スノーピークのエントリーパックTTをサイズ感で選ぶことは、キャンプデビューを成功させるとっても大事なステップです。テントとタープがセットになったこのモデルは、一見すると大きく感じられますが、実際の設営面積や居住空間の広さを正しく把握することで、失敗のない買い物ができます。
この記事では、エントリーパックTTのサイズに焦点を当て、後悔しない選び方を詳しく解説します。
使いやすさも設営の簡単さも初心者にはもってこい!広くて快適なテントでアウトドアをもっと楽しく
スノーピークのエントリーパックttをサイズで選ぶ基準
設営スペースの必要面積
エントリーパックTTを検討する際、まず確認すべきはキャンプ場での設営スペースです。このセットはテントの「ヴォールト」と「ヘキサタープL」を組み合わせて使用するため、全長が非常に長くなるのが特徴です。
一般的に、テントとタープを直列に繋ぐ「小川張り」を行う場合、最低でも10メートル×10メートル程度の区画サイトが必要になります。これより狭いサイトでは、タープのロープを十分に伸ばせず、美しいシルエットで設営することが難しくなります。
また、張り綱(ガイロープ)を広げる範囲も含めると、予想以上に面積を占有します。フリーサイトであれば問題ありませんが、区画が決まっているキャンプ場を頻繁に利用する場合は、予約時に「100平方メートル以上」の広さがあるかを確認することが、サイズ選びの最初の関門と言えます。
家族構成に合う寝室サイズ
次に重要なのが、インナーテント内部の居住空間、つまり寝室のサイズです。エントリーパックTTのテント「ヴォールト」の室内は、大人2人と子供2人の計4人が快適に過ごせる設計となっています。
大人3人で使用する場合でも、荷物を置くスペースを考慮すると余裕を持って過ごせますが、大人4人の場合はかなり密着した状態になります。そのため、お子様が中学生以上になる場合や、広々と寝返りを打ちたい場合には、少し手狭に感じるかもしれません。
逆に、夫婦2人でのデュオキャンプであれば、片側に荷物をまとめ、もう片側でゆったり寝るという贅沢な使い方が可能です。家族構成のライフステージが数年後にどう変化するかまで見越して、この室内サイズが自分たちのスタイルに合致しているかを判断するのが賢明な選び方です。
タープ下の有効居住範囲
セットに含まれる「ヘキサタープL」は、その名の通りスノーピークの中でも大型の部類に入ります。サイズは570cm×500cmと非常に大きく、日陰を作る有効面積が広いのが最大のメリットです。
このタープ下では、4人家族がテーブルを囲み、さらにキッチンスタンドやクーラーボックスを配置しても、雨に濡れずに過ごせるだけの十分な空間が確保されています。日差しの強い夏場や、雨天時のキャンプにおいて、この「有効居住範囲の広さ」は快適性に直結します。
ただし、サイズが大きい分、風の影響を受けやすいという側面もあります。広さを優先するあまり、強風時に無理に設営するのは危険です。十分な居住空間を確保しつつ、状況に応じてポールを低くするなどの調整ができるサイズ感であることを理解しておくことが大切です。
車載時の収納サイズ確認
キャンプ道具を選ぶ上で見落としがちなのが、車への積載時の収納サイズです。エントリーパックTTはテントとタープがセットになっているため、キャリーバッグが2つ分、または大きなバッグ1つにまとまる形となり、相応の容積を占めます。
テントの収納サイズは「66×25×25(h)cm」、タープの収納サイズは「80×17×22(h)cm」となっており、特にタープのポールが長いため、トランクの横幅に収まるかどうかの確認が必須です。小型車や軽自動車でのキャンプを想定している場合、他のキャンプギアとのパズルのような積み込み作業が必要になるでしょう。
もし車載スペースに余裕がない場合は、ルーフキャリアの導入を検討するか、よりコンパクトなアメニティドームなどへの変更を視野に入れる必要があります。自宅での保管場所も含め、この「移動と保管のサイズ」に無理がないかを確認することが、購入後の後悔を防ぐポイントです。
おすすめのスノーピーク商品6選
【スノーピーク】エントリーパックTT SET-250RH
テントとタープがセットになった、スノーピークを代表する初心者向けモデルです。これ一つでキャンプの基本形が完成するため、サイズ選びに迷ったらまず選ぶべき正解と言えます。
| 商品名 | エントリーパックTT SET-250RH |
|---|---|
| 価格帯 | 約50,000円〜60,000円 |
| 特徴 | 設営が簡単なテントと大型タープのセット |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【スノーピーク】ヴォールト SDE-080RH
エントリーパックTTのテント部分のみの単品販売モデルです。すでにタープを持っている方や、まずはテントだけでキャンプを始めてみたい方に最適なサイズ感のトンネル型テントです。
| 商品名 | ヴォールト SDE-080RH |
|---|---|
| 価格帯 | 約30,000円〜40,000円 |
| 特徴 | アウトフレーム構造でシェルターとしても使用可能 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
エントリーパックTT専用マットシートセット SET-250-1H
エントリーパックTTのインナーテントにぴったり収まるマットとシートのセットです。専用サイズだからこそ隙間なく敷き詰められ、寝心地とテントの耐久性を劇的に向上させます。
| 商品名 | エントリーパックTT用専用マットシートセット |
|---|---|
| 価格帯 | 約18,000円〜22,000円 |
| 特徴 | 地面の凹凸を軽減し冷気を遮断する必須アイテム |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【スノーピーク】アメニティドームM SDE-001RH
エントリーパックTTと比較されることが多い、ベストセラーテントです。室内高は低いものの、風に強く設営がしやすいため、よりコンパクトなサイズを求める方に支持されています。
| 商品名 | アメニティドームM SDE-001RH |
|---|---|
| 価格帯 | 約45,000円〜55,000円 |
| 特徴 | 圧倒的な耐久性と設営のしやすさが魅力 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【スノーピーク】エントリーパックTS SET-925
より快適なリビング空間を求める方におすすめの、テントとメッシュシェルターのセットです。4面メッシュで夏は涼しく、冬はフルクローズで暖かく過ごせるハイエンドな構成です。
| 商品名 | エントリーパックTS SET-925 |
|---|---|
| 価格帯 | 約130,000円〜150,000円 |
| 特徴 | 虫を防ぎつつ開放感を味わえる大型シェルターセット |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【スノーピーク】ウイングポール 280cm TP-001
タープのメインポールをより頑丈なものにアップグレードしたい時に最適な一本です。280cmという高さは開放感を高め、雨水の流れをスムーズにするための最適なサイズです。
| 商品名 | ウイングポール 280cm TP-001 |
|---|---|
| 価格帯 | 約6,000円〜7,500円 |
| 特徴 | 軽量かつ高剛性で大型タープを支える信頼のポール |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
エントリーパックttのサイズを比較する際のポイント
室内高と屈みやすさの比較
テント内の快適性を左右する大きな要素が「室内高」です。エントリーパックTTに含まれるヴォールトの最高地点は約150cmとなっており、一般的な成人男性が立ち上がることはできません。移動の際はどうしても中腰になる必要があります。
この点は、アメニティドームM(最高150cm)と同等ですが、ランドロックのような大型シェルター(最高205cm)と比較すると、着替えや移動の際に窮屈さを感じる場合があります。一方で、高さが抑えられていることで風の抵抗を受けにくいというメリットも存在します。
寝るとき以外はほとんどタープ下の開放的な空間で過ごすというスタイルであれば、テント内の高さはそれほど気になりません。テントの中で立って作業したいのか、それとも寝るだけのスペースと割り切るのかによって、このサイズの評価は大きく分かれるでしょう。
前室スペースの広さの違い
テントの「前室」とは、インナーテントの入り口前の空間を指します。ヴォールトの前室は奥行きがあり、タープを設営しない場合でも、靴やちょっとした荷物を雨から守るスペースとして重宝します。
アメニティドームのようなサイドパネルがあるタイプと比較すると、ヴォールトは縦に長いトンネル構造のため、荷物の出し入れがスムーズに行えるという特徴があります。雨天時にはこの少しの「屋根下の空間」が、室内を濡らさずに済む大きな助けとなります。
もしソロキャンプやデュオキャンプで使用するのであれば、この前室に椅子を置いてお座敷スタイルを楽しむことも可能です。寝室サイズだけでなく、この「プラスアルファの空間」がどれくらい確保されているかを比較することで、キャンプ当日の利便性が明確になります。
全長と設営難易度の相関
エントリーパックTTの全長の長さは、見た目のカッコよさだけでなく「設営のしやすさ」にも関係しています。トンネル型テントは3本のポールを並行に差し込むだけで自立に近づくため、初心者でも構造が理解しやすいのが特徴です。
しかし、全長が長いということは、その分テントの幕体を地面に広げる際の動作が大きくなることを意味します。風がある日に広い幕体を一人で扱うのは、サイズが大きいがゆえの苦労が伴います。
全長の短いドーム型テントと比較すると、設営のステップ自体はシンプルですが、設置場所の決定やペグ打ちの数に関しては、サイズ相応の労力が必要です。設営のしやすさと、完成した時の居住サイズ。この2つのバランスが自分のキャンプスキルに見合っているかを冷静に比較してみましょう。
収納重量と持ち運びの負担
スペック表で意外と見落としがちなのが、総重量です。エントリーパックTTのセット重量は約15.5kgに達します。これはテントとタープ、さらにスチールペグやポールがすべて含まれた重さです。
オートキャンプであれば車からサイトまで運ぶだけですが、駐車場からサイトまで距離があるキャンプ場や、マンションの上の階から運び出す必要がある場合は、この重量が大きな負担になります。特に女性や力に自信がない方が一人で運搬するのは少し厳しいサイズ感です。
一方で、この重さは「スノーピーク品質」を支える生地の厚みやポールの頑丈さの裏返しでもあります。軽さを優先して薄い生地のテントを選ぶのか、重くても安心感のあるサイズを選ぶのか。持ち運びという現実的なシーンを想像して、自分にとっての「許容できるサイズ」を見極めてください。
エントリーパックttのサイズを最大限に活かす方法
設営場所の地面状況を確認
エントリーパックttのような大型テントを設営する際、サイズを活かすための大前提となるのが地面の状況です。テント底面の面積が広いため、少しでも傾斜があったり、大きな石が転がっていたりすると、寝心地に大きく影響します。
設営前に必ず石や枝を取り除き、できるだけ平坦な場所を選んでください。また、雨が降った際に水が溜まりやすい窪地を避けることも重要です。広い面積を占有するからこそ、地面のわずかな変化を敏感に察知し、最適なポジションを見極める必要があります。
さらに、専用のグランドシートを使用することで、地面からの湿気や冷気を遮断し、インナーテントの底面を汚れや傷から守ることができます。この「下準備」を徹底することが、広い居住空間を最後まで快適に保つための秘訣と言えるでしょう。
小川張りの活用とサイズ調整
エントリーパックTTの最大の見せ場は、付属のコネクションテープ(延長ベルト)を使用した「小川張り」です。これにより、タープの下にテントの前半分を潜り込ませることができ、限られたスペースを有効活用できます。
この設営方法をマスターすると、テントからタープへの移動が雨に濡れずにスムーズに行えるようになります。また、ベルトの長さを調整することで、サイトの奥行きに合わせて全長の微調整が可能になるのも大きなメリットです。
ただし、小川張りはタープのメインポールに大きな負荷がかかります。風が強い日は無理に繋げず、テントとタープを別々に設営する判断も必要です。サイズの融通が利く設営バリエーションをいくつか覚えておくことで、どんなキャンプ場でも柔軟に対応できるようになります。
季節に合わせたレイアウト
四季折々の変化に合わせてレイアウトを変えることで、エントリーパックttのサイズ感はさらに輝きます。夏場はタープをメインにし、テントのフライシートを跳ね上げて風通しを最大に確保することで、熱がこもるのを防げます。
逆に寒い時期は、タープを低めに張り、テントとの隙間を最小限にすることで、外気の侵入を抑えた「おこもりスタイル」が可能です。ヴォールトはスカート(裾のひらひら)がついていないモデルですが、インナーテント内に厚手のマットを敷き詰めることで、断熱性を高める工夫ができます。
このように、大きなサイズだからこそ「空間の密度」を季節によって調整できるのがこのセットの面白いところです。1年を通してキャンプを楽しむために、その時々の気候に合わせた最適な配置を研究してみてください。
適切なメンテナンスと保管
サイズが大きいテントだからこそ、長持ちさせるためにはメンテナンスが欠かせません。キャンプから帰宅した後は、たとえ晴天でも、一度幕体を広げて完全に乾燥させることが鉄則です。水分が残ったまま保管すると、生地の劣化やカビの原因となります。
自宅に広い庭やベランダがない場合は、公園で乾燥させるか、最近では「テントクリーニング」というサービスを利用してプロに乾燥とメンテナンスを任せるのも一つの手です。大きな幕体を自分で管理するのは大変ですが、その分愛着も湧いてくるはずです。
また、ポールに曲がりがないか、ペグが折れていないかを毎回チェックすることも忘れずに行ってください。適切なメンテナンスを続けることで、スノーピーク製品は10年、20年と使い続けることができます。サイズが大きい分、手入れの手間はかかりますが、それを上回る喜びをキャンプのたびに与えてくれるでしょう。
自分に合うサイズのエントリーパックttを見つけよう
スノーピークのエントリーパックTTは、単なるキャンプ道具のセットではありません。それは家族や大切な友人と過ごす「豊かな時間」を包み込む、特別な移動式の住まいです。サイズ選びで悩む時間は、これから始まる素晴らしいキャンプライフへの期待を膨らませる、とても大切なプロセスです。
最初は大きく感じられた10メートルの設営スペースも、一度設営に慣れてしまえば、その広さがもたらす開放感と安心感にきっと満足するはずです。家族4人で笑い合いながら食事を楽しむタープ下の空間や、子供たちが安心して眠れるインナーテントのサイズは、一度体験するともう手放せません。
車載の工夫やメンテナンスの苦労すらも、キャンプという趣味の一部として楽しむ。そんな心の余裕を持って、ぜひエントリーパックTTを相棒に迎えてみてください。スノーピークというブランドが誇る確かな品質と、計算し尽くされたサイズ感は、あなたの週末をより特別なものに変えてくれることを約束します。
さあ、準備は整いました。あなたにぴったりのサイズ感を見極めて、最高のアウトドア体験への一歩を踏み出しましょう。素晴らしい景色と、心地よい風が、キャンプ場であなたを待っています。

