ゼインアーツから登場した「ジグハウス」は、同社の人気LEDランタン「ジグ」を3灯まとめてセットできる専用ホルダーです。単体でも使い勝手の良いジグを連結させることで、メインランタンに匹敵する大光量を実現しつつ、ゼインアーツらしい洗練されたデザインでサイトを彩ります。今回は、この革新的なギアの魅力から、安定して使うためのコツ、合わせて揃えたい周辺アイテムまで詳しくご紹介します。
ゼインアーツのジグハウスはどんなランタン周りギア?魅力と注意点
ジグハウスは、コンパクトなLEDランタン「ジグ」のポテンシャルを最大限に引き出すための拡張パーツです。複数のランタンを一つにまとめるという発想により、これまでの小型LEDランタンでは難しかった「広い範囲を明るく照らす」という役割を担えるようになりました。デザイン性と機能性を高い次元で融合させた、ゼインアーツならではのこだわりが詰まったギアですが、使いこなすためにはその特性を理解しておく必要があります。
ジグ3灯で大光量になり焚き火周りが明るい
ジグハウス最大のメリットは、何といってもその圧倒的な明るさです。ゼインアーツの「ジグ」は単体で最大200ルーメンの光量を持ちますが、これを3灯セットすることで単純計算で最大600ルーメンの明るさを確保できます。小型LEDランタンを複数個ぶら下げるよりも、一箇所に集約して照射することで光の密度が高まり、サイト全体を効率よく、かつ非常に明るく照らし出すことが可能です。
特に夜間の調理や焚き火周りでの作業では、手元の視認性が大幅に向上します。ガスランタンやガソリンランタンのようなメンテナンスの手間をかけずに、スイッチ一つでメインランタン級の光量を得られるのは、現代のキャンプスタイルにおいて大きなアドバンテージです。また、ジグ自体の暖色系の光が重なり合うことで、明るいながらも眩しすぎない、雰囲気の良い空間を作り出してくれます。
さらに、3灯それぞれが独立しているため、電池の消耗具合に合わせて点灯させる数を調整できるのも便利なポイントです。夕食時はフル点灯で明るくし、食後のリラックスタイムには1灯だけにして明るさを落とすといった、シーンに応じた細やかなライティング管理がジグハウス一台で完結します。
分割してサブ灯としても使える
ジグハウスは、必要に応じてランタンをすぐに取り外せる「分割運用」が可能です。キャンプ場に到着して設営する際や、トイレに行く時の手持ちライトとして、3灯のうち1つをサッと外して持ち出すことができます。メインランタンとして使いながらも、状況に応じて柔軟に役割を変えられる汎用性の高さは、他の大型ランタンにはない魅力です。
また、グループキャンプなどで仲間と明かりをシェアしたい時にも役立ちます。基本的にはジグハウスにセットしてリビングを照らし、就寝前にはそれぞれが自分のテントへジグを持ち帰る、といった使い方ができます。一つのギアに執着せず、キャンプの一日を通して明かりを無駄なく活用できる仕組みは、荷物を減らしたいミニマリストなキャンパーにとっても嬉しい仕様です。
設置時も、3灯すべてをジグにする必要はありません。状況によっては1灯や2灯だけで運用し、空いたスペースに他の1/4インチネジ対応の小物をセットするなど、ユーザーのアイデア次第で使い方は無限に広がります。こうした「余白」のある設計が、多くのキャンプファンに支持される理由の一つです。
1/4インチネジ対応で拡張しやすい
ジグハウスの底面には、カメラ業界で標準的に使われている「1/4インチネジ」の穴が備わっています。これにより、市販されている多くのカメラ用三脚やランタンスタンドに直接取り付けることが可能です。専用のスタンドを用意しなくても、手持ちの撮影機材を流用して高い位置に設置したり、テーブルの上に安定して自立させたりすることができます。
この汎用性の高さは、キャンプサイトのレイアウト自由度を劇的に高めてくれます。例えば、コンパクトな三脚を使えばテーブルランタンとして活躍し、背の高いスタンドを使えばサイト全体を照らす街灯のような役割を果たします。ゼインアーツ純正の「オズハンガー」との相性も抜群で、組み合わせて使うことでより統一感のある無骨なスタイルを演出できます。
また、カスタムパーツが豊富な1/4インチネジ規格に対応しているため、他社製のマウントパーツやボールヘッドを組み合わせることで、照射角度を自由自在に変えることも可能です。自分のキャンプスタイルに合わせて、使いやすく「育てる」ことができる拡張性は、ジグハウスを所有する大きな喜びの一つと言えるでしょう。
雨よけと設置安定性は工夫が必要
非常に機能的なジグハウスですが、屋外で使用する際にはいくつか注意すべき点があります。まず、ジグハウス自体はランタンを固定するフレームであるため、雨を遮る「シェード」としての機能は限定的です。セットする「ジグ」自体はIPX4の防沫性能を備えていますが、接続部やネジ周りに水分が溜まるのを防ぐため、雨天時にはタープの下で使用するか、浸水対策を講じる必要があります。
また、3灯を連結させることで重量が増し、さらに三脚やスタンドに取り付けた際の重心が高くなるため、風の影響を受けやすくなります。特に軽量なカメラ三脚を最大まで伸ばして使用する場合、突風で転倒するリスクがあるため注意が必要です。脚を広めに確保できる三脚を選んだり、ペグダウン可能なスタンドを使用したりして、足元の安定性を確保することが重要です。
加えて、3灯を同時に運用するということは、その分だけ充電管理の手間も増えることを意味します。連泊のキャンプでは、一度に3台を充電できる環境や予備のバッテリーを用意しておくなど、運用の計画性も求められます。これらの特性を理解し、適切な対策を講じることで、ジグハウスのポテンシャルを安全かつ快適に引き出すことができます。
ジグハウスを気持ちよく使うおすすめアイテム7選
ジグハウスの性能を引き出し、より便利にキャンプで活用するための周辺アイテムをご紹介します。純正品との組み合わせはもちろん、汎用パーツを賢く使うことで、理想的なライティング環境が整います。
ZANE ARTS ZIG HOUSE(LT-103)
ジグハウスの本体です。アルミダイカストとスチールを組み合わせた堅牢な造りで、ジグ3灯を美しく、かつ強固に保持します。これ自体がサイトの主役になれる存在感を放ちます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 材質 | アルミ、スチール、樹脂 |
| ネジ規格 | 1/4インチネジ |
| 特徴 | ジグを3灯連結可能、吊り下げ・ネジ固定の両対応 |
| 公式リンク | ゼインアーツ公式サイト |
ZANE ARTS ZIG(ジグ)
ジグハウスにセットするためのLEDランタン本体です。単体でも非常に優秀で、暖色系の柔らかい光と最大ルーメンのバランスが絶妙です。ジグハウスを使うなら、ぜひ3灯揃えたいアイテムです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大光量 | 200ルーメン |
| 連続点灯 | 最大120時間(最小光量時) |
| 特徴 | 上下への照射バランスが良く、質感が非常に高い |
| 公式リンク | ゼインアーツ公式サイト |
ZANE ARTS OZ HANGER(オズハンガー)
ゼインアーツ純正のランタンハンガーです。ジグハウスを吊り下げて使用するのに最適な強度と高さを備えています。デザインの親和性が高く、洗練されたサイト作りには欠かせません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形状 | 打ち込み式・クランプ式の両用 |
| 特徴 | 無駄を削ぎ落とした細身のデザイン、高い耐荷重 |
| 公式リンク | ゼインアーツ公式サイト |
GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash
ジグハウスはジグ専用ですが、サイズ感の比較や予備灯として「ゴールゼロ」を併用するキャンパーは多いです。ジグハウスでメインを照らし、細かい作業やテント内はゴールゼロで補うといった、使い分けの基準になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大光量 | 150ルーメン |
| 特徴 | 超軽量・コンパクト、USB直接充電可能 |
| 公式リンク | アスク(日本正規代理店)公式サイト |
1/4インチ対応カメラ三脚(コンパクトタイプ)
ジグハウスをテーブルの上や地面に自立させるための必須アイテムです。Manfrotto(マンフロット)のPIXIのような堅牢なミニ三脚は、重心の低いジグハウスを安定して支えてくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 規格 | 1/4インチネジ |
| 特徴 | 折りたたんでグリップとしても使用可能、安定感抜群 |
| 公式リンク | Manfrotto公式サイト |
USB出力のモバイルバッテリー(複数台充電向け)
3灯のジグを運用する場合、一気に充電できるポート数の多いバッテリーがあると便利です。Ankerなどの高出力・大容量モデルを選べば、スマートにエネルギー管理が行えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 複数ポート同時出力、急速充電対応 |
| おすすめ | Anker PowerCoreシリーズなど |
| 公式リンク | Anker Japan公式サイト |
耐熱・耐水の収納ケース(保護と持ち運び用)
ジグハウスとジグ3灯をまとめて安全に運ぶためのケースです。セミハードタイプのケースを選べば、移動中の衝撃からレンズやフレームの傷を防ぎ、撤収時の忘れ物防止にも役立ちます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | クッション材付き、防水ファスナー採用モデルが推奨 |
| サイズ | ジグハウス本体とランタン3個が入る容量 |
| 公式リンク | 各ECサイトやアウトドアショップにて取扱い |
ジグハウスの組み立てと設置を安定させる使い方
ジグハウスはシンプルな構造ですが、正しく組み立てて設置することで、その真価を発揮します。特に複数のランタンを同時に扱うため、バランスや安全面への配慮が、夜のキャンプの快適さを大きく左右します。ここでは、現場で役立つ実践的な使い方と運用のコツを解説します。
組み立てはネジ部の締め具合を揃える
ジグハウスにジグを取り付ける際は、それぞれのネジの締め具合を均等に揃えることが大切です。3灯のうち、一つだけが緩んでいたり、逆に強く締めすぎたりすると、全体的なバランスが崩れ、見た目が美しくないだけでなく、照射方向にも微妙なズレが生じてしまいます。
組み立てる際は、まず3灯すべてのジグを軽く仮止めし、配置を整えてから順番に増し締めしていくのがコツです。ネジ山を傷めないよう、斜めに入っていないか確認しながらゆっくりと回してください。しっかり固定することで、移動時の振動による緩みを防ぎ、安定したライティングが可能になります。
また、ジグ自体のスイッチの向きを揃えてセットしておくと、操作時に迷うことがなくスマートです。夜間の暗い中でもスムーズに点灯・消灯ができるよう、自分なりの「決まった位置」を作っておくのがおすすめです。
吊り下げと三脚設置で使い分ける
ジグハウスは、シーンに合わせて「吊るす」か「置く」かを柔軟に選択できるのが強みです。食事の準備や広い範囲を照らしたい時は、高い位置にあるランタンハンガーに吊り下げる「トップライト」として運用しましょう。上から光を落とすことで、テーブルの影を減らし、料理や作業環境を明るく保つことができます。
一方で、食後のリラックスタイムや、お酒を飲みながら語らう場面では、低い位置での「三脚設置」が有効です。ローテーブルの上にミニ三脚でセットすれば、目線の高さに柔らかな灯りが位置し、キャンプならではの落ち着いた雰囲気を演出できます。
設置場所を変える際は、ジグハウス底面のネジ穴と、上部のフックを使い分けます。吊り下げて使う場合は、風で揺れた際に周囲の物に当たらないか、また熱を帯びる場所(ストーブの真上など)ではないかを必ず確認し、安全な距離を保って設置しましょう。
風と雨はシェード位置と向きで対策する
屋外では、急な天候の変化への対応が求められます。ジグハウスはオープンな構造のため、雨が降りそうな場合は早めにタープの下など屋根のある場所へ移動させましょう。もし露出した場所で使う場合は、別売りの汎用シェードをジグ本体に取り付けたり、ジグハウス自体の角度を少し調整したりして、端子部分に直接雨が当たらないよう工夫が必要です。
風が強い日は、設置方法の切り替えを検討しましょう。高い位置に吊るしていると風に煽られやすいため、より安定感のある三脚設置に切り替え、地面に近い位置で運用するのが安全です。三脚を使用する際は、脚を最大まで広げ、重石(石やサンドバッグ)を脚部に置くことで転倒リスクを大幅に下げることができます。
また、風によってホコリや灰が舞い上がる場所では、レンズ部分が汚れやすくなります。撤収時にはレンズを優しく拭き取り、光量が落ちないようメンテナンスを心がけることで、常にクリアな大光量を維持できます。
充電と点灯時間は運用ルールを作る
3灯のジグを運用する際、最も気をつけたいのが「バッテリー切れ」です。すべてのランタンが同時に切れてしまうと、サイトが一気に真っ暗になってしまいます。これを防ぐために、点灯時間の運用ルールを決めておきましょう。例えば、夕方の早い時間は1灯だけを点灯させ、暗さが本格的になってから3灯フル点灯にする、といった工夫です。
また、就寝前の充電も重要です。3灯を一度に充電できるよう、マルチポートのハブや予備のケーブルを用意しておくと、翌日の夜も安心して使えます。ジグハウスから外さずに、ケーブルを3本同時に挿せるようなレイアウトで充電環境を整えておくと、忘れ物も防げます。
電池残量は常にチェックし、一灯ずつ交互に充電に回すなどの「ローテーション運用」を取り入れるのも一つの手です。計画的なエネルギー管理を行うことで、大光量のジグハウスを最後の瞬間まで存分に使い倒すことができます。
ジグハウスは大光量と分割運用が強みで設置方法が満足度を左右する
ゼインアーツのジグハウスは、単なるランタンホルダーの枠を超え、キャンプの夜をドラマチックに変えてくれる優れたシステムギアです。3灯をまとめた際の大光量は、サイトに安心感と活気をもたらし、必要に応じて分割できる柔軟性は、ソロからグループまであらゆるシーンに対応します。その真価を引き出すのは、三脚やスタンドを駆使した最適な「設置方法」と、バッテリー管理を含めたスマートな「運用」です。
無骨でありながら精密なデザインは、所有する満足感を満たし、サイト全体のクオリティを一段階引き上げてくれます。注意点である天候や安定性への配慮さえ怠らなければ、これほど心強いライティングの相棒は他にありません。あなたもジグハウスを手に入れて、最高に明るく、最高に心地よいキャンプの夜を完成させてみませんか。

