテム、あるいは他社の汎用品をうまく活用することで、コストを抑えたり、自分だけのカスタムを楽しんだりすることも可能です。例えば、二又ポールなどは純正品以外にも多くの選択肢があり、それらを使うことで幕内の居住性を高めることができます。しかし、代用品を使用する場合は、サイズが微妙に合わなかったり、固定するためのループの位置が違ったりすることが多々あります。隙間が生じてしまえば、そこから冷気が入り込み、冬キャンプの快適性は損なわれてしまいます。

特に薪ストーブの煙突ポートや耐熱シートなどの安全に関わるパーツを比較する場合は、純正品がないことも多いため、自身のソロベースとの相性を徹底的に調べる必要があります。インターネット上のレビューやSNSでの設営例を確認し、「本当に自分のテントに適合するのか」「安全性に問題はないか」を慎重に判断してください。安物買いの銭失いにならないよう、クリティカルな部分は信頼の純正品を、工夫次第でどうにかなる部分は代用品を、という具合に賢く使い分ける視点が重要です。

ソロベースを冬に快適に使いこなす活用法

換気の徹底による一酸化炭素対策

冬のソロキャンプで最も気をつけなければならないのが、閉め切ったテント内での暖房器具使用に伴う一酸化炭素中毒です。ソロベースEXに前幕を装着してフルクローズにすると、非常に高い気密性が保たれます。この状態で薪ストーブやガスヒーターを使用し続けると、酸素濃度が低下し、不完全燃焼によって発生した無色無臭の一酸化炭素が充満するリスクがあります。一酸化炭素は気づかないうちに意識を奪うため、対策を怠ることは絶対に許されません。

まず第一の対策は、物理的な空気の通り道を常に確保することです。ソロベースにはベンチレーション(換気口)がありますが、それだけでは不十分な場合もあります。裾のスカートを一部跳ね上げたり、サイドのジッパーを少しだけ開けておいたりするなど、常に上下で空気が循環するルートを作ってください。冷たい風が入ってくるのを嫌って完全に密閉したくなる気持ちは分かりますが、安全は何よりも優先されるべきです。「寒ければ着込む」を基本とし、暖房はあくまで補助的なものと捉えるのが健全な冬キャンプの姿です。

さらに、デジタル機器によるバックアップも必須です。一酸化炭素チェッカー(警報機)を必ず用意し、目線の高さや寝床の近くに設置してください。安価なものも市販されていますが、命に関わる道具ですので、信頼性の高い製品を選び、使用前には電池残量や動作テストを必ず行いましょう。もし警報が鳴った場合は、即座に幕を全開にして外気を入れ、外へ避難してください。正しい知識と道具を備え、常に換気を意識すること。これが、ソロベースで冬を安全に楽しむための鉄則です。

結露を防ぐための乾燥対策

冬の朝、テントの壁面がびっしょりと濡れている「結露」に悩まされるキャンパーは多いでしょう。結露は外気と室温の温度差によって発生しますが、そのままにしておくと寝袋や衣類を濡らし、体温低下を招くだけでなく、撤収作業が大幅に遅れる原因にもなります。ソロベースはTC素材を採用しているため、ポリエステル製テントに比べればある程度湿気を吸ってくれますが、それでも過信は禁物です。結露を最小限に抑えるためには、事前の工夫と事後のケアが重要になります。

具体的な対策としては、やはりこまめな換気が有効です。幕内の湿度が上がりすぎないよう、空気の流れを止めないようにしましょう。また、地面からの湿気を防ぐために、しっかりとしたグラウンドシートを敷くことも結露軽減に寄与します。テント内で鍋料理などを行うと大量の蒸気が発生するため、調理中は特に換気を強化する必要があります。もし結露してしまった場合は、吸水性の高いマイクロファイバータオルなどを常備しておき、撤収前に一度内側を拭き上げるだけでも、その後の乾燥スピードが劇的に変わります。

さらに、撤収時には可能な限り太陽の光に当てて乾燥させてください。TC素材は水分を含んだまま収納するとカビが発生しやすく、せっかくの愛用ギアを台無しにしてしまう恐れがあります。キャンプ場での乾燥が不十分な場合は、帰宅後に必ず自宅のベランダや公園などで広げ、芯までしっかり乾燥させることを徹底しましょう。このひと手間を惜しまないことが、ソロベースを長持ちさせ、次のキャンプを快適に迎えるための最大のコツです。結露と上手に付き合うことも、冬キャンプの醍醐味の一つと捉えて楽しみましょう。

二又ポールの活用で空間拡張

ソロベースを冬に使う際、誰もが直面するのが「室内の狭さ」です。標準の設営方法では、2本のメインポールが幕内のど真ん中に位置するため、これが動線を遮り、薪ストーブやコットの配置を制限してしまいます。この問題を劇的に解決してくれるのが「二又ポール」の活用です。ポールの先端を二股に分かれた形状のものに交換することで、幕内を支えていたポールの脚が両サイドに逃げ、中央に広大なデッドスペースのない空間が生まれます。

中央にポールがなくなることで、薪ストーブを理想的な位置に配置できたり、大型のコットを自由に置けたりと、レイアウトの自由度が飛躍的に向上します。特に前幕を併用している場合、二又ポールの恩恵はさらに大きくなり、パップテントとは思えないほどの開放感を得ることができます。着替えをしたり、椅子に座って調理をしたりする際も、ポールが邪魔にならないだけでストレスは大幅に軽減されます。最近ではバンドック純正の二又ポールも販売されており、フィッティングの心配なく導入できるのは嬉しいポイントです。

ただし、二又ポールを使用する際は、テント全体のテンション(張り)が変わるため、ペグダウンをより慎重に行う必要があります。風が強い日などは、標準のシングルポールよりも負荷がかかりやすい箇所が出てくることもあるため、設営後の安定性をしっかり確認してください。一度この広々とした空間を体験してしまうと、元のポール構成には戻れないというユーザーも多い、非常に費用対効果の高いカスタマイズです。冬の長いおこもり時間を快適に過ごしたいなら、ぜひ検討すべき活用法と言えるでしょう。

幕体のメンテナンスと保管方法

冬の過酷な環境で使用したソロベースは、私たちが思っている以上にダメージを受けています。焚き火の煙による煤(すす)や匂い、地面の泥汚れ、そして何より結露による湿気。これらを放置したまま保管することは、テントの寿命を著しく縮める原因となります。長く相棒として使い続けるためには、シーズンオフやキャンプ後のメンテナンスを習慣化することが大切です。特にTC素材は「天然素材」を含んでいるため、化学繊維100%のテント以上に丁寧なケアが求められます。

まず、帰宅後の完全乾燥は絶対条件です。目に見える水分がなくても、生地の繊維の奥に湿気が残っていることがあります。湿った状態で数日間放置するだけで、黒カビが発生し、特有の嫌な臭いとともに生地を傷めてしまいます。また、焚き火の匂いが気になる場合は、乾燥させる際に風通しの良い場所で陰干しをするとある程度軽減されます。汚れがひどい箇所は、硬く絞った布で優しく叩くように汚れを落とし、決して洗濯機で丸洗いするようなことは避けてください。撥水性能が落ちてきたと感じたら、市販のTC素材用撥水スプレーを塗布するのも一つの手です。

保管場所についても注意が必要です。湿気の多い物置や、直射日光が当たる場所は避け、なるべく風通しが良く、温度変化の少ない場所に保管してください。収納袋に入れる際も、あまりにギチギチに詰め込みすぎるとシワの原因になったり、素材同士が癒着したりすることもあります。たまには袋から出して風を当ててあげるくらいの愛着を持って接することで、ソロベースは数年、数十年とあなたのソロキャンプを支え続けるタフな相棒であり続けてくれるはずです。メンテナンスまでがキャンプの一部。そう考えることで、道具への理解もより深まっていくでしょう。

万全な装備で冬のソロキャンプを楽しみましょう

冬のソロキャンプは、決してハードルの高いものではありません。適切な道具選びと、寒さや安全に対する正しい知識があれば、それは日常の喧騒を忘れさせてくれる最高の癒しの時間となります。今回ご紹介したバンドックのソロベースEXは、まさにその「最高の時間」を演出するための最良のパートナーの一つです。無骨なデザインでありながら、スカートやサイドウォール、TC素材といった冬に必要な機能を高いレベルで備えており、多くのソロキャンパーに支持されている理由も頷けます。

大切なのは、スペックの数字だけで判断するのではなく、「自分がいかにその空間で過ごしたいか」というイメージを膨らませることです。焚き火の熱を反射板で受け止めながら暖を取り、前幕で作った広々とした室内で薪ストーブの炎を眺める。そんな贅沢な体験は、しっかりとした準備の上にこそ成り立ちます。今回紹介した関連アイテムや比較基準、そして活用術を参考に、ぜひあなただけの最強の冬用レイアウトを完成させてください。一歩踏み出した先には、澄んだ空気ときらめく星空、そして焚き火の爆ぜる音だけが聞こえる、贅沢極まりない世界が待っています。

最後になりますが、冬の自然は時に厳しく、私たちの想像を超える牙を剥くこともあります。装備を過信せず、現地の天候予報をこまめにチェックし、無理のない範囲で楽しむ心の余裕を持ってください。万全な装備と少しの冒険心を持って、ソロベースと共に冬のフィールドへ繰り出しましょう。あなたが最高の冬キャンプを迎えられることを、心から願っています。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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