冬の主役アウターとして圧倒的な人気を誇るノースフェイスですが、バルトロ マウンテンダウン どっちを購入すべきか迷われる方は非常に多いです。どちらも高性能で魅力的なモデルですが、使用シーンや重視する機能によって最適な選択は異なります。本記事では両者の違いを徹底比較し、後悔しない選び方を詳しく解説します。
バルトロとマウンテンダウンはどっちを選ぶべきか
着用する主なシーンで選ぶ
まず最初に考えるべきは、あなたがそのダウンジャケットをどのような環境で最も頻繁に着用するかという点です。バルトロライトジャケットは、もともと北欧やアラスカといった極寒地でのオーロラ観測などを想定して開発された背景があります。
そのため、街中での着用においては「短時間の移動が多い」「氷点下に近い屋外に長時間留まる」といったシーンで真価を発揮します。圧倒的な保温力がある一方で、電車内や暖房の効いた室内では暑すぎることもあるため、脱ぎ着のしやすさや軽快さを求める方に適しています。
対してマウンテンダウンジャケットは、肩周りの摩耗に強いナイロン切り替えが特徴的で、よりタフな状況を想定しています。キャンプや雪山へのアプローチ、あるいは雨や雪が混じる悪天候下での通勤・通学など、アクティブなシーンに最適です。
日常使いをメインとしつつも、週末のアウトドアや天候の急変にも対応したいのであれば、マウンテンダウンの汎用性が光ります。ご自身のライフスタイルが「静止した状態での防寒」を求めているのか、「動的な活動の中での保護」を求めているのかを見極めることが重要です。
防寒性能の高さで選ぶ
純粋な「暖かさ」の質において、この二つのモデルには明確な方向性の違いが存在します。バルトロライトジャケットは、特殊セラミックスの遠赤外線効果を利用した「光電子ダウン」をふんだんに封入しており、自らの体温を効率よく輻射して温める仕組みです。
中わたのボリュームが非常に大きく、着た瞬間に包み込まれるようなふんわりとした暖かさを感じることができます。また、首元やフロントファスナー部分にもダウンがしっかりと詰まっており、冷気の侵入を徹底的に遮断する構造になっています。
一方のマウンテンダウンジャケットも非常に高い保温性を誇りますが、こちらは「防水性との相乗効果」による防寒が強みです。ゴアテックス素材が風や雨を完全にシャットアウトするため、内部の熱が奪われにくく、安定した温度を保つことができます。
バルトロは「内側からの圧倒的な加温」、マウンテンダウンは「外気からの徹底的な防護」というイメージです。極度な寒がりの方や、インナーを薄着で済ませたいという方にはバルトロの方が満足度が高い傾向にあります。
生地の耐久性と防水性で選ぶ
長く愛用することを考えるなら、表地の素材感と耐久性の違いは見逃せないポイントです。マウンテンダウンジャケットは、70デニールの厚手なGORE-TEX PRODUCTS 2層構造を採用しており、非常に堅牢な作りになっています。
枝に引っ掛けたり、重いバックパックを背負ったりしても生地が傷みにくいため、ハードな使用に耐えうるタフさを備えています。また、完全防水仕様であるため、激しい雨や湿った雪の中でも内部のダウンが濡れて保温力が低下する心配がほとんどありません。
対するバルトロライトジャケットは、30デニールのGORE-TEX INFINIUM(旧ウィンドストッパー)を採用しています。こちらは防風性に特化した素材で、非常に軽量でしなやかな着心地を実現していますが、マウンテンダウンほどの厚みや防水性はありません。
撥水加工は施されているものの、完全防水ではないため、長時間の雨天での使用には不向きです。都市部での防風と軽さを重視するか、荒天にも動じない圧倒的な堅牢さを重視するかで、選ぶべきモデルは自ずと決まってくるでしょう。
シルエットの好みで選ぶ
見た目の印象も決定的な判断基準になります。バルトロライトジャケットは、中わたのボリュームが外側に強調される「モコモコとした」独特のシルエットが特徴です。これがいわゆる「バルトロらしさ」であり、ストリートファッションにおいてもアイコン的な存在となっています。
ショート丈で丸みを帯びたフォルムは、ワイドパンツやスキニーなど幅広いボトムスと相性が良く、今のトレンドに合致した存在感を放ちます。上半身にボリュームを持たせたいスタイルを好む方には間違いなくこちらがおすすめです。
一方でマウンテンダウンジャケットは、ノースフェイスの伝統的な「マウンテンジャケット」のデザインを踏襲しており、よりクラシックで落ち着いた印象を与えます。バルトロに比べると表面の凹凸が抑えられており、着丈も少し長めに設定されています。
このため、スーツの上から羽織っても違和感が少なく、ビジネスシーンでも違和感なく活用できるというメリットがあります。流行に左右されず、10年後もスタンダードに着続けられる一着を求めているなら、マウンテンダウンの端正なシルエットが最適です。
おすすめのノースフェイスダウンジャケット6選
【ノースフェイス】バルトロライトジャケット
圧倒的な軽さと保温力を両立した、ブランドを象徴する大人気モデルです。真冬の天体観測にも耐えうるスペックを持ちながら、都会的なデザインで男女問わず絶大な支持を得ています。
| 商品名 | バルトロライトジャケット |
|---|---|
| 価格帯 | 65,000円〜75,000円前後 |
| 特徴 | 光電子ダウンによる高い保温性と優れた防風性能 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【ノースフェイス】マウンテンダウンジャケット
ゴアテックスによる完全防水機能と、タフな70デニール生地を組み合わせた万能アウターです。冬の雨や雪も完全に防ぎ、オンオフ問わず活躍する汎用性の高さが魅力です。
| 商品名 | マウンテンダウンジャケット |
|---|---|
| 価格帯 | 70,000円〜80,000円前後 |
| 特徴 | 完全防水のゴアテックス採用と高い耐久性 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【ノースフェイス】ヌプシジャケット(定番の1着)
1990年代のブームから続くヘリテージモデルで、シンプルかつ力強いデザインが特徴です。環境に配慮したリサイクルダウンを使用しており、軽快に街歩きを楽しみたい方に最適です。
| 商品名 | ヌプシジャケット |
|---|---|
| 価格帯 | 38,000円〜45,000円前後 |
| 特徴 | 時代を超えて愛されるアイコニックなデザイン |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【ノースフェイス】ビレイヤーパーカ(軽量防寒)
クライミングのビレイ時に着用することを想定した、濡れに強く圧倒的な保温力を誇るモデルです。非常に軽量で、内側にも外側にも撥水加工が施された、機能性重視の一着です。
| 商品名 | ビレイヤーパーカ |
|---|---|
| 価格帯 | 60,000円〜70,000円前後 |
| 特徴 | 驚くほど軽量ながら厳冬期にも対応する防寒性 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【ノースフェイス】ヒムダウンパーカ(極寒地対応)
ヒマラヤなどの極地遠征用に開発されたモデルをベースにした、究極の防寒アウターです。ボリューム感のあるシルエットと、取り外し可能なフードが特徴のハイスペックダウンです。
| 商品名 | ヒムダウンパーカ |
|---|---|
| 価格帯 | 65,000円〜75,000円前後 |
| 特徴 | 極地対応のDNAを継承した最高峰の暖かさ |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【ノースフェイス】マウンテンダウンコート(長め丈)
マウンテンダウンの機能をそのままに、着丈を長くしてコート仕様に仕上げたモデルです。腰回りまでしっかりカバーできるため、より落ち着いた雰囲気で着用したい大人世代におすすめです。
| 商品名 | マウンテンダウンコート |
|---|---|
| 価格帯 | 75,000円〜85,000円前後 |
| 特徴 | お尻まで隠れる着丈で防寒性とフォーマル感を両立 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
バルトロとマウンテンダウンを比較する際の基準
ダウンの封入量と保温力
ジャケット内部にどれだけのダウンが詰め込まれているかは、暖かさを左右する最も大きな要因の一つです。バルトロライトジャケットは、羽毛が膨らむ力を示すフィルパワーが高い高品質なダウンを使用しており、それを空気の層を最大限に作るような構造で封入しています。
そのため、数値上の重量以上に「空気を含んで膨らんでいる」感覚が強く、体温を逃さない空間作りが徹底されています。実際に着用してみると、上半身全体が温かい空気に包まれているような感覚になり、厳しい寒風の中でも体温が維持されるのが分かります。
一方でマウンテンダウンジャケットは、バルトロほどの中わたのボリューム感はありませんが、その分ダウンの偏りを防ぎ、すっきりとした見た目を維持できるような設計になっています。決してダウンの量が少ないわけではなく、街着としての快適さを損なわない最適な量が計算されています。
暖かさの「質」に関しては、バルトロはよりダイレクトな熱気を感じやすく、マウンテンダウンは安定した快適な温度が長く持続する感覚です。寒さへの耐性は個人差があるため、まずは自分がどれほどの保温レベルを求めているかを明確にしましょう。
表地素材の強度と透湿性
ダウンジャケットを選ぶ際、外側の生地がどのような機能を備えているかも比較の重要ポイントです。マウンテンダウンに採用されている70デニールのゴアテックス生地は、摩擦や引き裂きに対して非常に強く、日常生活で生じるストレスをほとんど気にする必要がありません。
また、高い防水透湿性を備えているため、雨による水の侵入を防ぎながらも、衣服内の蒸れを外に逃がしてくれます。これにより、アクティブに動いて少し汗ばんだ際でも、内部がジメジメすることなく快適な状態が保たれるという利点があります。
対してバルトロに使用されているウィンドストッパー生地は、その名の通り「風を止める」ことに特化した非常に薄い膜を内蔵しています。この素材は驚くほど軽く、肩こりを感じにくいというメリットがある一方で、鋭利なものに引っ掛けると破れやすいという繊細な一面も持っています。
また、透湿性についても高い水準にありますが、マウンテンダウンに比べると「防風」と「軽さ」に軸足を置いています。自分がウェアに対して「気を使わずにラフに扱いたい」のか、それとも「軽さのために丁寧な扱いを厭わない」のかが、素材選びの分かれ目となります。
着丈の長さとサイズ感
サイズ選びとシルエットのバランスも、満足度を左右する大きな要素です。バルトロライトジャケットは、着丈が比較的短めに設定されており、腰位置が高く見えるような設計になっています。これにより、脚長効果が期待でき、重くなりがちな冬のコーディネートに軽快な印象を与えてくれます。
ただし、中わたのボリュームが凄まじいため、サイズを上げすぎると「着膨れ」して見えるリスクがあります。ジャストサイズで選ぶのが基本ですが、インナーに厚手のスウェットなどを着込む場合は、脇周りのフィット感をしっかりと確認しておく必要があります。
マウンテンダウンジャケットは、バルトロよりも数センチ着丈が長く、お尻が半分ほど隠れる程度の長さがあります。この絶妙な丈感が、防寒性を高めるだけでなく、ジャケットの裾がはみ出しにくいという実用的なメリットを生んでいます。
全体的なサイズ感はバルトロよりもややゆとりを持って作られていることが多く、体型カバーをしたい方や、重ね着を前提とする方にとっても扱いやすいサイズ設計です。自分の持っている服とのバランスを考え、鏡の前で全体のプロポーションをチェックすることをお忘れなく。
展開カラーの違いを比較
ノースフェイスのダウン選びにおいて、カラーバリエーションは非常に楽しみな要素の一つです。バルトロライトジャケットは、毎年「新色」が登場し、その年のトレンドを反映した鮮やかなカラーや絶妙なニュアンスカラーがラインナップされるのが恒例となっています。
一方でマウンテンダウンジャケットは、ブランドの定番色であるブラックやニュートープ(カーキ系)を中心に、落ち着いたトーンのカラー展開が主流です。こちらはどんな服装にも合わせやすく、飽きがこないため、長く愛用する一着としては非常に優秀な選択肢となります。
バルトロは自分の個性を主張したり、最新のトレンドを取り入れたいファッション感度の高い層に好まれる傾向があります。逆にマウンテンダウンは、道具としての機能美を愛でるような、控えめながらも本質を求める層に支持されています。
長く使うつもりなら無難なブラックが一番ですが、ノースフェイスらしいツートンカラーの切り替えを楽しみたいのであれば、各モデル特有の配色をよく比較して、自分の直感に響く色を選ぶのが一番の正解かもしれません。
高機能ダウン購入時の注意点と長く愛用するコツ
偽物を見分ける正規品確認
人気モデルであるバルトロやマウンテンダウンは、残念ながら市場に精巧な偽物が出回っていることがあります。オークションサイトやフリマアプリでの購入を検討する際は、細心の注意が必要です。まずは公式サイトや正規代理店での購入を最優先に考えてください。
もし個人間取引を利用する場合は、ホログラムタグの有無や、ロゴの刺繍の精度、製品の内側にあるタグの日本語表記が不自然でないかなどを入念に確認しましょう。安すぎる価格設定も要注意のサインです。
正規品には保証制度やリペアサービスが用意されていることも多く、高価な買い物だからこそ、後々の安心感を含めた購入先選びが肝心です。信頼できるルートで購入することは、結果として最もコストパフォーマンスの高い買い物に繋がります。
また、最近ではRFIDタグが内蔵されているモデルも増えており、スマートフォンのアプリで真贋判定ができるケースもあります。大切な一着を手に入れるために、最新の正規品判別方法についても知識を持っておくことをおすすめします。
ダウン専用洗剤での手入れ
ダウンジャケットを長く快適に着るためには、定期的なお手入れが欠かせません。「ダウンは洗えない」と思われがちですが、実は適切な方法で洗濯することで、潰れてしまった羽毛のボリュームを復活させることができます。
市販の一般的な洗剤はダウンに必要な油脂を奪いすぎてしまう可能性があるため、必ず「ダウン専用」の洗剤を使用しましょう。これにより、羽毛の弾力性と保温力を損なうことなく、皮脂汚れや汗を落とすことが可能になります。
手洗い、または洗濯機の「おしゃれ着コース」を利用し、脱水は短時間に留めます。最も重要なのはその後の乾燥工程で、乾燥機を使用して低温でじっくりと乾かすことで、ダウンの中に空気が入り、購入時のようなフカフカの状態に戻ります。
シーズンの途中で汚れが気になったら、放置せずにケアをすることで生地の劣化も防げます。自分で洗うのが不安な場合は、ダウン製品の実績が豊富なクリーニング専門店に相談するのも一つの手ですが、日常的なセルフケアが寿命を延ばす鍵となります。
シーズンオフの保管方法
冬が終わり、ダウンジャケットをクローゼットにしまう際にも注意が必要です。最もやってはいけないのは、クリーニングから戻ってきた際のビニール袋を被せたまま、湿気の多い場所に放置することです。これはカビや悪臭の原因になります。
ビニール袋は外し、不織布などの通気性の良いカバーに掛け替えて、風通しの良い暗所に保管するのが理想的です。また、長期間ハンガーに吊るしたままだと、自重でダウンが下に寄ってしまうこともあるため、時々軽く振って空気を含ませるのが良いでしょう。
スペースを節約するために圧縮袋を使用するのも、ダウンの羽毛を傷める原因となるため避けてください。ダウンは「空気をたっぷり含んでナンボ」のアイテムですので、保管中もできるだけストレスをかけない状態を保つことが大切です。
また、防虫剤や除湿剤をクローゼット内に設置し、定期的に扉を開けて換気を行うことで、次のシーズンも新品に近い状態で袖を通すことができます。愛着を持って接することで、ジャケットもそれに応えて長く寄り添ってくれます。
重ね着を考慮したサイズ選定
購入時のサイズ選びでは、自分が冬場にどのようなインナーを着るかを具体的にイメージすることが失敗を防ぐコツです。バルトロライトジャケットのように保温力が極めて高いモデルの場合、厚手のセーターを着込むとオーバースペックになることがあります。
逆に、マウンテンダウンジャケットはインナーにある程度の厚みを持たせることで温度調節をするのが一般的なので、あまりにタイトすぎるサイズを選ぶと動きにくくなってしまいます。試着の際は、普段よく着る厚みの服を持っていくのがベストです。
また、ノースフェイスの製品はアジア向けにリサイズされた「日本企画」のものが多く、海外企画のものとはサイズ感が全く異なります。自分が検討している個体がどちらの企画なのかを確認し、サイズチャートを念入りにチェックしましょう。
特に袖丈や肩幅のフィット感は、保温効率にも直結します。隙間が多すぎると冷気が入り込み、逆にキツすぎると中わたが潰れて暖かさを発揮できません。「適度なゆとりがありつつも、隙間を作らない」サイズが、最も機能を引き出せる一着となります。
自分のライフスタイルに合う一着を見つけよう
ここまでバルトロライトジャケットとマウンテンダウンジャケット、それぞれの特徴や選び方を詳しく解説してきました。どちらもノースフェイスが誇る最高峰のダウンジャケットであり、一度袖を通せばその圧倒的な性能に驚くはずです。最終的に「どっち」にするかを決めるのは、他の誰でもないあなたの「冬をどう過ごしたいか」という想いそのものです。
都会の寒風をものともせず、軽やかに、そしてファッショナブルに冬を楽しみたいのであれば、バルトロライトジャケットが最高の相棒になってくれるでしょう。あの包み込まれるような幸福感のある暖かさは、一度体験すると他のアウターには戻れないほどの魅力があります。ストリートの主役として、あなたの冬のコーディネートを一段階上のレベルへと引き上げてくれるはずです。
一方で、どんな悪天候でも怯むことなく、仕事から遊びまで全力で駆け抜けたいというアクティブなあなたには、マウンテンダウンジャケットが相応しいでしょう。無骨でタフ、そして機能美に溢れたその姿は、流行を超越した信頼の証です。たとえ何年経っても色褪せないその輝きは、あなたのライフスタイルの一部として長く寄り添い、守り続けてくれるに違いありません。
どちらを選んだとしても、ノースフェイスのダウンを手に入れるということは、冬の寒さを「耐えるもの」から「楽しむもの」へと変えてくれる魔法を手に入れるようなものです。高価な買い物ではありますが、その機能性と耐久性、そして着るたびに得られる高揚感を考えれば、決して高い買い物ではないはずです。この記事が、あなたが心から満足できる一着に出会うための道標となれば幸いです。最高に暖かく、輝かしい冬の一日を、ぜひ新しいダウンジャケットと共に踏み出してください。

