マルチグリドルは、焼く・炒める・煮るを1枚でこなせる便利なキャンプ調理道具です。ただ、サイズ選びを感覚だけで決めると、持ち運びにくい、食材が乗りきらない、バーナーとの相性が悪いなど、使い始めてから迷いが出やすくなります。
先に確認したいのは、人数、作りたい料理、使う熱源、収納方法です。この記事では、ソロ・デュオ・ファミリーごとのおすすめサイズと、失敗しにくい選び方を整理します。
マルチグリドルのおすすめサイズは人数で変わる
マルチグリドルのおすすめサイズは、ソロなら約25cm前後、2人なら約29cm前後、3〜4人なら約33cm前後を目安にすると選びやすくなります。大きいほど料理はしやすくなりますが、その分だけ収納や持ち運びの負担が増えます。逆に小さすぎると、肉や野菜を一度に焼けず、調理に時間がかかりやすくなります。
サイズ選びで大切なのは、「何人分の料理を一度に作りたいか」と「どこまで荷物を増やせるか」のバランスです。たとえばソロキャンプでステーキ、目玉焼き、ソーセージを少しずつ焼くなら25cm前後でも十分です。一方で、2人で焼きそばやチャーハンを作るなら、具材を混ぜる余白が必要なので29cm前後のほうが扱いやすくなります。
ソロなら25cm前後が扱いやすい
ソロキャンプで使うマルチグリドルは、25cm前後を基準にすると失敗しにくいです。小型のシングルバーナーやアルコールストーブ周りでも置きやすく、バックパックやコンテナにも収まりやすいため、荷物を軽くしたい人に向いています。朝食のベーコンエッグ、ソーセージ、少量の肉、冷凍餃子、ちょっとした炒め物なら、十分に調理できます。
ただし、25cm前後は一度に作れる量が限られます。焼きそば1玉に豚肉と野菜を多めに入れると、混ぜるときにこぼれやすくなります。キャンプ飯をしっかり作りたい人や、ソロでも大きめの肉を焼きたい人は、25cmより少し大きい27〜29cmも候補に入れると安心です。
荷物を減らしたい徒歩キャンプやツーリングキャンプでは、小さいサイズの良さが出ます。車移動が中心で、料理のしやすさを優先したいなら、ソロでも29cm前後を選ぶ考え方もあります。ソロだから必ず小さいサイズというより、移動手段と料理量を合わせて考えるのが現実的です。
2人なら29cm前後が使いやすい
デュオキャンプや夫婦キャンプ、友人との2人キャンプでは、29cm前後が使いやすいサイズです。肉を焼きながら野菜を端に置いたり、焼きそば1〜2玉を炒めたり、アヒージョ風の料理を作ったりしやすく、食卓の中心に置いても大きすぎません。調理面にほどよい余裕があるため、焼く・炒める・温めるをまとめて行いやすくなります。
29cm前後は、ソロにも2人にも使える中間サイズです。1人で使うと少し余裕があり、2人で使うとちょうどよい場面が多いため、最初の1枚として選ばれやすいサイズでもあります。車移動が多く、コンテナや収納バッグに入れて持ち運ぶなら、扱いにくさもそこまで感じにくいです。
一方で、家族4人分の料理をまとめて作るには少し小さく感じることがあります。焼き肉を少しずつ楽しむなら問題ありませんが、全員分のチャーハンや焼きうどんを一気に作るには余白が足りない場合があります。2人中心で、ときどき3人分も作る程度なら29cm前後、家族利用が多いなら33cm前後を検討するとよいです。
家族なら33cm前後が安心
3〜4人のファミリーキャンプでは、33cm前後のマルチグリドルが使いやすくなります。肉、野菜、ウインナーを同時に焼きやすく、焼きそばやパエリア風ごはん、チーズタッカルビのような具材が多い料理にも対応しやすいです。子どもがいるキャンプでは、少量ずつ何度も作るより、一度に温められる量が多いほうが食事の流れがスムーズになります。
33cm前後になると、調理面の広さだけでなく、中央に食材を集めて端で保温するような使い方もできます。たとえば中央で肉を焼き、端に焼けた野菜やパンを置くと、食べるペースに合わせやすくなります。グリドル料理をテーブルで囲む使い方をしたい人にも向いています。
ただし、33cm前後は収納と熱源の確認が必要です。小さなシングルバーナーでは安定感が不足したり、中心だけが熱くなって端まで火が入りにくかったりします。ツーバーナー、カセットコンロ、しっかりした五徳のバーナーを使うなら安心ですが、手持ちの熱源が小さい場合は、安定性を優先して29cm前後にする選び方もあります。
| 使用人数 | おすすめサイズ | 向いている料理 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ソロ | 約25cm前後 | ベーコンエッグ、少量の肉、冷凍餃子、朝食 | 焼きそばや炒め物は具材が多いと混ぜにくい |
| 1〜2人 | 約27〜29cm前後 | 焼きそば、ステーキ、アヒージョ、簡単な炒め物 | ファミリー用としては一度に作れる量が少なめ |
| 3〜4人 | 約33cm前後 | 焼き肉、パエリア風ごはん、チーズ料理、具だくさん炒め | 収納サイズとバーナーの安定性を確認したい |
| 大人数 | 約36cm以上 | グループの焼き物、イベント調理、まとめ調理 | 重さと持ち運びの負担が大きくなりやすい |
サイズ選びは料理と熱源で決まる
マルチグリドルは、同じ人数でも作りたい料理によって必要なサイズが変わります。焼くだけなら小さめでも使えますが、炒める、混ぜる、煮るような料理では、食材を動かす余白が必要です。サイズ表だけで決めるより、普段作りたいキャンプ飯を思い浮かべると、自分に合う大きさが見えやすくなります。
焼く料理は小さめでも足りる
肉やソーセージ、目玉焼き、パンを焼くような料理が中心なら、マルチグリドルはやや小さめでも使いやすいです。食材を並べるだけなら混ぜる動きが少ないため、25cm前後でも十分に活躍します。ソロで朝食を作る、ツーリングキャンプで簡単なつまみを焼く、少量のステーキを焼くといった使い方に向いています。
焼き料理で気をつけたいのは、食材同士を詰め込みすぎないことです。肉をぎゅうぎゅうに並べると蒸れやすく、焼き色がつきにくくなることがあります。マルチグリドルは中央に向かってゆるくくぼんだ形が多いため、肉汁や油が中央に集まりやすく、端に置いた食材との火の入り方に差が出る場合もあります。
焼く料理が中心なら、サイズよりも安定感や持ち運びやすさを重視してもよいです。たとえばソロで牛肉、野菜、パンを少し焼くだけなら、無理に33cmを選ぶ必要はありません。洗いやすさや収納のしやすさまで考えると、小さめのほうが使用頻度が上がることもあります。
炒める料理は余白が大事
焼きそば、チャーハン、野菜炒め、プルコギ風の料理を作りたい場合は、サイズに余裕があるほうが使いやすいです。食材を混ぜる動きが多くなるため、調理面いっぱいに具材を入れると、こぼれたり、混ざりにくかったりします。2人分の焼きそばを作るなら、29cm前後以上を目安にすると安心です。
炒め物では、麺やごはんだけでなく、肉、キャベツ、玉ねぎ、もやし、調味料が加わります。最初は少なく見えても、加熱前の野菜はかさがあるため、小さなグリドルでは混ぜる余白がなくなりがちです。キャンプ場では家庭のキッチンより作業スペースが限られるので、調理器具側に余裕があると失敗しにくくなります。
ただし、大きければよいわけではありません。大きなグリドルを小さなバーナーに乗せると、中央だけが熱くなり、端の野菜に火が入りにくいことがあります。炒め物を快適に作りたいなら、調理面の広さだけでなく、バーナーの火力と五徳の広さもセットで確認することが大切です。
煮込みや汁気のある料理は深さを見る
マルチグリドルでは、アヒージョ、すき焼き風、チーズタッカルビ、パエリア風ごはんのような汁気のある料理も作れます。ただし、一般的なフライパンや鍋ほど深さはないため、サイズだけでなく縁の高さや中央のくぼみ方を確認しておくと安心です。見た目の直径が大きくても、汁気を多く入れられるとは限りません。
汁気のある料理では、食材を入れすぎると中央に水分や油が集まり、あふれやすくなる場合があります。特にアヒージョのようにオイルを使う料理では、持ち上げるときや移動するときに傾けないよう注意が必要です。キャンプテーブルの上で使う場合は、耐熱マットや安定したスタンドを用意しておくと扱いやすくなります。
煮込み風の料理をよく作るなら、29cm以上のサイズが使いやすいです。ソロでも、具材を多めに入れたアヒージョやカレー風炒めを作るなら、小型より中型のほうが安心です。汁気のある料理を重視する人は、直径だけでなく、持ち手の形、縁の高さ、フタを使えるかどうかも見ておくと満足度が上がります。
持ち運びと収納も確認する
マルチグリドルは軽量なものも多いですが、サイズが大きくなるほど収納場所を選びます。直径が数cm違うだけでも、コンテナに入るか、車の荷室で邪魔にならないか、収納袋に収まるかが変わります。キャンプでは調理のしやすさだけでなく、持って行くまでの負担も使いやすさに直結します。
車キャンプは大きめも選びやすい
車でキャンプ場まで行く場合は、29cm〜33cm前後のマルチグリドルを選びやすいです。荷物の積載に余裕があれば、多少大きくても持ち運びの負担は少なく、調理のしやすさを優先できます。ファミリーキャンプやグループキャンプでは、料理を一度に作れる大きめサイズの便利さを感じやすいです。
ただし、車キャンプでも収納の確認は必要です。キャンプ用コンテナに斜めにしか入らない、他の鍋や食器と重ねにくい、収納袋が汚れて車内に置きにくいといった小さな不便が積み重なると、使う回数が減りやすくなります。購入前に、普段使っているコンテナやキッチンボックスの内寸を見ておくと安心です。
大きめを選ぶなら、持ち手が邪魔にならない形かどうかも見ておきたいポイントです。取っ手一体型は持ちやすい反面、収納時に横幅を取りやすいことがあります。付属の収納ケースがあるか、油汚れを防げるカバーを用意できるかまで考えると、キャンプ後の片付けも楽になります。
徒歩やツーリングは小型が楽
徒歩キャンプ、電車キャンプ、バイクでのツーリングキャンプでは、25cm前後の小型マルチグリドルが扱いやすいです。大きなグリドルは調理しやすい反面、バッグの中で場所を取り、他のギアを圧迫します。テント、寝袋、マット、バーナー、燃料、水を持つことを考えると、調理器具はできるだけ軽く小さくしたほうが行動しやすくなります。
小型を選ぶときは、料理をシンプルにする前提で考えると満足しやすいです。たとえば、朝はパンと卵、夜は肉とカット野菜、つまみは餃子やウインナーと決めておくと、25cm前後でも十分に楽しめます。大量の焼きそばや具だくさんの炒め物を作りたい場合は、小型だけでは少し窮屈です。
ツーリングキャンプでは、パッキング時の形も重要です。丸い調理器具はバッグの中で収まりにくいことがあるため、外付けする場合は傷や汚れを防ぐ収納袋があると便利です。小型サイズは取り回しが楽なので、軽快なキャンプを優先する人に向いています。
自宅でも使うなら中型が便利
マルチグリドルをキャンプだけでなく自宅でも使いたいなら、29cm前後の中型が使いやすいです。家庭のガスコンロやカセットコンロでも扱いやすく、1〜2人分の炒め物、焼き肉、餃子、ホットサンド風の焼き料理などに使えます。キャンプ用として買っても、自宅で使う機会が増えると道具としての満足度が上がります。
自宅利用では、収納棚やシンクで洗いやすいサイズかどうかも大切です。33cm以上になると、キッチンのシンクで洗いにくく感じる場合があります。油汚れを落とすときに水はねしやすかったり、乾かす場所を取りやすかったりするため、日常使いを考えるなら大きすぎないサイズが無難です。
中型サイズは、キャンプと自宅の両方で使いやすいバランス型です。ソロには少し余裕があり、2人にはちょうどよく、簡単なファミリー料理にも対応できます。初めての1枚で迷う場合は、29cm前後を基準にして、自分の移動手段や料理量に合わせて上下させると選びやすくなります。
| 重視すること | 選びやすいサイズ | 理由 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 荷物を軽くしたい | 約25cm前後 | バッグや小型コンテナに入れやすい | 作る料理を少量に絞れるか |
| 最初の1枚にしたい | 約29cm前後 | ソロから2人まで使いやすく汎用性が高い | 手持ちのバーナーに安定して乗るか |
| 家族で使いたい | 約33cm前後 | 食材をまとめて焼きやすい | 収納場所と洗いやすさに無理がないか |
| グループで囲みたい | 約36cm以上 | 大人数分の焼き物に対応しやすい | 熱源の火力とテーブルの広さが足りるか |
迷ったら29cm前後を基準にする
マルチグリドルのサイズで迷う場合は、29cm前後を基準に考えると判断しやすくなります。小さすぎず大きすぎず、ソロでも2人でも使いやすいからです。キャンプ道具は「使える場面が多いこと」が大切なので、最初の1枚では極端に小さいサイズや大きいサイズより、中間サイズのほうが失敗しにくいです。
初めてなら中間サイズが無難
初めてマルチグリドルを買う場合、まだ自分がどれくらい使うか分からないことが多いです。焼き料理だけに使うつもりでも、実際には焼きそば、アヒージョ、冷凍餃子、ステーキ、チャーハンなど、試したい料理が増えていくことがあります。29cm前後なら、こうした料理に広く対応しやすく、使い方を試しながら自分の好みを見つけられます。
25cm前後は軽くて便利ですが、料理の幅を広げたいときに狭さを感じる場合があります。33cm前後は調理しやすい一方で、収納や洗いやすさの面で人を選びます。その間にある29cm前後は、キャンプ初心者にも扱いやすく、調理中に食材がこぼれにくい余白も確保しやすいサイズです。
もちろん、徒歩キャンプだけなら25cm前後、家族利用が中心なら33cm前後のほうが合う場合もあります。大切なのは、最初に「自分の一番多い使い方」を決めることです。年に数回のファミリーキャンプより、毎月のソロキャンプが多いなら、ソロ基準で選んだほうが自然です。
料理好きなら少し大きめ
キャンプ飯をしっかり楽しみたい人は、少し大きめを選ぶと満足しやすいです。肉を焼くだけでなく、野菜を炒める、麺を混ぜる、チーズを溶かす、パエリア風に米を炊くような使い方をするなら、調理面の余白が大切になります。食材を動かすスペースがあると、焦げつきやこぼれを防ぎやすくなります。
たとえば2人キャンプで焼きそばを作る場合、麺2玉、豚肉、キャベツ、もやしを入れるとかなりの量になります。29cmでも作れますが、具材を多めにしたいなら33cm前後のほうが混ぜやすいです。料理中のストレスを減らしたいなら、人数ぴったりより一段階大きめを見るのもよい考え方です。
ただし、大きめを選ぶほど熱源との相性が重要になります。小型バーナーでは不安定になりやすく、風の影響も受けやすくなります。料理好きで大きめを選ぶなら、ツーバーナー、カセットコンロ、耐荷重のあるスタンドなど、調理環境も合わせて整えると使いやすくなります。
荷物を減らすなら小さめ
荷物を減らしたい人は、小さめサイズを選んだほうが満足しやすいです。キャンプ道具は、便利さだけで選ぶと荷物が増えすぎて、準備や片付けが大変になります。特にソロキャンプでは、使う料理が限られているなら、25cm前後でも十分な場面が多いです。
小さめサイズを使いこなすコツは、料理を一度に全部作ろうとしないことです。肉を先に焼き、次に野菜を焼き、最後にパンやごはんを温めるように順番を分ければ、調理面が狭くても問題なく使えます。キャンプでは少しずつ焼きながら食べる楽しさもあるため、小型だから不便とは限りません。
ただし、小型はグループ利用には向きません。友人や家族と共用したい場合、全員分を作るのに時間がかかり、調理担当だけが忙しくなることがあります。普段はソロ、たまに2人という使い方なら25〜29cm、複数人で囲む機会が多いなら29cm以上を選ぶとよいです。
買う前に見たい注意点
マルチグリドルはサイズだけでなく、重さ、素材、対応熱源、持ち手、収納ケース、表面加工も確認して選びたい道具です。サイズが合っていても、使うバーナーに合わなかったり、IH非対応だったり、洗いにくかったりすると使い勝手が下がります。購入前にいくつかのポイントを見ておくと、届いてからの違和感を減らせます。
バーナーとの安定性を見る
マルチグリドルは平たい形なので、バーナーの五徳に安定して乗るかを確認することが大切です。特に33cm以上の大きめサイズを小型シングルバーナーに乗せると、少し触れただけで傾きやすい場合があります。キャンプ場では地面が完全に平らとは限らないため、家庭よりも安定性を重視したほうが安心です。
使う熱源がCB缶のシングルバーナーなら、25〜29cm前後が扱いやすいことが多いです。カセットコンロやツーバーナーを使うなら、33cm前後も選びやすくなります。焚き火台で使う場合は、直火対応かどうか、強い火に当てても問題ない素材かどうかを確認しておく必要があります。
また、マルチグリドルは中央に熱が集まりやすい形のものが多いため、火力を強くしすぎると中央だけが焦げやすくなります。弱火から中火でじっくり温め、油を薄くなじませてから食材を置くと扱いやすくなります。熱源とサイズの相性を見ておくことが、料理のしやすさにつながります。
重さと持ち手を確認する
マルチグリドルは、軽いものなら持ち運びやすい一方で、大きいサイズになるほど取り回しが重くなります。調理中は食材や油が乗るため、本体重量だけでなく、料理を入れた状態で持ち上げる場面も考えておきたいです。キャンプテーブルからコンロへ移動するだけでも、持ち手が使いやすいかどうかで印象が変わります。
持ち手が一体になっているタイプは、素手で持てないほど熱くなることがあります。専用ハンドル、革手袋、耐熱グローブを使う前提で考えると安心です。持ち手が短いタイプは収納しやすいですが、熱源に近くなりやすいため、火傷を避けるための準備も必要です。
収納時の形も見ておきたいポイントです。丸い本体に持ち手が出ていると、コンテナ内で場所を取りやすくなります。収納袋が付いていると油汚れを防ぎやすく、他のギアと一緒に入れやすくなります。サイズ、重さ、持ち手、収納の4つをまとめて見ると、実際の使いやすさを判断しやすくなります。
対応熱源と手入れも大切
マルチグリドルには、ガス火、IH、直火、焚き火など、対応できる熱源が商品によって違うものがあります。自宅のIHでも使いたい人は、IH対応かどうかを必ず確認したいところです。キャンプだけでなく家庭でも使えると使用回数が増えるため、収納したままになりにくくなります。
表面加工があるタイプは、焦げつきにくく洗いやすい一方で、金属製のヘラや強いこすり洗いを避けたほうがよい場合があります。キャンプ場では水場が限られることもあるため、キッチンペーパーで油を拭き取り、ぬるま湯と柔らかいスポンジで洗えるかを考えておくと安心です。焦げつきにくい道具でも、火力が強すぎると汚れは残りやすくなります。
長く使うなら、使った後の乾燥も大切です。洗った後に水分が残ると、素材や加工によっては傷みやすくなる場合があります。収納前にしっかり乾かし、専用ケースや布袋に入れておくと、ほかのギアへの汚れ移りも防ぎやすくなります。
自分に合う1枚を選ぶ流れ
マルチグリドルのおすすめサイズは、人数だけで決めるより、料理、移動手段、熱源、収納を合わせて考えると選びやすくなります。まずは一番多い使用シーンを決め、ソロ中心なら25cm前後、2人中心なら29cm前後、家族中心なら33cm前後を基準にしましょう。そこから、作りたい料理が多いなら少し大きめ、荷物を減らしたいなら少し小さめに調整すると、自分に合うサイズが見つけやすくなります。
購入前には、手持ちのバーナーやカセットコンロに安定して乗るか、収納コンテナに入るか、自宅のシンクで洗いやすいかを確認しておくと安心です。サイズだけを見て選ぶと、料理はしやすくても持ち運びが面倒になることがあります。逆に小ささだけで選ぶと、作りたい料理に対して余裕が足りない場合があります。
迷ったときは、普段のキャンプで一番よく作る料理を1つ思い浮かべてください。焼き物中心なら小さめ、炒め物や具だくさん料理が多いなら中型以上、家族で囲むなら大きめが向いています。最初の1枚として幅広く使いたいなら、29cm前後を基準に選ぶと、ソロからデュオまで対応しやすく、キャンプでも自宅でも使いやすい1枚になります。

