ホームセンターで買える煙突ガードの選び方!安全対策に必須のアイテムと代用品のコツ

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煙突ガードをホームセンターで選ぶなら、まず押さえる安全ポイント

2026年、冬キャンプやカヤック遠征での薪ストーブ利用は定番の楽しみとなりましたが、一歩間違えれば火災や火傷のリスクを伴います。特にテントから煙突を出す際に必須となる「煙突ガード」は、市販の専用品だけでなく、ホームセンターで手に入る部材を賢く活用することで、コストを抑えつつ高い安全性を確保できます。ただし、代用品を選ぶには正しい知識が不可欠。まずは何を優先すべきか、その安全基準を整理しましょう。

何を守る道具かの整理

煙突ガードの役割は、大きく分けて二つあります。一つは「テントの幕体(生地)を熱から守ること」、もう一つは「人やペットの接触による火傷を防ぐこと」です。薪ストーブが燃焼している最中、煙突の表面温度は数百℃に達します。もしガードがなければ、テントのポリエステル生地は一瞬で溶け、コットン生地でも炭化して発火する恐れがあります。

また、狭いテント内やカヌーのベースキャンプでの共同生活では、無意識に煙突に触れてしまうリスクが常に付きまといます。煙突ガードは、熱源と可燃物、あるいは人体との間に「物理的な距離」と「空気の断熱層」を作るための防壁です。自分が使っているストーブの出力や、テントの素材、そして周囲に子供やペットがいるかどうかを考慮し、どの程度の「強固なガード」が必要なのかをまず明確にしましょう。

2026年現在の安全基準では、単なる目隠しではなく、熱を遮断する「遮熱性」と、万が一接触しても倒れない「安定性」が重視されています。ホームセンターで部材を探す際も、この二つの目的を常に念頭に置くことで、見かけ倒しの装備にならない、実戦で機能するガードを作り上げることが可能になります。

取り付け場所とサイズ確認

煙突ガードを選ぶ、あるいは自作する前に、最も重要なのが「正確な計測」です。まずは自分の薪ストーブの煙突直径を確認しましょう。一般的には60mm、80mm、100mm、あるいはホンマ製作所などの106mm規格が主流ですが、これに適合しないガードを選んでしまうと、ガタつきが生じて転倒の原因になったり、逆にキツすぎて装着できなかったりします。

次に、テントの煙突ポート(出し口)から、どの程度の範囲をカバーすべきかを確認します。幕体に触れる部分だけでなく、そこから上下15〜20cm程度はガードで覆われているのが理想的です。カヌーキャンプなどで使う小型のテントであれば、煙突の立ち上がり自体が短いため、ガードの全長が長すぎるとバランスを崩すこともあります。

ホームセンターの資材売り場には、様々な太さの円筒状メッシュやパンチングメタルがありますが、これらを組み合わせる際も「内径と外径の差」を計算に入れなければなりません。煙突とガードの間に、少なくとも3cm以上の空気層を確保できるサイズを選ぶことが、断熱効果を最大化するコツです。メジャーを持参し、展示されている薪ストーブ本体や煙突パーツと照らし合わせながら、ジャストサイズを見極めましょう。

火の粉・高温・接触リスクの見極め

安全対策において、煙突ガードそのものの熱対策に加え、「火の粉」のリスクも無視できません。煙突の先端から飛び出した火の粉がテントに穴を開けたり、周囲の枯れ草に引火したりする事故は後を絶ちません。そのため、煙突ガードと併せて、煙突先端に取り付ける「スパークアレスター(火の粉止め)」の導入もセットで考える必要があります。

また、ガード自体の「高温化」にも注意が必要です。金属製のガードを煙突に密着させてしまうと、熱伝導によってガード自体が熱くなり、結局テントを傷めてしまうことがあります。ガードを固定するボルトやワイヤーには耐熱性の高い素材を選び、できるだけ煙突本体との接触ポイントを減らす工夫が求められます。

接触リスクについても、テント内での動線をシミュレーションしましょう。例えば、カヌーのパドルやライフジャケットをテント内で干す際、それらが風に煽られて煙突ガードに触れる可能性はないか。そうした事態を想定し、ガードの網目は細かすぎず(熱がこもらないよう)、かつ指が入らない程度の適切なサイズ感であるかを見極める必要があります。2026年のアウトドアシーンでは、こうした「最悪の事態」を想定した多重の安全策がスタンダードとなっています。

ホームセンターで揃う範囲の把握

多くのホームセンターでは、建築資材や空調設備、あるいはキッチン用品のコーナーに、煙突ガードに流用できる宝の山が眠っています。例えば、ステンレス製の円筒形水切りカゴ、傘立て、あるいは工事用のメッシュパイプなどは、その形状から煙突ガードのベースとして非常に優秀です。特に「ホンマ製作所」などの薪ストーブ関連商品を取り扱っている店舗であれば、専用の煙突ガードや断熱材を直接手に取って確認できます。

しかし、注意したいのは「専用品ではない代用品」の材質です。メッキ加工が施された安価なスチール材は、薪ストーブの高温にさらされると有害なガスを発生させたり、急激に劣化してサビたりすることがあります。ホームセンターで選ぶなら、耐食性と耐熱性に優れた「ステンレス製(SUS304など)」を優先的に探しましょう。

また、ガードを自作するためのボルト、ナット、耐熱ワイヤー、そして煙突を支えるための自在金具やワイヤーロープもホームセンターの得意分野です。専用品を通販で買うのも手ですが、ホームセンターなら実際に煙突の径と合わせてフィット感を確認できるため、失敗が少ないという大きなメリットがあります。店内の「金物コーナー」と「空調資材コーナー」を往復し、想像力を働かせて自分だけの最強のガードを組み上げましょう。


これがあると安心|煙突ガードまわりのおすすめ商品リスト

煙突ガード単体だけでなく、その周辺を固めるアイテムを揃えることで、薪ストーブの安全性は飛躍的に向上します。ホームセンターの各売り場で見つけやすい、あるいは併せて検討したい2026年最新の周辺装備リストを紹介します。

柵タイプのストーブガード(近づき防止)

テント内での火傷を物理的に防ぐ最強の手段は、ストーブ本体と煙突をぐるりと囲う「柵」です。ホームセンターのペット用品コーナーにあるケージのパネルや、園芸用のワイヤーフェンスを連結させることで、簡易的なストーブガードが作れます。これは煙突に直接付けるガードとは異なり、そもそも熱源に近づかせないための境界線です。

特に小さい子供や犬を連れたキャンプでは、煙突ガードだけでは不十分な場合があります。軽量で折りたたみ可能なフェンスを選べば、カヌーへの積載も苦になりません。柵自体の安定性を高めるために、ペグで地面に固定できるタイプを選ぶのがコツです。熱源からの距離を一定に保つことで、衣類が触れて溶けるといった事故も未然に防げます。

煙突用スパークアレスター(火の粉対策)

煙突の最先端に取り付けるスパークアレスターは、火の粉の飛散を抑えるフィルターの役割を果たします。ホームセンターの空調・換気扇コーナーにあるベントキャップや、ステンレス製の細かなメッシュ網を加工して自作することも可能です。2026年の最新モデルでは、煙の排出を妨げずに火の粉だけをキャッチする高密度メッシュが主流となっています。

火の粉対策はテントを守るだけでなく、フィールド全体の火災予防という観点でも極めて重要です。スパークアレスターを装着することで、煙突から勢いよく火柱が上がるのを防ぐ効果もあります。ただし、メッシュが細かすぎるとススが詰まって「逆流」の原因になるため、定期的なブラシ清掃ができるよう、取り外しが簡単な取り付け方を工夫しましょう。

断熱二重煙突・断熱パーツ(熱の集中を減らす)

煙突がテントの幕体を通る部分に、あらかじめ二重構造になった煙突パーツを使用する方法です。外筒と内筒の間に空気層、あるいは断熱材(ロックウール等)が入っているため、外側の温度が上がりにくくなっています。ホームセンターの煙突コーナーに在庫がある場合は、ぜひ検討したい「最強のガード」です。

もし二重煙突が手に入らない場合は、ホームセンターで売られている「ロックウールボード」や「セラミックファイバー」の断熱材を煙突に巻き、その上からメッシュのガードを被せることで、同様の断熱効果を得られます。この際、断熱材をワイヤーでしっかり固定し、ズレ落ちないようにするのがポイントです。熱の集中を分散させることで、テントへのダメージを最小限に抑えられます。

耐熱シート・焚き火シート(床の焦げ防止)

煙突ガードを完璧にしても、ストーブ本体からの輻射熱や、煙突のジョイント部分から落ちるわずかなススで地面が焦げるリスクがあります。これを防ぐのが耐熱シート(スパッタシート)です。ホームセンターの溶接資材コーナーやキャンプ用品売り場に必ず置いてあります。

ガラス繊維などで作られたシートをストーブの下だけでなく、煙突の立ち上がり部分の下まで広く敷くことで、火災リスクを大幅に下げることができます。2026年のマナーとして「地面を焼かない」ことはキャンパーの常識です。厚手で、万が一炭が落ちても貫通しない品質のものを選びましょう。ハトメ付きならペグダウンできるため、風でめくれ上がる心配もありません。

遮熱板・耐熱ボード(壁や近接部の熱対策)

煙突がテントの壁面に近い場合、あるいは室内に設置する場合に欠かせないのが遮熱板です。ホームセンターで売られているアルミ板やガルバリウム鋼板、あるいはケイ酸カルシウム板(ケイカル板)を、煙突と壁の間に立てかけます。

ポイントは、遮熱板を壁に密着させず、2〜3cmの空気層を設けて設置することです。これにより、熱が板に伝わっても空気が逃がしてくれるため、背後の壁が高温になるのを防げます。自作する場合は、L字金具などを脚にして自立するように加工すると使い勝手が向上します。軽量なアルミ板なら、カヌーのツアーでもパッキングの隙間に差し込んで運べるため非常に便利です。

煙突トップ(雨よけ・逆流対策)

煙突の先端を守る煙突トップは、雨の侵入を防ぐだけでなく、風による煙の逆流(ダウンドラフト)を防止する役割があります。ホームセンターの煙突コーナーには、H笠や陣笠などの種類が並んでいます。雨が入るとストーブ内部が錆びる原因になるため、適切なトップの選択は必須です。

ガードとの兼ね合いでは、トップ部分にワイヤー固定用のリングがついているものを選ぶと、煙突全体を風から守るためのガイロープを張る際に役立ちます。煙突がガードごと風で煽られてテントを倒してしまう事故を防ぐためにも、先端部分でのしっかりとした固定は安全管理の要となります。

煙突温度計(過熱の見える化)

安全な運用のための「目」となるのが煙突温度計です。磁石で煙突にペタッと貼るタイプが一般的で、ホームセンターの薪ストーブコーナーや通販で手に入ります。煙突内部の温度が上がりすぎている(オーバーヒート)状態か、あるいは低すぎてススが溜まりやすい状態(クレオソートの蓄積)かを一目で判断できます。

「ガードをしているから大丈夫」と過信せず、温度計で燃焼状態を監視することで、異常な高温になる前に薪の量を調整できます。特に、煙突ガードに触れている部分が熱くなりすぎていないかを予測するためにも、温度計による「数値の把握」は2026年のスマートな薪ストーブライフには欠かせない習慣です。


失敗しない買い方|ホームセンターでの見分け方と代用品の考え方

ホームセンターの広い店内から、正しいパーツを選び出すにはコツがあります。専用品ではないものを「ガード」として転用する際の、具体的なチェックポイントを解説します。

直径・規格の合わせ方

ホームセンターで最も多い失敗は「径が合わない」ことです。日本のホームセンターで在庫が多いのは、ホンマ製作所などの106mm径、あるいは一部の100mm径です。海外製のキャンプ用薪ストーブに多い60mmや80mm径の煙突を使っている場合、一般的な棚の在庫パーツでは大きすぎて、固定に苦労することがあります。

代用品を探す際は、必ず自分の煙突の外径をメモし、それに対して「指一本分以上の隙間」が確保できる内径の円筒を探しましょう。例えば、60mmの煙突なら、内径90mm〜100mm程度のメッシュ筒が最適です。もし大きすぎる場合は、ステンレス製のホースクランプや長ネジを複数使い、煙突とガードの間隔を一定に保つ「アジャスター」として機能させるテクニックが有効です。

材質と耐熱の目安

「安ければ何でもいい」という考えは、煙突周りでは非常に危険です。特に注意したいのが、亜鉛メッキ(トタン)や樹脂コーティングが施された金網です。これらは熱に弱く、高温でメッキが剥がれたり、溶けたり、最悪の場合は有害な煙を発生させたりします。

選ぶべきは「ステンレス製」一択です。中でも「SUS304」という表記があるものは耐食性・耐熱性に優れ、長期間の使用でもボロボロになりにくいです。アルミ製は軽量でカヌー向きですが、煙突直近の超高温部(300℃超)では強度が落ちたり溶けたりする可能性があるため、設置場所を選びます。ホームセンターの資材タグを確認し、耐熱温度や材質をしっかり見極めることが、将来の買い直しや事故を防ぐ最短ルートです。

固定方法とメンテのしやすさ

どんなに優れたガードも、しっかり固定できなければ意味がありません。ホームセンターの配管資材コーナーにある「ステンレスホースバンド」は、煙突ガードを固定するための最強の味方です。プラスドライバー一本で締め付けられ、熱による膨張・収縮にも追従してくれます。

また、シーズンの終わりや、カヌーでの連泊キャンプ中など、スス掃除のためにガードを外す場面は必ず訪れます。針金でガチガチに縛ってしまうとメンテナンスが億劫になるため、蝶ネジやワンタッチクランプなど、工具なし、あるいは最小限の道具で着脱できる仕組みを考えましょう。ホームセンターのネジ売り場で、実物を触りながら「これなら現場で凍えた手でも外せるか?」を想像してみるのが、失敗しない選び方のコツです。

見つからない時の探し方と代用の注意点

どうしても専用の円筒メッシュが見つからない場合、ホームセンターの他の売り場に目を向けてみましょう。例えば「ステンレス製の傘立て」や「背の高いゴミ箱(ワイヤーメッシュ製)」、あるいは「換気ダクト用の伸縮アルミパイプ(一部用途限定)」などが代用品として有名です。

ただし、代用品を使う際の注意点は「空気の逃げ道」です。完全に穴のない板状の筒だと、内部に熱がこもりすぎて煙突を痛めたり、ガード自体の表面温度が上がりすぎたりします。メッシュ状でないものを使う場合は、電動ドリルなどで多数の放熱穴を開ける加工が必要になるかもしれません。また、底が閉じているものは必ず切り落とし、煙突が貫通する構造に改造する必要があります。「そのまま使えるか」ではなく「どう改造して安全にするか」の視点で探すのが、ホームセンター活用の醍醐味です。


煙突ガードをホームセンターで買う前に確認したいことまとめ

ホームセンターをフル活用して、安全でスタイリッシュな煙突ガードを揃えるためのポイントをおさらいしましょう。

  • 「ステンレス製」を優先: 耐熱・耐久性で妥協しないことが、結局は一番の近道。
  • 正確な「径」と「空気層」: 自分の煙突サイズを把握し、十分な断熱空間を確保する。
  • 周辺装備とのセット運用: スパークアレスターや耐熱シートも併せて検討する。
  • メンテナンス性を考慮: 着脱が簡単で、スス掃除を邪魔しない構造を目指す。

2026年、薪ストーブの暖かさは冬のアウトドアを格別に豊かにしてくれます。ホームセンターという身近な「資材の宝庫」を味方につけ、自分自身の知恵と工夫を詰め込んだ煙突ガードを完成させてください。安全対策が完璧であればあるほど、炎の揺らぎを眺める心はより穏やかで満たされたものになるはずです。

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この記事を書いた人

休日は川や湖でのんびりカヌーを楽しむのが大好きなアウトドア女子です。自然の中で過ごす時間が心地よく、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、記事を書き始めました。
これから「カヌーやキャンプをやってみたい!」と思った方が、一歩踏み出すきっかけになるような記事をお届けしていきます。

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