驚異のコストパフォーマンスと機能性で、多くのアウトドアファンを魅了し続けているワークマン。最近では「ワークマンプラス」や「ワークマン女子」など、異なる名前の店舗を街中で見かけるようになりました。名前は似ていますが、実は店舗によって品揃えの傾向やターゲットが明確に分かれています。どちらの店舗に行けばお目当てのギアが見つかるのか、その違いを分かりやすく整理して解説します。
ワークマンプラスとワークマン女子の違いがわかるチェックポイント
ワークマンの店舗形態は、大きく分けて「従来のワークマン」「ワークマンプラス」「ワークマン女子」の3つに分類されます。特に混乱しやすいのが「プラス」と「女子」の違いです。この二つは、プロ向けの作業着をルーツに持つ機能性を維持しつつも、一般消費者向けに特化した店舗という点では共通していますが、その「見せ方」や「ターゲット」に大きな違いがあります。
店舗コンセプトと来店層の違い
ワークマンプラス(WORKMAN Plus)は、「高機能×低価格」を全面に打ち出したアウトドア・スポーツ・レインウェアの専門店です。もともとは、プロ向けの作業服がキャンプやバイクといった趣味の分野で高く評価されたことを受け、一般の方でも入りやすい店構えとして誕生しました。そのため、来店層は男女問わず、本格的な趣味を持つアクティブ層や、仕事でも使えるタフなウェアを求める方がメインとなります。
一方、ワークマン女子は、女性客を主役にした新しいコンセプトの店舗です。店名に「女子」とついていますが、実際には男性向けやキッズ向けの商品も取り扱っており、ファミリーでの来店を強く意識しています。コンセプトは「カワイイ・カジュアル・低価格」で、アウトドアの機能はそのままに、毎日の生活に溶け込むような「ゆるさ」や「オシャレさ」を大切にしています。プロっぽさよりも、ファッション性を重視する層に支持されています。
取扱いアイテムカテゴリの違い
取扱いアイテムの幅広さについては、ワークマンプラスの方がやや「玄人好み」な傾向にあります。プラスの店舗では、登山や釣りに耐えうるハイスペックなレインウェアや、工事現場の技術を応用した防寒着など、機能特化型のラインナップが充実しています。また、一部の店舗ではプロ向けの工具や靴なども併設されており、より「道具」としてのウェアを探すのに適しています。
ワークマン女子では、家事や育児、ショッピングなどの日常シーンで役立つアイテムが主役です。例えば、水回りの仕事に強い撥水ワンピースや、滑りにくい靴、着心地の良さを追求したルームウェアなどが充実しています。プラスには置いていない「女子店舗限定」のスカートやバッグ、アクセサリー感覚で選べる小物が多数用意されているのも特徴です。プラスが「外で活動するためのギア」なら、女子は「暮らしを快適にするウェア」という住み分けになっています。
売り場づくりと見つけやすさの違い
店内の雰囲気にも大きな違いがあります。ワークマンプラスは、限られたスペースに効率よく商品を配置した「機能美」を感じる店舗が多いです。お目当ての商品がカテゴリごとに整理されており、スペックを比較しながらサッと買い物を済ませたい男性客からも好評です。路面店が多く、車で立ち寄りやすいのもプラスの特徴です。
対してワークマン女子は、ショッピングモールなどの商業施設内に出店することが多く、通路が広くてベビーカーでも通りやすい開放的な設計になっています。マネキンによるコーディネート提案が豊富で、SNS映えを意識したスポットが設けられている店舗もあります。「何を買うか決まっていないけれど、何か良いものがないかな」と、ウィンドウショッピングを楽しむようなワクワク感を重視した売り場づくりがなされています。
サイズ展開とカラー傾向の違い
サイズやカラーのバリエーションも、店舗の個性を反映しています。ワークマンプラスは、男性が着用しても余裕のあるM〜3Lといったサイズが中心で、カラーもブラック、ネイビー、カーキなどの落ち着いたアースカラーや、視認性の高いレスキューカラーが目立ちます。機能性を象徴するような、シンプルで力強い配色が特徴です。
ワークマン女子では、女性の体型に合わせたS〜LLサイズが豊富で、ゆったりとしたオーバーサイズのシルエットも多く見られます。カラー展開も、プラスにはないベージュ、ピンク、パステルブルーといった柔らかい色味が主流です。男性向け商品であっても、女子店舗に置いてあるものは「普段着として馴染みやすい色」が選ばれており、全体的に優しいトーンで統一されています。これにより、本格的なアウトドアウェア特有の「いかつさ」が苦手な方でも選びやすい工夫がされています。
ワークマンプラスとワークマン女子で選びやすいおすすめアイテム
それぞれの店舗の強みを活かした、今選ぶべきおすすめアイテムをご紹介します。
WORKMAN Plus:イナレム(R)ストレッチレインスーツ
プラスで選ぶなら、プロも認める防水透湿性能を持つ「イナレム」が筆頭です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 蒸れにくさを追求した高機能素材 |
| 適したシーン | 登山、カヌー、激しい雨の日の作業 |
| 公式サイト | ワークマン公式 イナレムシリーズ |
WORKMAN Plus:バッグイン透湿レインスーツライト
背中のファスナーを開けることで、リュックを背負ったまま着用できる画期的なレインウェアです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | バッグを濡らさない拡張機能付き |
| 適したシーン | 通勤、通学、バックパックキャンプ |
| 公式サイト | ワークマン公式 レインウェア |
WORKMAN Plus:メリノテック(R)アクティブ系パンツ
最高級天然素材のメリノウールを混紡し、調温・調湿機能に優れた高機能パンツです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 夏は涼しく冬は暖かい、ストレッチ性抜群 |
| 適したシーン | 長距離のトレッキング、釣り、秋キャンプ |
| 公式サイト | ワークマン公式 パンツ一覧 |
ワークマン女子:シン・ホッとするシリーズ
女子店舗で人気の、裏起毛や吸湿発熱素材を使用した「ホッとする」着心地の防寒ウェアです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 驚くほど軽く、柔らかい肌触り |
| 適したシーン | 日常の外出、リラックスタイム、冬の公園 |
| 公式サイト | ワークマン公式 レディース |
ワークマン女子:GIGA PUFF フュージョンダウンフーディ
圧倒的なボリューム感と、ダウン×機能綿のハイブリッド構造による保温性が魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 洗濯機で洗えるためお手入れが簡単 |
| 適したシーン | 真冬のキャンプ、観戦、防寒対策 |
| 公式サイト | ワークマン公式 フュージョンダウン |
ワークマン女子:防寒パフィーシューズ
冬の女子店舗で定番の、中綿入りで暖かいスリッポンタイプのシューズです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 滑りにくい靴底と、脱ぎ履きしやすい形状 |
| 適したシーン | キャンプのテント出入り、冬の買い物 |
| 公式サイト | ワークマン公式 シューズ |
使うシーンから決める店舗の選び方
どちらの店舗に行くべきか迷ったときは、商品のスペックだけでなく「自分がどのような環境で使うか」を基準に選ぶとスムーズです。ワークマンの商品は、同じような見た目でも「ハードな環境に耐える設計」のものと、「日常の動きに合わせた設計」のものがあります。目的に合わない買い物をしてしまわないよう、それぞれの店舗で重視すべきポイントを整理しました。
普段着メインなら見たいポイント
お出かけ用や日常のコーディネートにワークマンを取り入れたいなら、「ワークマン女子」一択です。女子店舗には、機能性はそのままに、トレンドを意識したシルエットやカラーのアイテムが集まっています。
- デザインの幅: スカートやブラウス見えするカットソーなど、ファッションアイテムが豊富です。
- カラーの統一感: 優しいトーンでまとめられているため、手持ちの服とも合わせやすいです。
- ファミリー層への配慮: キッズサイズも充実しているため、親子でお揃いのコーディネートを探すのにも向いています。
アウトドアや作業用途で重視したい点
本格的なキャンプ、登山、あるいは仕事での使用を目的とするなら「ワークマンプラス」が心強い味方になります。
- スペックの比較: 耐水圧や透湿度の数値がはっきりしたハイスペックモデルが並んでいます。
- 耐久性: 生地が厚く、摩擦に強い補強がされたウェアなど、過酷な使用に耐えるラインナップが豊富です。
- 実用的なアクセサリ: 専門的なグローブ、帽子、機能性インナーなどが揃っており、全身を「装備」として整えることができます。
新業態や限定企画のチェック方法
ワークマンは進化が早く、最近では「ワークマン女子」の中にさらに「Workman Kids」を併設したり、靴専門店「ワークマンシューズ」を展開したりと、新しい試みを続けています。また、有名インフルエンサーとの共同開発商品は、発売直後に完売することも少なくありません。
これらの限定企画や最新の入荷情報をキャッチするには、公式サイトだけでなく、店舗独自のSNSをフォローするのが最も確実です。特に大型ショッピングモール内の女子店舗などは、入荷情報が頻繁に更新されるため、チェックしておくとお宝アイテムに出会える確率が高まります。
オンラインストアと店舗の使い分け
ワークマンの公式オンラインストアを活用すれば、近くの店舗に在庫がない場合でも注文し、最寄りの店舗で受け取ることができます。
- 店舗受け取り: 送料が無料になるだけでなく、サイズ違いやカラー違いをあらかじめ確保できるメリットがあります。
- 実店舗の役割: ワークマンのサイズ感は商品によってかなり異なります。初めて買うシリーズの場合は、必ず実店舗で試着をしてから購入するのが失敗しないコツです。
まずはオンラインで気になった商品をチェックし、実際に店舗へ行って質感やフィット感を確認する。この使い分けが、ワークマンを賢く利用するポイントです。
ワークマンプラスとワークマン女子の違いを踏まえた選び方まとめ
ワークマンプラスとワークマン女子の最大の違いは、機能性の「尖り方」と「日常への歩み寄り」のバランスにあります。本格的な趣味やタフな環境で使いたいならプラスを、日々の生活をオシャレに、そして快適に過ごしたいなら女子店舗を選ぶのが失敗しないための近道です。
どちらの店舗も「価格以上の価値を提供する」というワークマンの精神は共通しています。今回ご紹介したそれぞれの店舗の特徴やおすすめアイテムを参考に、自分のライフスタイルにぴったりのウェアを探しに行ってみてください。きっと、あなたのアウトドアライフや日常をもっと豊かにしてくれる一着に出会えるはずです。

