キャンプ用ブルーシートの選び方は4ポイントが鍵|おすすめ6選で失敗を防ぐ

キャンプにおいて、地面からの湿気や汚れを防ぐブルーシートは非常に重要な役割を果たします。しかし「キャンプ ブルーシート」と一口に言っても、その種類は多岐にわたり、用途に合わないものを選んでしまうと、浸水や破れの原因にもなりかねません。今回は、キャンプサイトで快適に過ごすために欠かせない、失敗しないブルーシートの選び方と厳選したおすすめ商品をご紹介します。

とても厚くアウトドアで重宝するシート!テントのグランドシートやお花見用シートにぴったり

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目次

キャンプ用ブルーシート選びで失敗しないポイント

生地の厚さと耐候性

ブルーシートの性能を左右する最大の要因は、生地の「番手」と呼ばれる厚さです。一般的に、ホームセンターなどで見かける「#3000」という表記は、90cm四方あたりの重さを表しており、数字が大きいほど生地が厚く丈夫であることを意味しています。

キャンプのグランドシートとして利用する場合、最低でも「#3000」以上の厚手タイプを選ぶことが推奨されます。厚手のシートは地面の凸凹を和らげるクッション性があるだけでなく、鋭利な石や枝からテントの底面をしっかりと保護してくれるからです。また、耐候性についても考慮が必要です。屋外で長時間日光にさらされるキャンプでは、紫外線による劣化を防ぐ「UV加工」が施されたシートが適しています。

安価な薄手シート(#1000〜#2000程度)は、一時的な荷物置きには便利ですが、グランドシートとして使うと湿気が透過しやすく、数回の使用で穴が開いてしまうこともあります。長く愛用することを考えるならば、耐久性と遮水性に優れた厚手のポリエチレン素材を基準に選ぶのが、結果としてコストパフォーマンスを高めるコツと言えるでしょう。

さらに、長期の連泊や冬キャンプを想定するなら、耐寒性や熱遮断性に優れたモデルも視野に入ります。生地が厚いほど、地面からの冷気を遮断する効果も高まるため、季節に応じた厚みの選択が重要です。過酷な環境下での使用を想定している場合は、プロ仕様の耐候性を持つ製品をチェックしてみるのも良いでしょう。

サイズとハトメの数

次に注目すべきは、シートのサイズとハトメ(紐を通す穴)の構成です。キャンプで最も多い失敗は、テントの底面よりも大きなシートを選んでしまうことです。シートがテントからはみ出していると、雨が降った際にシートの上に水が溜まり、そのままテントの底面へ浸水してしまう「プール現象」が起きてしまいます。

そのため、テントの下に敷くグランドシートとして使用する場合は、テントの底面サイズよりも10〜20cmほど小さいものを選ぶか、あるいは大きいシートを内側に折り曲げて使用するのが鉄則です。逆に、荷物置きや前室の土間として使う場合は、ゆとりのあるサイズが重宝します。使用シーンを具体的にイメージして、最適な寸法を見極めることが大切です。

また、ハトメの数と位置も使い勝手に大きく影響します。四隅だけでなく、辺の中間地点にもハトメがあるタイプは、ペグで固定する際の安定感が増します。強風時でもシートがめくれ上がらず、ピシッと張ることができるため、設営のストレスが大幅に軽減されるのです。

ハトメの素材についても、アルミ製や真鍮製などがあり、錆びにくさを重視するなら真鍮製が有利です。安価な製品ではプラスチック製のハトメもありますが、強度の面では金属製に軍配が上がります。もしハトメがない場所を固定したい場合は、後付けのクリップなどのアクセサリーを活用するのも一つの手ですが、あらかじめ配置を確認しておくのがベストでしょう。

キャンプに馴染む色

従来の「ブルーシート」といえば、工事現場を連想させる鮮やかな青色が一般的でした。しかし、近年のキャンプトレンドでは、自然に溶け込むアースカラーのシートが非常に人気を集めています。オリーブドラブ(OD色)、ダークブラウン、カーキ、グレーといった色合いは、テントや周囲の木々と調和し、サイト全体の雰囲気を壊しません。

特におしゃれなキャンプサイトを作りたいと考えている方にとって、色は譲れないポイントです。青いシートは視認性が高いというメリットがあるものの、写真映えや落ち着いた空間作りという点ではデメリットになることもあります。OD色やブラウンのシートは、多少の泥汚れが目立ちにくいという実用的なメリットも兼ね備えています。

また、最近では裏表で色が異なる「リバーシブルタイプ」のシートも登場しています。地面側を汚れが目立たない色にし、上側を明るい色にすることで荷物を見つけやすくするといった使い分けが可能です。色選び一つでキャンプの快適度だけでなく、気分も大きく変わるため、自分のギアの系統に合わせたカラーリングを選んでみてください。

さらに、色が濃いシートは遮光性が高い傾向にあるため、簡易的な日除けタープとして代用する際にも有利です。夏場の直射日光を遮り、濃い影を作ってくれるため、実用面でもアースカラーは優れています。このように、色は単なるデザインの好みだけでなく、清掃の手間や機能性にも関わっているのです。

持ち運びやすさと重量

最後に、携帯性と重量のバランスについて解説します。厚手の「#3000」以上のシートは、耐久性が高い反面、どうしても重くなり、畳んだ時のボリュームも大きくなってしまいます。オートキャンプであれば重量はそれほど問題になりませんが、バックパッキングやソロキャンプでは、この重さと大きさがネックになることがあります。

軽量化を最優先する場合、ポリエチレン製ではなく、ナイロンやポリエステルにシリコンコーティングを施した「グランドシート専用品」が選択肢に入ります。これらはブルーシートほど安価ではありませんが、驚くほど軽量でコンパクトに収納できるのが特徴です。一方で、ブルーシートの強みは、気兼ねなくガシガシ使えるタフさと、汚れたら買い替えられる手軽さにあります。

移動手段に合わせて、どの程度の重量まで許容できるかを考えることが重要です。大きなファミリーテント用の厚手シートは、それだけで数キログラムの重さになることも珍しくありません。車への積載スペースに限りがある場合は、薄手でも強度の高い特殊な素材を使用したモデルを検討するのも良いでしょう。

また、収納袋が付属しているかどうかもチェックポイントです。ブルーシートは一度広げると元通りに綺麗に畳むのが意外と難しく、泥が付いたまま持ち運ぶことも多いため、専用の袋やケースがあると車内を汚さずに済みます。利便性と耐久性、そして携帯性の三つの要素を自分なりに天秤にかけて、最適な一枚を選び出すことがキャンプの質を高めることに繋がります。

キャンプに最適なブルーシートのおすすめ6選

【ユタカメイク】ODグリーンシート #3000

キャンプサイトの景観を損なわないオリーブドラブカラーが特徴の定番シートです。#3000の厚手仕様で防水性も高く、グランドシートから雨よけまで幅広く活躍します。

商品名【ユタカメイク】ODグリーンシート #3000
価格帯約500円〜2,500円(サイズによる)
特徴自然に馴染むOD色で、厚手で丈夫なプロ仕様の質感。
公式サイト公式サイトはこちら

アイリスオーヤマ|UVシート #4000 厚手タイプ

超厚手の#4000番手を採用し、さらにUVカット加工を施した最高クラスの耐久性を誇るシートです。長期間のキャンプや、過酷な地面環境でもテントをしっかり守ります。

商品名アイリスオーヤマ UVシート #4000
価格帯約1,500円〜4,000円
特徴圧倒的な厚みとUV加工で劣化に強く、長寿命なのが魅力。
公式サイト公式サイトはこちら

【トラスコ中山】ブルーターピーシート #3000

日本の現場を支える信頼の品質を誇るトラスコのシートです。均一な厚みと強固なハトメにより、ハードな使用状況でも破れにくく、コスパ重視のキャンパーに支持されています。

商品名【トラスコ中山】ブルーターピーシート #3000
価格帯約800円〜3,000円
特徴産業用ならではの高い信頼性と、確かな遮水・耐候性能。
公式サイト公式サイトはこちら

ロゴス(LOGOS)テントぴったりグランドシート

テント専用に設計された、ブルーシートの進化系とも言えるアイテムです。主要なテントサイズに合わせやすく、水を通さないPEラミネート加工が完璧な防水を実現します。

商品名ロゴス(LOGOS)テントぴったりグランドシート
価格帯約2,500円〜5,000円
特徴テントサイズにジャストフィットし、縁からの浸水を徹底防御。
公式サイト公式サイトはこちら

【DOD】グランドシート(210Dポリエステル)

厚手のブルーシートの欠点である「嵩張り」を解消したポリエステル製のシートです。軽量ながら210Dの強度があり、PUコーティングによる耐水圧5,000mmを誇ります。

商品名【DOD】グランドシート
価格帯約2,000円〜4,500円
特徴コンパクト収納が可能で、耐水圧が非常に高く浸水に強い。
公式サイト公式サイトはこちら

GEERTOP|超軽量防水キャンプグランドシート

UL(ウルトラライト)キャンプに最適な、シリコンコーティングを施した極薄・超軽量シートです。バックパックの隙間に収まるサイズ感ながら、高い防水性を備えています。

商品名GEERTOP 超軽量防水キャンプグランドシート
価格帯約1,500円〜3,500円
特徴驚異的な軽さとコンパクトさで、ソロキャンプに最適。
公式サイト公式サイトはこちら

キャンプ用ブルーシートを比較する際の判断基準

厚手と薄手の使用感

ブルーシートを比較する際、まず考えるべきは「厚みによる使用感の違い」です。#3000や#4000といった厚手のシートは、安心感が段違いです。地面からの湿気を遮断する能力が高く、また冬場には地熱を逃がしにくい効果もあります。実際に座ってみると分かりますが、厚手のシートはゴワゴワとしている分、地面の凸凹からくるストレスを軽減してくれます。

一方で、薄手のシート(#1000〜#2000)は非常に扱いやすいのがメリットです。サッと広げてサッと畳めるため、撤収作業がスムーズに進みます。デイキャンプやお花見などの短時間の使用であれば、薄手の方が軽快に使えるでしょう。ただし、テント泊を伴う本格的なキャンプでは、薄手だと夜間の結露や浸水が心配されるため、あくまで補助的な役割に留めるのが賢明です。

さらに、厚手のシートは「自重」があるため、風でめくれにくいという意外なメリットもあります。設営中に風に煽られてイライラすることが少ないのは、厚手ならではの特権です。自分のキャンプスタイルが「軽快さ重視」なのか、「快適さと保護性能重視」なのかを明確にすることで、厚み選びの失敗を避けることができます。

厚手は嵩張るというデメリットもありますが、最近の製品は畳み方が工夫されており、意外とコンパクトになるものも増えています。車載スペースが許すのであれば、迷わず厚手を選ぶのがキャンプでの安眠への近道です。逆に公共交通機関を利用するキャンパーであれば、薄手でも強靭な素材を採用しているモデルを比較対象にすべきでしょう。

表面加工と防水性能

次に比較すべき重要なポイントは、シートの表面加工と防水性能のスペックです。単なるポリエチレンのシートに見えても、実は表面にラミネート加工が施されているものや、撥水コーティングがされているものがあります。防水性能は「耐水圧」という数値で示されることもあり、一般的なキャンプ用テントのフライシートと同等、あるいはそれ以上の数値を持つシートも存在します。

特に、裏面と表面で加工が異なるタイプには注目です。地面に接する面に強力な防水加工が施されていれば、雨上がりの泥濘んだサイトでもテントが濡れる心配がありません。表面がさらっとした加工であれば、撤収時に泥汚れを落としやすく、後片付けの負担が激減します。ブルーシート特有のベタつきが抑えられている製品は、高級感もあり使い勝手が良いものです。

また、UV加工(紫外線劣化防止)の有無も長期的なコスパに関わります。キャンプは強い日差しの中で行われることが多いため、UV加工がない安価なシートは、数シーズンでパリパリと割れて粉を吹くようになってしまいます。長期間、繰り返し使用することを前提とするなら、防水スペックだけでなく「耐候性」の加工についても詳しく比較することをお勧めします。

高性能なシートは、水を通さないだけでなく「湿気」も遮断します。朝起きたときにテントの底がしっとりと濡れているのは、地中の水分が蒸発して上がってくるためです。これを防ぐには、織り目が密で加工がしっかりしているシートを選ぶことが不可欠です。スペック表を見る際は、ただの「防水」という言葉に惑わされず、具体的な加工内容までチェックしましょう。

収納時のコンパクトさ

ブルーシート選びで見落としがちなのが、収納時のサイズ感です。お店で見るときは綺麗にパッケージされていますが、一度広げて使った後のブルーシートは、空気を含んで意外と膨らみます。特に厚手のシートは、元のサイズに畳むのが至難の業であり、収納ケースに入らなくなることもしばしばあります。

比較の際は、展開サイズだけでなく「収納サイズ」も必ず確認してください。積載に余裕がないコンパクトカーやバイクでのキャンプでは、シート一枚のボリュームがパッキングを左右します。ポリエステルやナイロン製のシートは、ポリエチレン製のブルーシートに比べて格段に小さく畳めるため、携帯性を重視するなら素材選びから見直す必要があります。

また、収納袋が最初から付属しているモデルは評価が高いです。泥だらけになったシートをそのまま他のギアと一緒に積むのは抵抗があるものですが、専用の収納袋があれば安心です。袋自体にコンプレッション機能(圧縮機能)がついているタイプもあり、そういった製品はパッキング効率を劇的に高めてくれます。

キャンプは何かと荷物が増えがちです。たかがシート一枚と思わず、収納時の形状や重量を他のギアと比較検討することで、設営・撤収・運搬のすべての工程が楽になります。特にお子様連れのファミリーキャンプでは、少しでも荷物をコンパクトにまとめることが、パパ・ママの疲労軽減に直結することを忘れないでください。

コスパと耐久性の両立

最後に、価格と耐久性のバランス、いわゆるコストパフォーマンスについてです。ブルーシートの最大の魅力は、その安さにあります。数百円で購入できるものから、数千円するブランド品まで幅広いため、どれが「お買い得」なのかを見極める必要があります。結論から言えば、使用頻度が月に1回以上あるなら、少し高くても耐久性のあるモデルを選ぶのが正解です。

安すぎるシートは、一度のキャンプで穴が開いたり、ハトメが外れたりすることがあります。その度に買い替える手間と費用を考えれば、最初から信頼できるメーカーの厚手シートを数千円で買う方が、結果的に安上がりになることが多いのです。特に、ハトメの補強がしっかりしているか、縁の処理がダブルステッチなどで頑丈になされているかは重要なチェックポイントです。

一方で、年に1〜2回しかキャンプに行かない、あるいは汚れたらすぐに捨てたいと考えているなら、割り切って激安のシートを使い捨て感覚で利用するのも一つの戦略です。しかし、昨今の環境意識の高まりを考えると、一つの良い道具を長く使う「ロングライフ」な視点も大切にしたいところです。耐久性が高いシートは、キャンプ以外にもDIYや防災用としても転用可能です。

コスパを測る指標として、「1回あたりの使用コスト」を考えてみましょう。5,000円のシートを10回使うのと、500円のシートを毎回買い換えるのでは、金額は同じですが、満足度や信頼性は全く異なります。自分のキャンプ頻度と、ギアに対する愛着の持ち方を照らし合わせて、納得のいくバランスの製品を選び抜くことが大切です。

ブルーシートをキャンプで長く愛用するコツ

テントより一回り小さく

ブルーシートをテントのグランドシートとして使用する際、最も守るべき鉄則は「テントの底面よりも一回り小さく敷く」ことです。これは非常に重要なポイントで、これを知っているかどうかで雨の日の快適さが180度変わります。なぜ小さくすべきかというと、シートがテントの外にはみ出していると、その部分が雨水をキャッチする受け皿になってしまうからです。

はみ出したシートに落ちた雨水は、テントとシートの隙間に入り込み、逃げ場を失ってテントの底面に水溜りを作ります。これを「プール現象」と呼びますが、この状態になるとテントの防水性能を大幅に超える水圧がかかり、室内に水が染み出してきてしまいます。これを防ぐために、テントの端から5〜10cmほど内側に収まるように、ブルーシートを調整して敷く必要があります。

もし購入したシートがテントより大きい場合は、余った部分を外側に折るのではなく、必ず「内側(地面側)」に折り込んでください。外側に折ってしまうと、折り目に水が溜まって逆効果になるからです。このひと手間を惜しまないだけで、大雨の中でもテントの中をドライに保つことができ、大切なテントを長く清潔に使うことができるようになります。

また、小さく敷くことは見た目の美しさにも寄与します。テントの足元からブルーシートが覗いていると、どうしても生活感が出てしまいますが、内側に隠すことでサイト全体がスッキリとしたプロっぽい仕上がりになります。機能面でもデザイン面でも、「あえて小さく」が正解です。設営の際に、四隅のペグダウンの位置を確認しながら、丁寧に折り込み作業を行うことを習慣にしましょう。

ペグ打ちでの固定方法

ブルーシートを敷く際、ただ地面に置くだけでは不十分です。風が吹けばすぐにめくれ上がりますし、その上で動くたびにシートがズレてストレスになります。そこで重要なのが、ハトメを利用したペグ打ち固定です。しかし、ただ闇雲にペグを打てば良いというわけではありません。シートをピンと張ることで、その性能を最大限に引き出すことができます。

まず、風上側の角からペグを打ち始めます。次に、対角線上の角を引っ張りながらペグを打ち、残りの角も同様に張っていきます。このとき、シートにシワが寄らないように「外側に向かって放射状に」力をかけるのがコツです。シワがあると、そこに湿気が溜まったり、歩いたときに躓いたりする原因になります。ピンと張られたシートは、見た目にも気持ちが良く、水はけも良くなります。

また、使用するペグにもこだわりたいところです。ブルーシートに付属しているようなプラスチック製のペグは、硬い地面ではすぐに折れてしまいます。できればスチール製や鍛造の丈夫なペグを別途用意し、しっかりと地面に固定しましょう。風が強い日は、ハトメに直接ペグを打つのではなく、短いガイドロープやゴムバンドを介して固定すると、風のいなし効果が高まり、ハトメの破損を防ぐことができます。

さらに、地面の状況に応じてペグの打ち方を変えるのもテクニックです。柔らかい砂地や泥濘んでいる場所では、ペグを深く斜めに打ち込むか、大きな石を重石として併用します。シートが地面に密着していることで、下からの冷気や湿気をより効果的に遮断できるため、固定作業は決して妥協せず、丁寧に行うことがキャンプを快適にする秘訣です。

使用後の乾燥と清掃

キャンプから帰った後のメンテナンスが、ブルーシートの寿命を決定づけます。地面に直接敷くブルーシートは、撤収時には必ずと言っていいほど裏面が濡れていたり、泥で汚れていたりします。これをそのまま放置して畳んでしまうと、カビや悪臭の原因になり、次に広げたときに不快な思いをすることになります。最悪の場合、生地のコーティングが剥がれてしまうこともあります。

理想的なのは、撤収作業の最後に、シートを裏返してしばらく日光に当てて乾かすことです。水分が飛ぶだけで、汚れは格段に落ちやすくなります。乾いた後にブラシや乾いたタオルでサッと土を落とすだけで、驚くほど綺麗になります。もし現場で乾かす時間がなければ、大きめのゴミ袋に入れて持ち帰り、帰宅後にベランダや公園などで必ず広げて陰干しをしてください。

しつこい泥汚れや脂汚れが付いた場合は、薄めた中性洗剤を使ってスポンジで優しく洗いましょう。ただし、強くこすりすぎると防水コーティングを傷めてしまうため注意が必要です。洗った後は洗剤をしっかり洗い流し、水分を完全に拭き取ってから乾燥させます。完全に乾いたことを確認してから畳むことが、長持ちさせる最大のポイントです。

また、畳む際もいつも同じ折り目で畳むのではなく、少しずつずらすことで、折り目からの劣化(ひび割れ)を防ぐことができます。ブルーシートは丈夫な道具ですが、扱い方次第で数年持つか、数回でダメになるかが決まります。愛着を持って手入れをすることで、自分だけの使い勝手の良い相棒に育っていくはずです。

予備のロープ活用術

ブルーシートには、グランドシート以外にも多くの活用法があります。その時に役立つのが「予備のロープ(パラコード)」との組み合わせです。例えば、急な雨に見舞われた際、ブルーシートのハトメにロープを通し、木と木の間に張れば、立派な簡易タープに早変わりします。これはブッシュクラフトやサバイバル術でも使われる基本的なテクニックです。

また、サイト内のプライバシーを守るための「陣幕」としても使えます。ポールやロープを使ってシートを垂直に立てれば、隣のサイトからの視線を遮ったり、焚き火の熱を反射させて暖を取るリフレクターにしたりすることも可能です。このような応用が効くのは、ハトメがしっかり付いているブルーシートならではのメリットと言えるでしょう。

ロープワークをいくつか覚えておくと、ブルーシートの活用範囲はさらに広がります。例えば「自在結び」をマスターすれば、ロープのテンションを自由に調節でき、シワのない綺麗なタープを張ることができます。また、ハトメがない場所にロープを固定したい場合は、小石をシートで包んでロープで縛る「小石結び」という技もあります。こうした工夫一つで、安価なシートが高機能なシェルターに変身するのです。

キャンプに行く際は、ブルーシートと一緒に5m程度のロープを4〜6本、常に携行しておくことを強くお勧めします。荷物置き場を急造したり、濡れた服を干す物干し竿の代わりにしたりと、アイディア次第で不便な状況を打破する万能ツールになります。ブルーシートを単なる「敷物」として終わらせず、自由自在に使いこなすことこそ、ベテランキャンパーへの第一歩です。

自分に合ったブルーシートでキャンプを楽しもう

ここまで、「キャンプ ブルーシート」をテーマに、選び方のポイントからおすすめ商品、そして長く使うためのテクニックまで詳しく解説してきました。いかがでしたでしょうか。ただの青いビニールシートだと思っていたものが、実はキャンプの快適さを根底から支える、奥の深い重要なギアであることを感じていただけたなら幸いです。

キャンプにおいて、地面は常に変化します。乾燥した芝生、雨上がりの泥地、ゴツゴツとした岩場。どのような状況下でも、自分と大切なギアを湿気や汚れから守ってくれるブルーシートは、まさにキャンプの「守護神」です。厚手で頼もしい#4000番手のシートを選ぶのも良し、機動力を重視して軽量なブランド品を選ぶのも良し、あるいは無骨なODカラーでサイトを統一するのも良し。正解は、あなたのキャンプスタイルの中にあります。

最後に、最も大切なのは「準備を楽しむこと」です。自分のテントにぴったりのサイズを選び、色を合わせ、使いこなし方をイメージする。そのプロセス自体が、すでにキャンプの一部なのです。今回ご紹介した知識を武器に、ぜひAmazonやメーカー公式サイトを覗いて、納得の一枚を見つけ出してください。

質の高いブルーシートを一枚手に入れるだけで、設営のストレスは減り、夜の眠りは深まり、撤収作業は驚くほど楽になります。それは、より多くの時間を、焚き火を見つめたり、大切な人と語り合ったりする「キャンプの本質的な時間」に割けるようになることを意味しています。どうぞ、お気に入りのブルーシートと共に、素晴らしいアウトドアライフを心ゆくまでお楽しみください。あなたの次のキャンプが、これまでで最高の思い出になることを心から願っています。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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