グランドシートを100均以外で選ぶ基準は?代用に使えるおすすめ7選と長持ちのコツ

キャンプを始めたばかりの頃、多くの方が「グランドシートは100均のブルーシートで代用できるのでは?」と考えます。しかし、地面からの湿気や冷気を防ぎ、大切なテントを保護するためには、専用のシートが持つ性能が不可欠です。今回は、失敗しない選び方の基準から、Amazonで支持される厳選アイテムまで詳しく解説します。

目次

グランドシートを100均以外で選ぶ時の基準

耐水圧の高さを確認

グランドシートを選ぶ上で、最も優先して確認すべきスペックは「耐水圧」です。耐水圧とは、生地がどれだけの水圧に耐えられるかを示す数値であり、キャンプの快適性を左右します。

100均のレジャーシートやブルーシートは、一時的な防水性はありますが、裏側から圧力がかかると水が染み出してくる性質があります。例えば、雨が降った後の湿った地面にテントを設営し、その上で人が寝たり座ったりすると、体重による圧力がシートにかかります。

このとき、耐水圧が低いシートでは、毛細管現象によって湿気がテントの底面まで浸透し、シュラフや荷物を濡らしてしまう原因になります。一般的に、グランドシートには耐水圧1,500mmから2,000mm以上が推奨されます。

この数値があれば、強い雨の日でも地面からの浸水を防ぎ、テント内部をドライに保つことが可能です。さらに、耐水圧が高いほど湿気を遮断する能力も向上するため、結露の軽減にもつながります。長く快適にキャンプを楽しむためには、まずこの数値に注目して製品を比較することが大切です。

収納時の重さとサイズ

キャンプギアを選ぶ際、性能と同じくらい重要なのが「携帯性」です。特に登山やソロキャンプ、ツーリングキャンプを楽しむ方にとって、荷物の重量と嵩張りは最大の懸念事項となります。

専用のグランドシートは、ブルーシートに比べて非常にコンパクトに折り畳めるよう設計されています。薄手のポリエステルやナイロン素材を採用したモデルは、手のひらサイズにまで収納できるものも少なくありません。

一方で、耐久性を重視した厚手のオックスフォード生地などは、安心感がある反面、収納サイズが大きくなり重量も増す傾向にあります。自分のキャンプスタイルが「車での移動がメイン」なのか「公共交通機関やバイクがメイン」なのかを考慮しましょう。

オートキャンプであれば、多少重くても広くて厚みのあるシートの方が安心感を得られます。しかし、ミニマルな装備を目指すのであれば、1グラムでも軽く、ザックの隙間に収まるような超軽量モデルを選ぶのが正解です。収納袋が付属しているか、パッキング時に他のギアを汚さないかも併せて確認しておきましょう。

生地の厚みと耐久性

グランドシートのもう一つの重要な役割は、テントの底面を地面の凹凸や鋭利なものから守ることです。キャンプ場のサイトは必ずしも整地されているわけではなく、砂利や小石、木の枝が散乱していることも珍しくありません。

生地の厚さは「デニール(D)」という単位で表記されることが多く、この数値が大きいほど糸が太く、摩擦や引き裂きに強いことを意味します。例えば、150Dや210Dといった厚手の生地は、地面の突起からテントを保護する力が非常に高いです。

100均のシートは非常に薄いため、一度の設営で小さな穴が開いてしまうことがありますが、専用品は長期間の使用に耐えうる強靭さを備えています。特に岩場や硬い土のサイトを頻繁に利用する場合は、耐久性の高い素材を選ぶことで、結果として高価なテントの寿命を延ばすことにつながります。

ただし、生地が厚くなればなるほど、前述した「重さ」と「収納サイズ」に影響を与えます。耐久性と軽量性のバランスをどこで取るかが、賢いグランドシート選びのポイントと言えるでしょう。

手入れのしやすさ

キャンプから帰宅した後のメンテナンスは、意外と手間がかかる作業です。グランドシートは常に地面と接しているため、土汚れや泥、虫、草などが付着しやすく、最も汚れやすいギアと言えます。

専用のグランドシートの中には、表面に撥水・防汚加工が施されているものが多くあります。これにより、汚れが付着しても水でさっと流すだけで落とせたり、乾いた布で拭き取るだけで綺麗になったりと、手入れの負担を大幅に軽減できます。

また、速乾性に優れている素材であれば、撤収時に湿っていても短時間で乾かすことができ、カビの発生を抑えることが可能です。100均のブルーシートは表面がデコボコしており、隙間に泥が入り込むと掃除が大変ですが、滑らかな質感の専用品はメンテナンス性が抜群です。

さらに、洗濯機で洗えるタイプや、裏表がはっきりしていて汚れを内側に巻き込まない工夫がされているモデルもあります。忙しい現代のキャンパーにとって、この「後片付けの楽さ」は、次のキャンプへのモチベーションを維持する上で見逃せない要素です。

おすすめのグランドシート代用商品7選

【GEERTOP】テントシート 防水 超軽量

非常に軽量でありながら、20Dの両面シリコンコーティング加工が施された本格派シートです。登山やソロキャンプで荷物を極限まで削りたい方に最適な選択肢となります。

項目商品名GEERTOP テントシート 防水 超軽量
価格帯約1,500円〜2,500円
特徴超軽量で引き裂きに強いシリコンコーティング生地
公式サイト公式サイトはこちら

【Farfly】グランドシート オックスフォード

厚手の420Dオックスフォード生地を採用しており、耐久性と防水性に優れたコストパフォーマンスの高いモデルです。砂利サイトなど過酷な環境でも安心して使用できます。

項目商品名Farfly グランドシート オックスフォード
価格帯約1,200円〜2,000円
特徴摩耗に強い厚手生地と高い防水性能

【キャプテンスタッグ】テントグランドシート

日本のアウトドアブランドの老舗が展開する、各テントサイズに合わせた専用設計のシートです。ポリエチレン製で汚れに強く、ラフに扱えるのが魅力です。

項目商品名キャプテンスタッグ テントグランドシート
価格帯約1,500円〜4,000円
特徴テントサイズにぴったりの豊富なバリエーション
公式サイト公式サイトはこちら

【DOD】グランドシート 2人用サイズ

厚手のポリエステル生地にPUコーティングを施し、耐水圧5,000mmという驚異の数値を誇ります。汚れが目立ちにくいカラー展開もキャンパーから支持されています。

項目商品名DOD グランドシート 2人用サイズ
価格帯約2,500円〜3,500円
特徴耐水圧5,000mmの圧倒的な防水スペック
公式サイト公式サイトはこちら

【TRIWONDA】マルチグランドシート

ハトメが多めに設置されており、グランドシートとしてだけでなく、タープや目隠しとしても活用できる汎用性の高さが特徴のマルチシートです。

項目商品名TRIWONDA マルチグランドシート
価格帯約1,000円〜2,000円
特徴多目的に使えるハトメ配置と高い防水性

【ロゴス】防水たためるグランドシート

裏面にPVCコーティングを施しており、地面からの浸水を強力にシャットアウトします。四隅を立ち上げて縁を作れるため、砂や泥の侵入を防げる独創的なモデルです。

項目商品名ロゴス 防水たためるグランドシート
価格帯約3,000円〜5,000円
特徴浸水と砂の侵入をダブルで防ぐ特殊構造
公式サイト公式サイトはこちら

【Azarxis】テントシート 防水タープ

非常にコンパクトに収納でき、ソロキャンパーに人気の高い軽量シートです。耐水圧3,000mmを備え、天候が不安定な山のキャンプでも頼りになります。

項目商品名Azarxis テントシート 防水タープ
価格帯約1,500円〜2,500円
特徴3,000mmの耐水圧と優れた携帯性
公式サイト公式サイトはこちら

代用品を比較する際に注目すべきポイント

防水性能の数値比較

おすすめの商品を比較する際、まず目を向けるべきは「耐水圧」の数値です。同じ価格帯の商品であっても、耐水圧1,500mmのものから5,000mmを超えるものまで大きな差があります。

晴天時のデイキャンプや芝生サイトでの使用がメインであれば、1,500mm程度の標準的なスペックで十分対応可能です。しかし、宿泊を伴うキャンプや、山の天候変化が予想される場合は、3,000mm以上のモデルを選んでおくと安心感が違います。

耐水圧が高いということは、それだけ生地のコーティングがしっかりしている証拠でもあります。また、裏面のコーティング素材(PUコーティングやシリコンコーティングなど)によっても防水の持続力が異なるため、数値だけでなく加工方法にも注目しましょう。

対応するテントサイズ

グランドシートは、使用するテントの底面サイズよりも「わずかに小さい」ものを選ぶのが鉄則です。シートがテントからはみ出していると、雨が降った際にシートの上に水が溜まり、逆にテント内に浸水してしまう「逆効果」を招くからです。

おすすめ商品の多くは複数のサイズ展開をしているため、自分のテントのサイズ(例えば210cm×130cmなど)を正確に把握し、それより各辺10cm程度小さいシートを選びましょう。

専用設計品であれば迷うことはありませんが、代用品やマルチシートを選ぶ場合は、このサイズ調整が非常に重要になります。大きすぎる場合は折り畳んで使用することも可能ですが、最初からジャストサイズを選ぶことで、設営の手間を減らし見た目も美しく仕上がります。

ハトメの有無と位置

グランドシートの四隅や辺の途中に「ハトメ(穴)」があるかどうかも、比較の重要なポイントになります。ハトメがあれば、ペグで地面に固定することができるため、強風時にシートがめくれたりズレたりするのを防げます。

特にテントを設営する際、先にグランドシートを固定しておけると、その後の作業が非常にスムーズになります。また、ハトメの位置や数が豊富なモデルであれば、ポールやロープを組み合わせて簡易的なタープとして活用することも可能です。

サブの用途として日除けや荷物置き場としても使いたいと考えている方は、ハトメの補強がしっかりされているか、位置が使いやすいかを確認しましょう。100均のシートはハトメが外れやすいものが多いですが、専用品は負荷がかかる部分が二重に補強されているなど、作りの違いが顕著に現れます。

コストパフォーマンス

最後に考慮すべきは、価格と性能のバランス、すなわちコストパフォーマンスです。100均のシートは110円(税込)で手に入りますが、数回の使用で買い替えが必要になる場合が多く、ゴミも増えてしまいます。

一方で、2,000円前後の専用グランドシートは、高い防水性と耐久性を備えており、数年にわたって使い続けることが可能です。長期的な視点で見れば、1回あたりの使用コストは専用品の方が安くなることも少なくありません。

また、高価なテントが浸水や破損によってダメージを受けるリスクを考えれば、数千円の投資でそのリスクを大幅に軽減できるのは非常に賢い選択と言えます。自分の予算の中で、最も「耐水圧」と「生地の厚さ」のバランスが良いものを見極めることが、満足度の高い買い物につながります。

グランドシートを長く愛用するための注意点

使用後の乾燥と清掃

グランドシートを長持ちさせるための最も重要なステップは、使用後のケアです。キャンプ場での撤収時、地面と接していた面には必ず水分や土汚れが付着しています。

これをそのまま放置してバッグに詰め込み、自宅で放置してしまうと、カビの発生や生地のコーティング劣化(加水分解)を早める原因になります。撤収時に余裕があれば、現地で裏返して太陽光に当て、完全に乾燥させてから収納するのが理想的です。

帰宅後も、もし湿っていると感じたら、ベランダなどで陰干しをして水分を完全に取り除きましょう。汚れがひどい場合は、濡れた布で拭き取るか、水洗いをしてください。ただし、洗剤の使用は撥水コーティングを傷める可能性があるため、基本的には水洗いで十分です。このひと手間で、シートの寿命は劇的に延びます。

尖った石の除去

グランドシートを敷く前の「サイトチェック」も、製品を傷めないための大切なマナーです。設営場所が決まったら、まず地面をよく観察し、尖った石や硬い木の枝、松ぼっくりなどを取り除きましょう。

いくら耐久性の高いオックスフォード生地であっても、その上で人が動けば、尖ったものとの摩擦で生地が薄くなったり、最悪の場合は貫通したりしてしまいます。100均の代用品であれば「使い捨て」と割り切れますが、お気に入りの専用シートを長く使いたいのであれば、事前の整地は欠かせません。

整地を行うことは、シートを守るだけでなく、就寝時の背中の不快感を解消し、テント本体の底面を保護することにも直結します。キャンプを開始する前の数分間のルーチンとして、丁寧なサイトチェックを心がけてください。

適切な折り畳み方

意外と知られていないのが、折り畳み方によるダメージです。毎回同じ場所でキッチリと折り畳んでいると、その折り目の部分だけに負荷がかかり、コーティングが割れたり生地が弱くなったりすることがあります。

「折り癖」がついた場所から防水性能が低下していくケースも多いため、時々折り方を変えるか、あるいは少しルーズに丸めるように収納するのがコツです。特に、長期間保管する場合は、あまりにきつく圧縮しすぎないように注意しましょう。

また、ハトメなどの硬いパーツが生地を傷つけないよう、内側に巻き込むように畳む工夫も有効です。正しい収納を心がけることで、生地の変色や劣化を防ぎ、いつでも新品に近い状態で次のキャンプに持ち出すことができます。

定期的な撥水確認

グランドシートは消耗品という側面もあります。長く使っていると、表面の撥水効果が徐々に低下してきます。水が玉のように弾かれず、生地に染み込むようになってきたら、メンテナンスのサインです。

定期的(シーズンに一度など)に、市販の撥水スプレーを塗布することで、防水性能を維持することができます。また、裏面のPUコーティングが剥がれてきていないか、縫い目のシームテープが浮いていないかも併せてチェックしましょう。

もし小さな穴が見つかった場合は、アウトドア用の補修テープを貼ることで、浸水を防ぎ使い続けることが可能です。異変に早く気づき、適切な処置を行うことで、一つのギアを何年も使い倒す愛着が生まれます。道具を育てる感覚で、定期的なチェックを楽しんでみてください。

自分に合うグランドシートで快適なキャンプを

ここまで「グランドシート 代用 100均」をキーワードに、選び方の基準からおすすめの商品、メンテナンスのコツまで詳しくお伝えしてきました。100均のシートは手軽でコストもかかりませんが、キャンプの夜を支える安定感や、大切なテントを守る信頼性という点では、やはり専用の製品に軍配が上がります。

今回ご紹介した7つのアイテムは、どれも多くのキャンパーから高く評価されている「間違いのない」選択肢です。自分のテントサイズや、優先したいポイント(軽さ、丈夫さ、防水性)を照らし合わせれば、あなたにとって最適な一枚が必ず見つかるはずです。

グランドシートは、一見地味な存在かもしれません。しかし、地面からの湿気を遮断し、冷気を防ぎ、テントを清潔に保つというその役割は、キャンプの「快眠」と「撤収の楽さ」に直結しています。質の高いシートを一枚手に入れるだけで、翌朝のテント内の空気感や、後片付けの手間が驚くほど変わることを実感できるでしょう。

キャンプは自然と対峙する遊びだからこそ、足元を固めることが快適さへの近道です。この記事を参考に、100均からのステップアップとして、自分にぴったりのグランドシートを選んでみてください。これからのキャンプライフが、より豊かで快適なものになることを心から願っています。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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